今年も残すところあと10日。
昨年末から年初にかけて父の体調が悪化したために、その時は家の補修や掃除、庭木の剪定などほとんど手が付けられませんでしたが、今年の年末はそのしわ寄せで忙しい日々が続いています。
21日の日曜日は山には行けず、クリスマス料理の食材や神棚に飾る年賀セットなどの買い物に出かけて一日が終わりました。


今年の登山を振り返ってみると、父の他界により忌中の期間だった初夏から夏にかけてほとんど行けませんでした。
それでも12/22現在67日も山に入れているので、決して登っていないとは言い切れないとは思います。
しかし今年は雪山や沢登り、そしてマイナー山の登山が極端に減ってしまいました。
パートナーのマスさんの技量や体調を考えて、あまり無理をしなくなったのが一番の理由です。
以前怪我した膝の不調(左膝半月板の損傷)もあり、私自身があまり無理をできなくなった事もあります。

また野良猫のハナちゃんを昨年保護して、家族の一員になった事から泊りの山を自粛していました。
飼い始めてから1年が経ち、やっと慣れて穏やかな顔になったので、10月に久々に一泊の登山ができました。
これで家を空けても大丈夫との確信を得ましたので、来年からもう少し泊まりの山を増やせそうです。

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さて毎年、今の時期には拙ブログ記事の閲覧 数トップ10を発表していましたが、ブログをウェブリブログからライブドアブログに乗り換えてしまったため、記事ごとの閲覧数のカウントが出来なくなってしまいました。
他人がどんな山の情報を欲しているかの指標でもあったのですが、それが分からなくなった点は残念です。


故に今回は 私自身が今年印象に残った山のベスト10のみを発表します。

 

第10位 11/16 竜馬山(山形・神室連峰)

◎ 昨年に引き続き、ほぼ同じ季節に登っています。
昨年は修験道コースのピストンのみで、この時は霧が深く山頂以外は視界が利きませんでした。
しかし今年は道のない藪のヤセ尾根を登り、修験道コースを下る変則的な周回コースが採れてとても面白かったです。山椒は小粒でもぴりりと辛いの言葉を連想させる山でした。

ヤセ尾根の途中にでてくる極端に狭いナイフリッジの印象が強烈でした。
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第9位 3/15 古賀志山(栃木・宇都宮市近郊)

◎今年、初めてお会いしたNYAAさんに誘われて登った山です。
標高的には低山の範疇をでませんが、山の中には至る所に岩場が露出し、コース採りによっては非常に難易度の高い山に変貌します。
この山のハードな部分を8の字周回する、興味深いルートをNYAAさんにご案内していただきました。

中尾根の軍艦岩に登るmaronnさん。
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第8位 10/5 太平山(秋田・太平山地)

◎最初は真昼岳に登るつもりで秋田道を西進していたのですが、南岸低気圧が接近している最中なので、より北上したほうが天気が良いと判断、急遽転進した山が太平山でした。
私は過去に3回も登っている山ですが、この日はちょうど稜線の紅葉が盛りで、しかも鳥海山や岩木山も見える視界の良さに、遠出した甲斐がありました。


山頂から西側の中岳方面を眺めます。その奥に日本海の海岸線や男鹿半島も一望できました。
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第7位  3/29 ヨウザ峰(山形・朝日連峰)

◎朝日連峰の紫ナデから北東に伸びる尾根は、大クビトより下部には夏道がありません。
予てよりこの尾根を末端から取り付き、尾根の鼻の部分に当たるヨウザ峰まで登りたいと思っていました。
標高は1038mしかない低山ですが、豪雪地帯の大井沢にある山なので、標高では計り知れない豪快な雪山の景色が楽しめました。

825m峰から山頂部に雪庇が張り出すヨウザ峰を眺めます。
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第6位 9/20 烏帽子岳(岩手・秋田駒ヶ岳)

◎この山は乳頭山の名称が一般的ですが、岩手県側ではその尖った山容から烏帽子岳と呼ばれています。
これまでは乳頭温泉郷や秋田駒ヶ岳からの縦走で何度も山頂を踏んでいました。
しかし岩手県の滝ノ上温泉を起点にすると歩き甲斐のある周回コースが採れ、簡単な山のイメージが覆されてしまいました。
一足早い紅葉と、千沼ヶ原の草紅葉が素晴らしかったです。

笊森山の登りから振り返る烏帽子岳。紅葉の曼荼羅模様が素敵でした。
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第5位 3/22 筑波山(茨城・阿武隈山地)

◎急に梅の花が見たくなり、ネットで調べていると筑波山の梅園が満開の情報を得て、長躯、茨城県まで車を走らせました。
仙台からの日帰りで登山をするのは限界に近い距離でしたが、雪の降る東北道を経由して常磐道から関東に入ると、正に春爛漫の風景になったのには感動しました。
山頂から八ヶ岳や富士山、そして東京スカイツリーまで遠望できて思い出に残る登山となりました。
しかし山頂の観光地化には驚きましたよ(笑)

