月曜日は古い山仲間お二人(T山さんとGOさん)と久しぶりに山に行ってきた。
この面子で登るのは記憶にないくらい過去の話で、どの山に登るか少し悩んだが、晩夏の今の時期でも花の多い焼石岳を選んだ。
【 8/25 焼石岳(1548m) 岩手・焼石連峰 】
中沼コース登山口~中沼~上沼~ツブ沼分岐~銀明水~姥石平~泉水沼~焼石岳~焼石神社~東焼石岳分岐~姥石平(以降は往路を戻る)
朝4時に仙台を出発。空いている東北道を順調に走行し、胆沢ダムの建設で様相が大きく変わった中沼コースの林道入り口に着く。
宮城・岩手内陸地震で対岸の山が大きく崩れてしまい、それに従って林道の取り付き道路も変更された。
以前は荒れたダートだった林道も、現在は走行しやすく、短時間で中沼コース登山口の駐車場に着いた。
朝6時だが既に4台の車が駐車している。
カラマツ林を登り、ブナがでてくる頃に中沼に着く。
湖畔は冷たい風が吹き抜けている。


沼の西側の湿原にはオクトリカブトが群生していた。

この花が咲くと夏の終わりを感じる。

小沢沿いに登って行くとブナの林床にチチタケが生えていた。

ミツガシワの群生する上沼の奥に晴れていれば横岳が見えるが、上部は厚い雲に覆われて見えない。

ここから木道歩きが暫し続くが、木道が一部破損しているため、足元を確認しながら登らないと危ない。
しかし道沿いにオゼミズギクの花が多く咲いていて、思わず立ち止まって見入ってしまう。

トモエシオガマでここまで丸く花びらが並んでいるのは珍しいかも。

チョウジギクは形が変わっていて面白い。

時折出てくる湿原にはトウゲブキが沢山咲いている。
後方の獅子ヶ鼻岳が雲を払って顔を出してきた。

歩きはじめてから2時間後に焼石連峰随一の水場:銀明水に着く。
岩間から湧き出している水の手を付けるとかじかむほど冷たい。

銀明水付近は遅くまで残雪が残る場所で、リュウキンカやシナノキンバイの花が咲いていた。

ミヤマシシウドの群生地の背後に銀明水避難小屋が見えている。

今まで何度も登っていて、今回初めて横岳に行く道の分岐が分かった。
晴れていれば横岳経由で銀明水に下っても面白そうだ。
7月頃まで雪渓歩きが出来る斜面の雪はここまで小さくなった。

本来は6月に咲くヒオウギアヤメがこの晩夏の時期に見ごろを迎えている。

雪が無くなった斜面はトウゲブキやリュウキンカが一面に咲いていた。


イワイチョウの数も多い。

シロバナトウウチソウは残り花が少し見られた。

小さな沢を渡るところでミヤマダイモンジソウが見られた。
足場が悪いので撮影に苦労する。

7月初旬は山に行けなかったので、今年は見られないと思っていたオニシモツケがここでやっと見られた。

ゴマナは見栄えは余り良くないキク科の花だが、アップで撮影すると菊の花束のように見えてくる。

姥石平に出るまでにガスの中に入ってしまった。
おまけに強風が吹きつけてきて雨具を着ないと寒くていられない。
この日はこのまま展望は一切ないと諦めていたら、雲が流されて一瞬だけ横岳の稜線が見えた。

泉水沼のベンチに腰掛けて休憩する。
沼の畔はミヤマアキノキリンソウが花盛りであった。

横岳の鞍部から急な斜面を焼石岳目指して登る。
ミネウスユキソウが咲いている。

この時期の風衝地の花の主役はウメバチソウだった。

ガスで何にも見えない焼石岳山頂。
寒くて休めるところではないので、写真を撮っただけで北側の焼石神社を目指して下り始めた。

巨岩が累々とした場所で一瞬だけ前方の視界が開ける。

横林道の分岐から右折して小さな湿原を通る。
タチギボウシとハクサンフウロが群生していた。

灌木帯を登っていくと焼石岳と東焼石岳鞍部の湿原に出る。
少量であるがイワショウブが咲いていた。

キンコウカの残り花。
周辺は少しだけ草紅葉が始まっていた。

東焼石岳分岐付近はお盆の頃にはトウゲブキとハクサンフウロの大群落が見事であるが、今は枯れた花がらを見てその景観を想像するのみである。

姥石平に近づくと再び横岳が姿を現してきた。

しかし焼石岳本峰はほんの一瞬だけ頭を見せてくれたのみ。
下山して麓から眺めても本峰だけずっと雲がかかっていた。

オヤマリンドウがところどころで密生して咲いている。

姥石平の標識のところで休憩し、後は往路を返すだけ。
銀明水で昼食をとり長休みした。
この名水を沸かして飲んだコーヒーが旨かった。
往路では気が付かなかった花を眺め、写真を撮りながら下る。
オニシオガマとオゼミズギクのコラボ。

上沼まで下ってくると朝方見えなかった横岳がはっきりと見えていた。

中沼で最後の休憩。
天気に恵まれない山だったが、ここまで見えれば御の字である。

駐車場に戻ると、登山口の標識のそばにキツリフネが可憐に咲いていた。

景色はほとんど見えなかったが、沢山の花が咲いていたのは流石に花の名山と思った。
帰りはひめかゆの湯に入って汗を流し、前沢でラーメンを食べて東北道に乗った。
久々に昔の山仲間と登れて楽しいひと時であった。
動画です。
コメント
コメント一覧 (6)
とは言えこの季節にこんなに花が楽しめるとは・・・。
さすが達人のチョイスです。
もしかして今の季節で言えば月山より花が多い感じです。
まだヒオウギアヤメが咲いているなんて驚きました。
紅葉時期に南本内岳あたりでもまた行ってみたいです。
このコースまだ歩いていないので大変参考になりました。
沼も魅力的だな~
撮り方も上手いからでしょうが、本当に行きたくなってきます。
中沼コースは一番人気のコースですよ。
6月から晩夏まで花が咲き続けるので、何度歩いても飽きることがありません。
紅葉の時期もお勧めですよ。
紅葉の時期にも、行ってみたいです。
横岳から銀明水のコースは晩夏以降の限定コースらしいですね。
紅葉の時期の焼石は見事ですよ。