6年ぶりに山仲間のhashiさんと山に登ることになった。
最初は鳥海山の月山森に登るつもりで車を走らせたが、最上から庄内に抜ける青野峠を通過すると強い雨が降っている。
雨具を着て登りたい時期ではないので、登る山を変更して笙ヶ岳に転進した。
【 8╱12 笙ヶ岳(1635m) 山形・鳥海山 】
吹浦口~伝石坂~清水大神~とよ~河原宿~長坂道合流~岩峰~三峰~二峰~笙ヶ岳(往復)
鳥海ブルーラインを走行して大平山荘上の吹浦登山口に着く。
登山準備のあと、午前9時半過ぎに登り始めたら、土砂降りの雨になってきた。
慌てて車に戻り、河岸を変えて中島台のハイキングに切り替えようと、ブルーラインを秋田側に下る。
中島台に行く途中、奈曽の白滝の看板を見つけて、急遽立ち寄ることにした。
以前から見たかった滝であるが、なかなか立ち寄る機会がなかったのだ。
奈曽の白滝は奈曽渓谷から流れ下った川が幅11m、高さ26mの滝となって落ちる豪快な滝である。
川床まで降りる遊歩道が整備されているが、川石がツルツル滑るので撮影の足場を確保するのに神経を使った。

最初は鳥海山の月山森に登るつもりで車を走らせたが、最上から庄内に抜ける青野峠を通過すると強い雨が降っている。
雨具を着て登りたい時期ではないので、登る山を変更して笙ヶ岳に転進した。
【 8╱12 笙ヶ岳(1635m) 山形・鳥海山 】
吹浦口~伝石坂~清水大神~とよ~河原宿~長坂道合流~岩峰~三峰~二峰~笙ヶ岳(往復)
鳥海ブルーラインを走行して大平山荘上の吹浦登山口に着く。
登山準備のあと、午前9時半過ぎに登り始めたら、土砂降りの雨になってきた。
慌てて車に戻り、河岸を変えて中島台のハイキングに切り替えようと、ブルーラインを秋田側に下る。
中島台に行く途中、奈曽の白滝の看板を見つけて、急遽立ち寄ることにした。
以前から見たかった滝であるが、なかなか立ち寄る機会がなかったのだ。
奈曽の白滝は奈曽渓谷から流れ下った川が幅11m、高さ26mの滝となって落ちる豪快な滝である。
川床まで降りる遊歩道が整備されているが、川石がツルツル滑るので撮影の足場を確保するのに神経を使った。

滝の上には金峰神社が建てられている。
蔵王権現と鳥海山大権現を祀り、平安時代まで遡るとされる聖観音立像や、蔵王権現立像が遺されている。

奈曽の白滝の駐車場に戻ると、それまで雲に隠れていた鳥海山が姿を現していた。
滝を一周する遊歩道を歩いただけで大汗をかくほど気温と湿度が高かったので、標高の低い中島台は止めにして、再び笙ヶ岳に登るべく鳥海ブルーラインを戻った。

鉾立駐車場の下部から奈曽渓谷の奥に聳える鳥海山の勇姿を見る。

登山道に入ると雨上がり後なので空気がひんやりしている。
オオカメノキの実も色づいてきて、山は秋の雰囲気が濃厚になっていた。

低木帯から灌木帯に入るとツリガネニンジンの花が登山道脇に咲き誇っている。

この時期定番の花:ミヤマアキノキリンソウは花盛り。

見晴台まで登ってお昼休憩をとった。
眼下に大平山荘、そして奥に3月に登った観音森の姿が確認できる。

秋田側を見ると象潟の町が一望。
雲が多く流石に男鹿半島までは見えなかった。

清水大神と呼ばれる小湿原。
奥に笙ヶ岳の三峰が見えている。

雪田草原にはキンコウカが見ごろ。
場所によっては花期が過ぎた場所もある。

河原宿まで登ると、ガスが上がってきて視界が悪くなった。

しかし雪が消えたばかりの場所なので花の種類は多い。
景色は見えなくても花を見ているだけで満足できる。
チングルマの穂。花もいいが実もなかなか乙なものである。

この界隈にはあまり多くないが、チョウカイアザミも咲いていた。

ほんの僅か残った雪渓。
冷蔵庫のドアを開けたような涼しい風が吹いていた。

登山道脇に咲くニッコウキスゲ。
こんな盛夏を過ぎた時期まで咲いているのは流石に鳥海山ならでは。

今年はあまり見かけなかったヨツバシオガマも健在。

雪解け後には沢山のヒナザクラが咲いている。

チングルマの花がまだ咲いていて嬉しくなった。

コバイケイソウは終盤。

御花南側の長坂道に合流する。
桧ノ沢の下流から湧き上がってくるガスで新山は見えない。
岩峰を巻いたところから見た笙ヶ岳の三峰。
最近は登る人が多くなったようで、不確かだった登山道に立派な踏み跡ができていた。

