あけましておめでとうございます。
今年も拙ブログをよろしくお願いいたします。

【 1/1 大六天山(439m) 宮城・牡鹿半島 】 
牡鹿コバルトライン大六天展望台 ~三国神社~鷹取場公園~鉄塔ピーク~鷹取場公園~大六天山~牡鹿コバルトライン大六天展望台

新春第一弾の山は、初日の出とセットにして、牡鹿半島の付け根に位置する大六天山に登ってきた。 

牡鹿コバルトラインの大六天展望台に着いたのは朝6時。
日の出まで50分以上待たねばならないが、大きな駐車場はこの時点でほぼ満車状態であった。
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水平線近くに薄い雲の層があり、海から昇る初日の出が見えないか心配していたが、素晴らしい初日の出を拝め、今年も幸先よくスタートできた。
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日の出が昇りきると、駐車場から一気に車が立ち去っていく。
その喧騒の中、大六天山に登るのは我々だけのようで、静かな新春の山を楽しめた。
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木々に朝日が差し込み、オレンジ色に光って美しい。
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左手の森の中からニホンジカの寂しげな鳴き声が木霊す。
その他は木々を揺らす風の音しか聞こえなかった。
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僅かに生えているイヌブナ
林床は鹿の食害で草や低木がほとんど生えていない。
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山頂には後で立ち寄ることにして、三国神社へ向かうショートカット道を進む。
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眼下を望めば、日の光で金色に輝く海原が見えている。
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三国神社の境内に着くと、西の空から雪雲が流れ込んできて、晴れていた空が一気に曇ってしまった。
雲に覆われ鈍い光になった太陽。
右手には金華山が幻想的に見えている。
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三国神社での元朝参り。
地元の漁村は大津波で大被害を受けたため、現在では元朝参りに来る地元の方はほとんどいないようだった。
唯一鳥居に新しく架け替えられた細い注連縄が、今でもお参りにくる人がいることを認識させた。
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可愛らしい狛犬が今でも健気に神域を守っている。
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神社のベンチで暖かいコーヒーを飲んで、少しだけ身体が温まった。

次は鷹取場公園へ向かう。
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アンテナ施設の管理道路を離れ、北に向かう道は今でも倒木が多くて歩き難い
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林の中で展望皆無の鷹取場公園
錆びついた展望台はロープが張られて登れなくなっていた。
登ったところで木々が邪魔で展望はないのだが・・・
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西側の紅白送電線鉄塔があるピークは、この山で随一の展望台となっている。
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脊梁山脈は完全に雲がかかって全く見えないが、石巻市街地と万石浦が眼下に望めた。
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南には仙台湾に浮かぶ網地島(左)と、猫の島としても有名な田代島が見えている。
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近場の上品山、硯上山、石投山は雪雲の中。
北東の石峰山(左)と小富士山は見えていた。
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再びアンテナ施設の管理道路に戻り、アンテナの脇にある一等三角点が設置された大六天山の山頂を踏む。
展望はなく、山頂という感じが全くしないピークである。
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帰りは電柱が並ぶケーブルルートを下った
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途中、ツルウメモドキの実がたわたに実っているところがあった。
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大六天駐車場に戻ると、私の車を含めてたった2台しか駐車していなかった。
もう一台の車の主も大六天山に登ったみたいである。
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冬の真っ青な海に浮かぶ出島(いづしま)が印象的であった。
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この日は金華山から初日の出を拝もうと考えていたのだが、元朝参りの臨時船の始発が午前6時なので諦めた。
震災から早5年、未だ金華山や鮎川港の港湾整備が完工していないのであろうか?
早く公営の金華山航路が再興し、賑やかな金華山が戻ってきて欲しいと願うばかりである。

この日の山はこれで終わり。
急いで帰宅して餅つき機でお餅をつき、マスさん手作りのおせち料理を味わった。

その後の正月三が日は3日に初詣にいったきり、家でのんびりした穏やかな新年であった。


GPS軌跡はガイドブックに記載されたコースのため取りませんでした。

 
動画です。