連休最終日の21日。この日も鳥海山に登る予定であった。
しかし吹浦に着くと山に雲がかかり、景色が見えない中での登山となりそうだったので、日本海名物の岩ガキを食べてから別な山を目指す事にした。
そこでマスさんが未だ登っていない神室連峰の杢蔵山へ車を走らせた。

【 7/21 杢蔵山(1027m) 山形・神室連峰 】
登山口駐車場~一の滝~三の滝~二股~前杢蔵~水場~稜線~杢蔵山~水場~杢蔵山荘~三角山~林道経由:登山口駐車場

写真は三角山付近から眺めた杢蔵山。 
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杢蔵山(もくぞうさん)とは変わった名前であるが、元々は木葛山(もくかつさん)と呼ばれていたらしい。
西麓にある新庄市は葛麓と言う別名があり、木葛山の裾野に位置すると言う意味である。

新庄市から東側を望むと杢蔵山が大きく視界に入る。
右手のテレビ電波塔が乱立する三角山が目立つが、それと峰続きの平頂の山が杢蔵山だ。
標高は1000m足らずの低山の域を越えない山であるが、豪雪地帯に位置する故に雪蝕地形が顕著で、偏東積雪による非対称の頂稜を持っている。

アプローチは非常に良く、新庄市から山屋集落を経て山屋キャンプ場まで車を走らせれば直ぐに登山口の駐車場に着く。

日本海から移動したので登山口に着いたときは午前11時を過ぎていた。
しかし2時間半程度で登れる山なので焦りはない。

駐車場には6台の車が駐車していた。
一の滝コースから登り、三角山から林道を下ってくるのが毎度のコースである。

戸前川を渡ると直ぐに渓流遊歩道が右手に分かれる。
この道は遊歩道とはとても言い難い悪路なので立ち入らない方が賢明である。

杉の美林を登って行くが、咲いている花はヤマブキショウマが圧倒的に多かった。
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久しぶりにナンテンハギの花を見つけた。
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鳥海山麓は雲っていたが、最上地方は晴れのエリアに入っている。
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沢音が豪快に聞こえてくると一の滝の上にある不動明王に着く。
この手前に滝まで降りる道があるので、時間がある時には立ち寄りたい。
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単調な道であるが、エゾアジサイが咲いていた。
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三の滝が見える。滝の規模は小さい。
登山道に沿った沢なので、軽く沢登りに興じても面白そうである。
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やがて沢の二股に出る。
杢蔵山へは右俣をつめる。
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今までほとんど緩登が続いていたが、この地点から一気に傾斜が増してくる。
再び沢に近づいたところは、すでに戸前川の源頭に近い。
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ここから七曲り坂、心臓破りの坂と急登が続く。
ブナの森の中でマスさんお手製のお饅頭をいただいた。
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木々が急に灌木になったと思ったらいきなり稜線に飛び出す。
そこを左折すると杢蔵山荘は目の前。

山荘に寄らないで展望が開けた前杢蔵のピークに立ち寄る。
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青い空に積雲が浮かぶ
日差しがある時は非常に暑い。
葉山と月山は雲に覆われて見えない。
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北東側に杢蔵山が見えている。
前杢蔵から30分程度の時間で登れる。
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南側を見ると甑岳と蔵王連峰の瀧山が霞んで見えていた。
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山荘の水場は冷たい湧き水が取れる。
今は金杢水などと言う名前が付いたようだ。
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ブナの森を登って行くと、急に笹原に飛び出す。
ここはヤマルリトラノオの群生地となっているが、現在は咲きはじめで、あと1週間後に見ごろとなるであろう。

頂稜に出ると東側の展望が一気に開ける。
東側は非対称山稜になっていて切れ落ちているので、歩くのに注意が必要だ。
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途中ヤマルリトラノオが咲いていた。
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小さなコブを越えるとようやく山頂が見えてきた
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ひと登りで展望の良い山頂に到着。
意外に狭い山頂は10名も休んだら座るところが無くなってしまいそうである。
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曲沢を隔てて八森山が大きい。
神室連峰では火打岳と神室山が見えていた。
小又山は火打に隠れて見えない。
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その右奥には虎毛山の姿が見えている。
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南東には翁山が目立つ。
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午後1時を過ぎていて腹が減っていたが、マスさんお手製のサンドイッチを食べて一息ついた。
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夏山の使者とも言える夥しいトンボの群れが飛び回っている。
ブユを食べてくれる頼もしい存在である。
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単独の男性が山頂に着いたのを見計らって下山にかかる。
展望のよい痩せ尾根を歩くのは爽快である。
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山頂西側の笹原のところから三角山を望む
眼下に新庄市街地が見えている。
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タテヤマウツボグサが僅かに咲き残っていた。
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手入れが行き届いた杢蔵山荘
新庄・自然を愛する会が天塩にかけた質素で清潔な山小屋である。
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昔は軍馬の牧場だったと言われる場所を歩いて三角山を目指す
 
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テレビ塔が林立する三角山は、一部の施設で工事が入っていた。
それ故に林道は車両に踏まれて歩きやすくなっていた。

山頂付近で咲きはじめだったヤマルリトラノオは、三角山の南斜面では見事に咲いていた。
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薄い青紫色の清楚な花である。
紫が濃く、葉っぱが丈夫な感じのクガイソウに比べて、こちらは柔らかい印象を持つ花だ。
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ウツボグサが群生しているところもあった。
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長い林道の下りであるが、途中に銀杢水と書かれた水場もあり、話をしながら降りていったら楽であった。
足場の悪いところが多い一の滝コースを下るより、林道を下ったほうが危険性は低い。

この日、鳥海山に登った方々をネット情報で調べてみたら、午前中はガスが去来し、展望はほとんど利かない状況であったらしい。
ニッコウキスゲなどの花は満開のようだったが、開放的な景色が広がる杢蔵山に河岸を変えて正解であった。


今回はGPSは持参しませんでした。


動画です。