鞍部付近にはウサギギクが群生している。

今の山の花の主役はイワショウブかな。

三峰の登り。
流石にこの時期になるとチングルマやハクサンイチゲの大群落は見られない。

代わりに咲いていたのはシラネニンジンとイワイチョウ。

三峰を登っているとガスが切れて鍋森や扇子森が見えてきた。
しかし外輪山や新山は千畳ヶ原方面から湧き上がるガスにより、最後までその勇姿を見せてくれなかった。

三峰の山頂で少し休憩。
笙ヶ岳と二峰が重なって見えている。

北側には稲倉岳。
この日は秋田側は一日中雲に覆われることはなかったようだ。

三峰からは緩いアップダウンを繰り返して笙ヶ岳に向かう。
道中、花が多いが夏の花はほとんど終盤。
ハクサンフウロとエゾオヤマリンドウが同時に咲いている。

ハクサンシャジンは終盤。残り花を楽しむ。

コバギボウシは花盛り。
鳥海山に登って今回一番見た花がコレだった。

秋の花:ウメバチソウは咲きはじめ。

ミヤマリンドウは終盤で、一つ二つの花が彼方此方に残っているのみだった。

笙ヶ岳山頂に到着。
三峰が1660m、二峰が1650mの標高で、本峰1635mが一番低い。
しかしここに三角点があるのは庄内平野から眺めると、このピークが一番端にあって目立つからである。

庄内平野と日本海を眼下に見下ろす。
飛行機に乗っているような高度感を感じる山頂である。

山頂を吹き抜ける心地よい風に吹かれて、しばらくぶりにご一緒したhashiさんとの会話が弾む。
いろいろな山形の果物をご馳走いただき、とても美味しかった。
夏場に二度咲きするハクサンイチゲの花の写真を撮る。

山頂一帯に咲くハクサンフウロはまだ瑞々しい。

帰路は往路をそのまま戻る。
ギボウシの群生地で新山の手前にかかる雲が途切れるのを待ったが、結局新山は姿を見せてくれなかった。

草原に咲くウゴアザミ。
康新道ほどは数が多くなかった。

午後からどんどん天気が良くなってきたが、あまり長居をすると陽が沈んでしまうので、去りがたい笙ヶ岳を後にして二峰を再び登っていった。

今年の猛暑で想像していた以上に山は秋の気配が濃厚になっていた。
秋の紅葉も同様に早いのだろうか?
今回はGPS軌跡は一般コースのために取りませんでした。
動画です。
蔵王権現と鳥海山大権現を祀り、平安時代まで遡るとされる聖観音立像や、蔵王権現立像が遺されている。

奈曽の白滝の駐車場に戻ると、それまで雲に隠れていた鳥海山が姿を現していた。
滝を一周する遊歩道を歩いただけで大汗をかくほど気温と湿度が高かったので、標高の低い中島台は止めにして、再び笙ヶ岳に登るべく鳥海ブルーラインを戻った。

