maronnさんとうめさんのリクエストで泉ヶ岳に行くことになった。
マスさんは仕事疲れで山はお休み。
とにかく雪の上を歩きたいと言うことで、黒鼻山の葡萄原峰を登って気が向いたら北泉ヶ岳か、泉ヶ岳に立ち寄るいい加減な予定。
【 2/2 上ソバ倉(標高1000m) 宮城・船形連峰 】
泉ヶ岳スキー場駐車場~水神コース登山口~関口~葡萄原峰830m付近~956m峰~うぐいす坂~上ソバ倉~三差路~水神~水神平~お別れ峠~兎平~泉ヶ岳スキー場駐車場
根白石のいつもの場所から泉ヶ岳を撮影。
あまり良い天気ではない。

マスさんは仕事疲れで山はお休み。
とにかく雪の上を歩きたいと言うことで、黒鼻山の葡萄原峰を登って気が向いたら北泉ヶ岳か、泉ヶ岳に立ち寄るいい加減な予定。
【 2/2 上ソバ倉(標高1000m) 宮城・船形連峰 】
泉ヶ岳スキー場駐車場~水神コース登山口~関口~葡萄原峰830m付近~956m峰~うぐいす坂~上ソバ倉~三差路~水神~水神平~お別れ峠~兎平~泉ヶ岳スキー場駐車場
根白石のいつもの場所から泉ヶ岳を撮影。
あまり良い天気ではない。

てんきとくらすで天気はCクラス。
強風が吹き荒れる生憎の天気らしい。
そのためか泉ヶ岳スキー場の駐車場は空いていた。
もっとも雪不足でスキー場がオープンしていないのも空いている理由かもしれない。

水神コース登山口まで雪の無い舗装道路を歩く。
厳冬期でこの区間に積雪ゼロは今までないことだ。

関口から左折してヒザ川を渡る。
何か12月中旬ごろに登っている感じ。

登ってゆくとようやく雪を踏んで歩く雰囲気になってきた。
でもよく踏まれた跡があるので、ここまではツボ足で歩く。

標高830m付近でカンジキを履いてショートカットルートを進む。
棘薮が埋まっておらず、右往左往しながら棘薮を避けて進んだ。

カラマツの植林地を抜けると、ようやく雪山の感じがでてきた。

尾根が少し細くなったところから泉中央のシェルコムが見えていた。

956m峰で休憩。
通常はここで後白髪山方面が見えるのだが、低木が邪魔して全然見えない。
そこから少し北に進むと、一か所だけ泉ヶ岳が一望できる場所がある。

賽ノ河原付近を登っている3名の登山者が確認できた。

北泉ヶ岳の登山道と合流する付近には熊棚が多かった。

うぐいす坂を登る頃、青空が一気に広がる。
このまま晴れてきれればいいが・・・

三差路の手前まで登ってから、久しぶりに上ソバ倉に行ってみたくなって2人に提案した。
2人とも行った事がない場所なので、快く賛同してくれた。
三差路西側にある1115m峰から南西に派生する尾根に乗り上げる。

その途端、急激に曇ってきて小雪が降り始めた。

ダケカンバが多い森の中でうめさんは走って逃げていく白ウサギを見たとか。

多少低木薮は出ているが、積雪が多くなってきたため、上ソバ倉へは楽勝で行けると思ったら甘かった。うねった雪の上を歩くと、雪の下が空洞になっている箇所が多く、何度も腰までずぼっと落ちてしまう。そろりそろり、雪の固さを確かめて足を出すが、体重をかけた途端にまた落ちる。
この落とし穴地帯を抜けるのに時間がかかった。
そしてたどり着いた上ソバ倉の岩壁の上部。
ここは後白髪山と三峰山の大迫力の展望が広がる景勝地なのだが、強風と雪のため、こんな残念な視界しか得られなかった。

諦めて尾根の南側の風が弱い場所まで登り、そこで昼食をとる。
南斜面のブナ林に囲まれた落ち着いた場所だった。
さて三差路に戻ろうかとザックを担いで登り始めると、何やら急激に青空の面積が増えてきて、どうも後白髪山が見えるんじゃない、と言う感じになってきた。
慌てて上ソバ倉の岩壁上部に戻ると、多少上部に雲がかかっているが、後白髪山と三峰山がばっちり見えていた。

