妙高山、黒姫山、戸隠山、飯綱山、そして斑尾山は北信五岳と呼ばれている。
その由来は信濃町柏原付近から眺めて存在感を主張している五つの山を指すのであろうが、斑尾山だけが標高1400mにも満たず、東に離れて鎮座している。
しかしほぼ独立峰でゆったりした山容のこの山は、北信五岳の風格を漂わせている。

【 10/11 斑尾山(1382m) 長野・北信 】 
まだらおの湯~舗装道路~稜線~斑尾山~大明神岳~斑尾山~北峰(万坂峠分岐)~斑尾高原スキー場リフト上部~ぐん平街道~車道~まだらおの湯

前日の夜の天気予報を宿で確認すると、長野市は雨の予報で登山向きではなかった。
完全に雨なら善光寺参りでもしようと思っていたが、低気圧の通過が早そうなので、予備案としてキノコを探しながら斑尾山に登ろうとも思っていた。

そして翌朝、予報通り霧雨が降っている。
宿で朝食をとり朝8時半に出発。この時には雨は止んでいて、第二案の斑尾山に登る事にした。

信濃町を抜けて登山口のまだらおの湯を目指す。
カーナビがないととても行きつけない細い車道を通行し、迷うことなくまだらおの湯の大きな駐車場に車を乗り入れた。下山後に入浴するつもりなので駐車しても問題はないであろう。
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この日帰り温泉施設の左下の道が登山口である。
まずファミリーゴルフ場を抜けていくが、指導票がまったくないので少し不安になる。
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林道がT字路になるところで初めて指導票が現れた。
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軽トラなら走れるくらいの細い林道を緩登していく。
その先でやっと登山道の入口に着いた。
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登り初めはカラマツ林。
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お目当てのキノコ:ハナイグチが少量ながら生えていた。
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エアリアマップに記載されている東斜面を巻く車道は舗装道路だった。
またまた登山口っぽい標識があるが、路側帯に車を3台程度は駐車できるようで、ここから登る地元の方も多いのであろう。

その先は右手が杉林、左が雑木林の一直線の急登が始まる。
朝方まで降っていた雨で登山道が滑るので登るのに少し苦労する。
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杉林が終わる頃、道の脇にムラサキシキブの実が何か所か見られた。
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少し斜度が緩くなったところから紅葉が始まる。
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道端にクリタケが生えていた。
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稜線が近くなるとブナ帯に入る。
今までの急登から解放されて気楽な歩きになった。
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斑尾山の山頂手前の地点から飯山盆地と、秋山郷の鳥甲山が望めた。
鳥甲山の左肩には苗場山の山頂部も見えている。
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そして眼下には斑尾高原スキー場
斑尾山を起点にして北東に80km続く信越トレイルの山々も一望できた。
一番大きく見える双耳峰の山は黒倉山と鍋倉山である。
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木立に囲まれあまり展望は良くない斑尾山の山頂で記念写真。
その代わりここは一等三角点峰だった。
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山頂より一段下の広場に十二薬師の石像が祀られている。
小さな石祠に押しくら饅頭をしている様に収まった石像は可愛らしい。
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展望の良い大明神岳まで300mの距離なので、立ち寄ってみた。
途中、北西斜面のブナの黄葉が素晴らしい。
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大明神岳山頂直下から斑尾山を紅葉が盛りの斑尾山を振り返る。
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大明神岳は立ち寄った甲斐があるピークだった。
野尻湖が眼下に見え、山頂を雲で隠した妙高山、黒姫山、戸隠山、飯綱山が対峙している。
全てが一望なら言葉を失うほどの景勝であったろう。
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景色を見ながら軽く食事をして、再び斑尾山の山頂に戻る。
そこから僅かな距離であるが万坂峠分岐のある北峰まで信越トレイルを歩けた。
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灌木帯の派手派手な紅葉は素晴らしいが、こんな日本的な樹林帯の黄葉の色彩も捨てがたい。
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北峰の登りから斑尾山を振り返る。
地味な印象の山だが、地元の方々には手軽なトレッキングコースとして人気が高いようだった。
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大きなトタンの展望板が置かれた北峰(万坂峠分岐)を右に入って斑尾高原スキー場へ向かう。
呆気なくゲレンデのリフト最上部に到着。
上越市方面の日本海と米山が霞んで見えていた。
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万坂峠方面に降りる尾根の背後に、雲に覆われた妙高山を見る。
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ゲレンデ内にはドライフラワーになったヤマハハコが沢山残っていた。
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夏場はヤナギランが咲き乱れると言われるゲレンデをジグザグに下っていく。
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富士山型の高社山の右手には中野の市街地が見下ろせる。
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遠く志賀高原の横手山と笠ヶ岳(右)
横手山の左手には志賀山も同定できた。
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この時点では岩菅山と四阿山は雲がかかって見えない。
横手山の右に三角形の山が確認できたが御飯岳と思っていたが確信が持てなかった。
帰宅後に調べたら間違いなく御飯岳だった。山容が素晴らしく登ってみたい山がまた増えてしまった(苦笑)

ゲレンデ下部になるとススキの原のただ中を進んでいく。
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なかなか右に派生する分岐が見つからず不安になってきたところで、やっと南進する山道のぐん平街道の標識があった。
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ぐん平街道に入ると再び樹林帯の山歩きとなりほっとする。
道は整備されていて歩きやすい。
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途中、清川源流標があり、その下にささやかな清水が湧き出していた。
しかし汲んで飲めるほどの水量はなかった。
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東北ではあまりお目にかかれない白樺林が少しの区間あった。
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舗装道路に合流して左折。
そこから少し下って行くと、飯山と斑尾高原を結ぶ車道に出た。

途中、右に分岐する林道がトレッキングコースなのだが、それに入るとまだらおの湯まで遠回りになるので、車道を真っ直ぐ下ったら余り時間がかからず駐車場に戻れた。

その手前で振り返ると、何の変哲もない里山風の山容をした斑尾山の姿が見えていた。
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温泉で汗を流しすっきりする。
その後、往路の運転中に見つけていた蕎麦屋に入った。
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やはり長野まで来たら地元の信州そばを食べずに帰るわけにはいかない。
ざる蕎麦の大盛り800円。(おしんこ付き)
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喉越しが爽やかな蕎麦で美味しかった。
でも連休なので混雑していて、入店から店を出るまで1時間15分もかかってしまった。

この蕎麦屋で愛知に帰るSakaさんと別れる。
飯山市に近いので国道17号線を新潟の十日町方面に抜けたのが失敗。
随所でのろのろ運転の車が走行していて、関越道に乗るまでの約80kmの距離に2時間半かかり、結局帰宅できたのが午後10時過ぎになってしまった。

でも自分としては北信五岳で一座のみ取り残していた斑尾山に登れて満足である。

今回は一般コースなのでGPS軌跡は取っていません。


動画です。