鉾立駐車場の下部から奈曽渓谷の奥に聳える鳥海山の勇姿を見る。

登山道に入ると雨上がり後なので空気がひんやりしている。
オオカメノキの実も色づいてきて、山は秋の雰囲気が濃厚になっていた。

低木帯から灌木帯に入るとツリガネニンジンの花が登山道脇に咲き誇っている。

この時期定番の花:ミヤマアキノキリンソウは花盛り。

見晴台まで登ってお昼休憩をとった。
眼下に大平山荘、そして奥に3月に登った観音森の姿が確認できる。

秋田側を見ると象潟の町が一望。
雲が多く流石に男鹿半島までは見えなかった。

清水大神と呼ばれる小湿原。
奥に笙ヶ岳の三峰が見えている。

雪田草原にはキンコウカが見ごろ。
場所によっては花期が過ぎた場所もある。

河原宿まで登ると、ガスが上がってきて視界が悪くなった。

しかし雪が消えたばかりの場所なので花の種類は多い。
景色は見えなくても花を見ているだけで満足できる。
チングルマの穂。花もいいが実もなかなか乙なものである。

この界隈にはあまり多くないが、チョウカイアザミも咲いていた。

ほんの僅か残った雪渓。
冷蔵庫のドアを開けたような涼しい風が吹いていた。

登山道脇に咲くニッコウキスゲ。
こんな盛夏を過ぎた時期まで咲いているのは流石に鳥海山ならでは。

今年はあまり見かけなかったヨツバシオガマも健在。

雪解け後には沢山のヒナザクラが咲いている。

チングルマの花がまだ咲いていて嬉しくなった。

コバイケイソウは終盤。

御花南側の長坂道に合流する。
桧ノ沢の下流から湧き上がってくるガスで新山は見えない。
岩峰を巻いたところから見た笙ヶ岳の三峰。
最近は登る人が多くなったようで、不確かだった登山道に立派な踏み跡ができていた。

鞍部付近にはウサギギクが群生している。

今の山の花の主役はイワショウブかな。

三峰の登り。
流石にこの時期になるとチングルマやハクサンイチゲの大群落は見られない。

代わりに咲いていたのはシラネニンジンとイワイチョウ。

三峰を登っているとガスが切れて鍋森や扇子森が見えてきた。
しかし外輪山や新山は千畳ヶ原方面から湧き上がるガスにより、最後までその勇姿を見せてくれなかった。

三峰の山頂で少し休憩。
笙ヶ岳と二峰が重なって見えている。

北側には稲倉岳。
この日は秋田側は一日中雲に覆われることはなかったようだ。

三峰からは緩いアップダウンを繰り返して笙ヶ岳に向かう。
道中、花が多いが夏の花はほとんど終盤。
ハクサンフウロとエゾオヤマリンドウが同時に咲いている。

ハクサンシャジンは終盤。残り花を楽しむ。

コバギボウシは花盛り。
鳥海山に登って今回一番見た花がコレだった。

秋の花:ウメバチソウは咲きはじめ。

ミヤマリンドウは終盤で、一つ二つの花が彼方此方に残っているのみだった。

笙ヶ岳山頂に到着。
三峰が1660m、二峰が1650mの標高で、本峰1635mが一番低い。
しかしここに三角点があるのは庄内平野から眺めると、このピークが一番端にあって目立つからである。

庄内平野と日本海を眼下に見下ろす。
飛行機に乗っているような高度感を感じる山頂である。

山頂を吹き抜ける心地よい風に吹かれて、しばらくぶりにご一緒したhashiさんとの会話が弾む。
いろいろな山形の果物をご馳走いただき、とても美味しかった。
夏場に二度咲きするハクサンイチゲの花の写真を撮る。

山頂一帯に咲くハクサンフウロはまだ瑞々しい。

帰路は往路をそのまま戻る。
ギボウシの群生地で新山の手前にかかる雲が途切れるのを待ったが、結局新山は姿を見せてくれなかった。

草原に咲くウゴアザミ。
康新道ほどは数が多くなかった。

午後からどんどん天気が良くなってきたが、あまり長居をすると陽が沈んでしまうので、去りがたい笙ヶ岳を後にして二峰を再び登っていった。

今年の猛暑で想像していた以上に山は秋の気配が濃厚になっていた。
秋の紅葉も同様に早いのだろうか?
今回はGPS軌跡は一般コースのために取りませんでした。
動画です。
コメント
コメント一覧 (4)
でも、これだけ花があれば行きますね。
やはりマクロで撮ると美しいです。
祓川とはまた違った花が見れて、同じ山でも雰囲気が違っていました。
風があってマクロ撮影は難しい状態でしたよ。
でも涼しかったです。
一ノ滝神社から周回したいのですが、沢のコースは、残雪が気になります。いつごろが適期でしょうか?
長坂道は一歩一歩標高が上がって行くのが分かって素晴らしいコースですよ。
現時点では沢筋の残雪はなくなりました。
雨天時に月山沢の渡渉ができないので、その点を注意すれば大丈夫です。
残雪が融ける7月中旬以降が適期ですね。