この週末、土曜日は仕事。日曜日はマスさんの実家でサクランボのビニールとネット掛けを手伝ってきて山はお休みだった。
写真は屋根の真ん中に通したビニールを展開する作業。
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今年はサクランボの実のりが例年より1週間ほど早く、6月10日と17日の二日間は収穫作業の手伝いに行かねばならない。
今は紅さやかと言う早生のサクランボが色づいている。
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朝7時から始まった作業は午後3時でようやく終了。
当初は富神山に登ってヒメサユリでも見てこようと思っていたが、時間が遅くなったので断念。

代わりに大江町の大山自然公園に行ってヒメサユリを見る事にした。
大山は大江町左沢から約3km南西部にある標高317mの里山で、南に日光山が連なっている。
公園内には低料金で利用できるコテージ6棟、 テントサイト20区画、シャワー室完備のサニタリーハウスなどがあり、日光山方面まで続く約8キロメートルの遊歩道も作られている。
以前、秋にキノコ狩り目的で歩いたことがあるが、ほとんどキノコは採れなかった。
そして中心部にはシンバルタワーの展望棟があり登ってみる。
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晴れ渡った午前中に比べ雲が湧いているが、それでも大朝日岳がくっきり見えている。
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北西には雪を戴いた月山
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北は葉山が一望でき、山に登れなかった憂さを充分晴らせた。
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展望棟の東側一帯がヒメサユリの咲くエリアとなっている。
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ちょうど満開の時期に当たって正に壮観だ。
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コテージの横を通ると、東側の展望が開けてくる。
寒河江市街地の奥に御所山が見えている。
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この大山はかつてヒメサユリの咲く山だった。
しかし盗掘により数が激減し、数十本が自生しているに過ぎない状態になってしまったと言う。
そこで大江町では昔ながらのヒメサユリが群生する大山を再現しようと毎年植栽を続け、今では6万株のヒメサユリが咲き誇る花の山に戻った。
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それにしても花の密生度が他に類を見ないほどである。
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白花も見られた。
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まだ夕方まで時間があったので、朝日町で予てから行きたかった椹平の棚田を見に行く。
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朝日町の能中にある一本松公園から棚田を俯瞰できるが、この公園もヒメサユリの自生地である。
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急な斜面に咲くヒメサユリは大山自然公園に比べてワイルドな感じ。
ここは植栽されたものではなく、斜面の下刈りをして株を増やしているらしい。
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こんな大きな株もあった。
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少し急坂を登ると一本松が生えている公園の山頂に着く。
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眼下に日本の棚田百選に認定されている椹平(くぬぎだいら)の棚田が一望できる。
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田んぼの水はりが終わり、田植えが始まったばかりの棚田。
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南東側には朝日町の中心部宮宿と、白鷹山が一望できた。(左から東黒森山、西黒森山、白鷹山)
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山頂広場の一角にホウノキの花が咲いている。
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周回ルートを下る途中、ヒメサユリと棚田が一緒に見渡せるところがあった。
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今年はヒメサユリに出会える機会はないだろうなぁ、と思っていたが、短時間ながら沢山のヒメサユリが見られて良かった。

動画です。