朝遅く起きてみたらとても良い天気。
慌てて天気図を見ると南北二つの前線に本州が挟まれた格好で、典型的な疑似晴天と判断された。
この天気図だと夜には雨が降ってくるであろうが、折角の天気を見逃す手はない。
遅目の出発であるが午前10時に家を出て鬼首の荒雄岳を目指した。

【 11/2 荒雄岳(984m) 宮城・鬼首 】 
八ッ森登山口~高剥向分岐~荒雄岳~ 片山登山口~車道経由:八ッ森登山口

全て下道を利用し約2時間後に鬼首の吹上高原キャンプ場に着いた。
ここを左折してダート道に入る。
途中杉林が伐採されていて正面に荒雄岳が見えてきた。
 
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荒雄岳には過去に何度も登っているが、同行したマスさんが未登の山である事、多少キノコの収穫が見込める事での再訪となった。

荒雄岳は鬼首カルデラの中央火口丘と言われている山で、山中に間歇泉や荒雄地獄などの火山地形が見られ、地熱発電所もある。
標高は1000mを割るが、浸食が進み険しい谷と幾つかのピークが重なり合った複雑な地形に特徴がある。


今回は八ッ森登山口の路肩に駐車し、山頂に登った後、片山コースを下って水神峠に向かう車道に出て、そこから車道歩きで八ッ森登山口に戻る周回コースを採る。

最初は林道を歩く単調な登り。
 
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林道終点には車2台程度駐車できるスペースがある。
イラスト看板が設置されているが、簡単な標記なので行程を把握しにくい。
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看板の直ぐ先が杉の伐採地になっていて、振り返ると鬼首スキー場がある大柴山と小柴山が並んで見えている。
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その右手には東北の谷川岳と異名をもつ禿岳が顔を出していた。
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ブナ林に入ると幸先よくクリタケを見つける。
これは期待できると喜んでいたが・・・・・

イロハモミジの赤い紅葉を見ながら高度を上げていく。
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周辺のブナは全て葉っぱを落として冬枯れの世界が広がってきた。
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落ち葉をカサカサと踏みしめて歩くのは晩秋の山の楽しみである。
東北の長い冬はここから半年も続く。
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尾根に乗り上げると目指す荒雄岳の姿が見えてきた。
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今回はムキタケ狙いでこの山を訪れたのであるが、倒木や立ち枯れを探してもムキタケはさっぱり生えていない。採られた跡もないので、この山域に関してムキタケは不作なのかもしれない。

そんな事を考えながら歩いていくと山頂稜線直下のトラバース道まで来てしまった。
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稜線に出ると左に高剥向への道が分かれる。
ツクシ森の斜面を巻いて山王森を経て高剥向に至る山道であるが、かなり藪がかかっていて歩くのは無理っぽかった。

左奥にこの一帯の最高峰:ツクシ森が見えている。
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その左手奥に虎毛山の姿が梢越しに望めた。
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分岐から少し登ると荒雄岳の山頂に着く。
山頂に着いた頃からガスが上がってきて栗駒山や禿岳の姿が見えなくなってしまった。
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山頂で遅めの昼食。
マスさんお手製のレーズンパンのサンドイッチと、豚肉の焼肉を食べる。
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雲ってきて身体が冷えたので山頂では長居をせずに下山の途についた。

山頂の山の神の石碑に手を合わせて片山コースを下る。
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片山コースの上部はブナの原生林で雰囲気が良い。
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立枯れの一本に沢山のナメコが生えていた。
一瞬喜んだが手に取ってみると全て半腐れの状態。これでは食べられない。
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平坦なブナの森になると車道は近い
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結局クリタケを少し採っただけで、キノコの収穫はほとんどない山であった。

舗装道路を約30分程度下って駐車地点に戻る。
車道の法面に沢山のキク科の花が咲いていた。
帰宅後に調べてみるとキクタニギクと言う名前の花だった。
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車が全く走っていない車道を歩いていると前方にウサギが逃げていった。
車に戻る10分ほど前から雨が降り出してきたが、雨具を着なくても濡れない程度の雨で、走行しだした途端に本降りの雨に変わった。
やはり典型的な疑似晴天の天気だったと分かった。

今回はGPSの軌跡はありません。(市販のガイドブックを参照してください。)


動画です。