女体山から望む男体山。関東平野の広大さが実感できました。
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第4位 4/13 荒倉山から高館山(山形・庄内)

◎庄内の花の名山である高館山には何度も登っていますが、南西に位置する荒倉山から縦走するコースは、是非とも歩いてみたいとその計画を温めていました。
しかし車二台が必要なので、なかなか実施できずにおりましたが、morinoさんが車を出してくれるようになり、やっと縦走が実現しました。
穏やかな日本海の海岸線を見下ろしながら、深い森の中や、春の花々を眺めながらの楽しい縦走でした。

高館山山頂の展望台から庄内浜と鳥海山を望みます
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第3位 10/25 丁須ノ頭(群馬・裏妙義)


◎昨年同時期に表妙義を縦走しましたが、金洞山にかかる前まではガスで視界が全然利きませんでした。
翌日予定していた裏妙義の縦走は雨のために中止し、富岡製糸場の観光を楽しみました。
今年は昨年登れなかった裏妙義に再チャレンジです。
訪れた日は秋晴れで、急峻な岩峰が連なる妙義山の異様と、槍ヶ岳まで見える最高の景色を充分楽しめました。
ランクインしていませんが、翌日歩いた立岩から荒船山のルートも秀逸でした。

展望岩頭から眺めた赤岩と烏帽子岩。ちょうど稜線付近の紅葉が見ごろを迎えていました。
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第2位 9/28 東大巓(山形・吾妻連峰)


◎この山はマスさんと5年前に初めて一緒に登った思い出の山なんです。
それ以降いろいろな山に一緒に登ってきましたが、5年目を記念して再び登りたいと考えていました。
5年前も晴天の穏やかな天気で、山一面に広がる黄葉が素晴らしかったですが、今回も天気に恵まれ、稜線付近のナナカマドやドウダンの紅葉を楽しめました。
それ以上に、山頂でたーぼさんと出会い、ご一緒に主稜線を兵子まで縦走できたのが最高でした。
近年、この主稜線は藪が繁茂し、縦走はほとんど藪漕ぎを強いられていましたが、今回は仮払いが終わったばかりで、意外と簡単に縦走できたのが良かったです。

烏帽子山の山頂から東大巓を眺めます。人気のある吾妻連峰の中で、静かな山歩きが楽しめるエリアです。
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そして、2014年、私自身が選ぶ第1位は・・・・・・・・


5/31 鏡山(福島・飯豊連峰)です。

これは何で?と思った方も多いでしょうが、実はこの山に登った5日後に父が急逝したのです。
この時、父は施設に入居していましたが、食事の量も減っていて、寝ている時が多かった時期です。
足腰も弱くなって、自力では歩けず、施設内では車いすを使っていました。
しかし6月の下旬に施設を退去しなければならない差し迫った時期だったので、次の老健施設の確保に平日はかなりな時間を取られていました。
この前日に父に会ってきましたが、表情はほとんど無くなり、私に一言『家に帰りたい。』と言いました。
でもこの後、急激に容体が悪化するとは想像もできなかったのです。

5月最終の日曜日は晴天で、残雪に輝く飯豊連峰の主稜線が目の前に迫っていました。
父の介護の今後を考えると気持ちが暗くなりますが、大いなる山々が励ましてくれているようでした。


この登山から4日後、施設から電話があり、施設に行ってみると、父が終末期の状態にあると聞かされ、ターミナルケアへの変更を了承しました。父の様子を見ると少し苦しそうな息使いをしていました。

その翌日の朝、父の意識がなくなったとの連絡で施設に駆けつけると父は息を引き取っていました。
鏡山の景色を思い出す時、同時に父の面影が心の中に浮かんでくるのです。

鏡山の山頂から眺めた大日岳です。
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【 総括 】
最後はしんみりした山の思い出になってしまいましたが、今年は父の介護と死去の事もあり、山に関してハードに攻める気分にはならなかった一年でした。
両親の死は子供として避けられない定めですが、その時に当たっての覚悟はできないものです。
父が存命中はその面倒を見ることで生活に張り合いがありましたが、いなくなってしまうと心の緊張の糸が切れてしまう感じになりました。
しかし傍にマスさんがいて励ましてくれましたし、今年は新しい山仲間もできて、その点では有意義な一年だったと思います。
来年は私の人生の新しい一ページが開くと思います。
その時にどんな山が待っていてくれるでしょうか?





おまけ(番外編)


登山ではありませんし、このブログに記事をアップしていませんが、11/3の雨の日に某山にキノコ狩りに行きました。
その時はナメコが爆発状態に生えていて、マスさんと一緒に20kg程度は採れたと思います。
とても採りきれる状態ではなく、残してきたナメコの方が多かったですが、全山ナメコの状態は一生忘れる事ができないと思います。

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