諦めていた景色が見えると凄く嬉しい。
後白髪山のアップ。

南西側を望む。
関山峠を越えて、凄い速度で雲が南東に流れていた。

南には黒鼻山。
左奥の遥か彼方に阿武隈山地の鹿狼山も見えていた。

三差路への登りは落とし穴地帯を避けて、尾根の南側に沿って進む。
1115m峰の雪庇はとても小さい。
予定では北泉ヶ岳に登るつもりだったが、うめさんの膝の調子が少しイマイチなので、三差路に立ち寄って、そこから下ることになった。
三差路西側のブナ林。

三差路の標識はここまで見えている。
雪の多い年は横板に座れること積雪量があるのだが・・・

うぐいす坂は踏まれて滑りやすいので慎重に下る。
後は固い踏み跡をヒザ川まで一気に進んだ。ここでカンジキを外す。

水神から水神平に下る。
ここも雪が固くなってアイゼンなしでは少し足元が滑りやすい。

お別れ峠で少し休憩。
滑降コースを経由して駐車場に戻ろうとしたら、maronnさんが兎平に行った事がないということで、十字路を直進し兎平へ向かった。

兎平から泉ヶ岳を見る。
兎平はだいぶススキが繁茂し、ササが伸びて荒れた感じになってきた。

泉ヶ岳スキー場の上部から仙台市街地を遠望する。
100万都市とはいえ、ビル群の占める範囲は意外に小さい。

スキー場の下りが結構大変だった。
濡れた芝がツルツル滑り、慎重に足を出しても気を抜くと転んでしまう。
直線的に下れず、小さくジグザグに下っていった。

しかし今年の雪の少なさは異常としか言いようがない。
泉ヶ岳スキー場は確か、この冬オープンしていないはずだ。
スキー場の経営者や、冬場にそれで生計を立てている方は死活問題であろう。
でもこの記事を書いている2月5日現在、今年初めてまともな冬型の気圧配置になって、山間部では雪が降り続いているようである。
やはり冬は雪が降り、夏は暑くならないと、人の営みは上手く回って行かないのと感じる。
どこのピークも踏まず、泉ヶ岳の裏通りばかり歩いた一日だった。
人気の山なのに、この日会った登山者は5名だけ。
こんな山歩きも楽しいと感じるようになったのは年かな?
GPS軌跡。

強風が吹き荒れる生憎の天気らしい。
そのためか泉ヶ岳スキー場の駐車場は空いていた。
もっとも雪不足でスキー場がオープンしていないのも空いている理由かもしれない。

水神コース登山口まで雪の無い舗装道路を歩く。
厳冬期でこの区間に積雪ゼロは今までないことだ。

関口から左折してヒザ川を渡る。
何か12月中旬ごろに登っている感じ。

登ってゆくとようやく雪を踏んで歩く雰囲気になってきた。
でもよく踏まれた跡があるので、ここまではツボ足で歩く。

標高830m付近でカンジキを履いてショートカットルートを進む。
棘薮が埋まっておらず、右往左往しながら棘薮を避けて進んだ。

カラマツの植林地を抜けると、ようやく雪山の感じがでてきた。

尾根が少し細くなったところから泉中央のシェルコムが見えていた。

956m峰で休憩。
通常はここで後白髪山方面が見えるのだが、低木が邪魔して全然見えない。
そこから少し北に進むと、一か所だけ泉ヶ岳が一望できる場所がある。

賽ノ河原付近を登っている3名の登山者が確認できた。

北泉ヶ岳の登山道と合流する付近には熊棚が多かった。

うぐいす坂を登る頃、青空が一気に広がる。
このまま晴れてきれればいいが・・・

三差路の手前まで登ってから、久しぶりに上ソバ倉に行ってみたくなって2人に提案した。
2人とも行った事がない場所なので、快く賛同してくれた。
三差路西側にある1115m峰から南西に派生する尾根に乗り上げる。

その途端、急激に曇ってきて小雪が降り始めた。

ダケカンバが多い森の中でうめさんは走って逃げていく白ウサギを見たとか。

多少低木薮は出ているが、積雪が多くなってきたため、上ソバ倉へは楽勝で行けると思ったら甘かった。うねった雪の上を歩くと、雪の下が空洞になっている箇所が多く、何度も腰までずぼっと落ちてしまう。そろりそろり、雪の固さを確かめて足を出すが、体重をかけた途端にまた落ちる。
この落とし穴地帯を抜けるのに時間がかかった。
そしてたどり着いた上ソバ倉の岩壁の上部。
ここは後白髪山と三峰山の大迫力の展望が広がる景勝地なのだが、強風と雪のため、こんな残念な視界しか得られなかった。

諦めて尾根の南側の風が弱い場所まで登り、そこで昼食をとる。
南斜面のブナ林に囲まれた落ち着いた場所だった。
さて三差路に戻ろうかとザックを担いで登り始めると、何やら急激に青空の面積が増えてきて、どうも後白髪山が見えるんじゃない、と言う感じになってきた。
慌てて上ソバ倉の岩壁上部に戻ると、多少上部に雲がかかっているが、後白髪山と三峰山がばっちり見えていた。

諦めていた景色が見えると凄く嬉しい。
後白髪山のアップ。

南西側を望む。
関山峠を越えて、凄い速度で雲が南東に流れていた。

南には黒鼻山。
左奥の遥か彼方に阿武隈山地の鹿狼山も見えていた。

三差路への登りは落とし穴地帯を避けて、尾根の南側に沿って進む。
1115m峰の雪庇はとても小さい。
予定では北泉ヶ岳に登るつもりだったが、うめさんの膝の調子が少しイマイチなので、三差路に立ち寄って、そこから下ることになった。
三差路西側のブナ林。

三差路の標識はここまで見えている。
雪の多い年は横板に座れること積雪量があるのだが・・・

うぐいす坂は踏まれて滑りやすいので慎重に下る。
後は固い踏み跡をヒザ川まで一気に進んだ。ここでカンジキを外す。

水神から水神平に下る。
ここも雪が固くなってアイゼンなしでは少し足元が滑りやすい。

お別れ峠で少し休憩。
滑降コースを経由して駐車場に戻ろうとしたら、maronnさんが兎平に行った事がないということで、十字路を直進し兎平へ向かった。

兎平から泉ヶ岳を見る。
兎平はだいぶススキが繁茂し、ササが伸びて荒れた感じになってきた。

泉ヶ岳スキー場の上部から仙台市街地を遠望する。
100万都市とはいえ、ビル群の占める範囲は意外に小さい。

スキー場の下りが結構大変だった。
濡れた芝がツルツル滑り、慎重に足を出しても気を抜くと転んでしまう。
直線的に下れず、小さくジグザグに下っていった。

しかし今年の雪の少なさは異常としか言いようがない。
泉ヶ岳スキー場は確か、この冬オープンしていないはずだ。
スキー場の経営者や、冬場にそれで生計を立てている方は死活問題であろう。
でもこの記事を書いている2月5日現在、今年初めてまともな冬型の気圧配置になって、山間部では雪が降り続いているようである。
やはり冬は雪が降り、夏は暑くならないと、人の営みは上手く回って行かないのと感じる。
どこのピークも踏まず、泉ヶ岳の裏通りばかり歩いた一日だった。
人気の山なのに、この日会った登山者は5名だけ。
こんな山歩きも楽しいと感じるようになったのは年かな?
GPS軌跡。

コメント
コメント一覧 (4)
ここ十年の不思議です。
秋保の大幡山東側も同様に、ミズナラのドングリが実りやすい場所なんでしょうね。
上ソバ倉の尾根の南斜面にも熊棚がありました。
それにしても雪がないのには驚きでした‼️
落し穴避けての狂言そろり歩きは楽しかった(笑)
ゲレンデはへっぴりごしで慎重に歩いても転び一番の怖さだった😂
ありがとうございました〜
やっとまとまった雪が降りましたが、すぐに融けてしまいそうな気温ですね。
あの踏み抜き地帯はTVのお笑いタレントがどっきり企画に引っかかる感じで、怪我はないけどスリルがあって面白かったですよね。
ゲレンデの濡れた芝があんなに滑るとは思わなかったです。