低気圧が通過したばかりで、高い山は何処も強風の予報がでている。
雪山に行ったって登山道を追って登らねばならないので、この週末は山形の低山を狙った。
やまがた百名山の中で唯一山頂まで登っていない、長井市と飯豊町の市町境に位置する熊野山に行くことにした。
【 2/15 熊野山(670m)と大岡山(401m) 山形・朝日連峰&二口山塊 】
●熊野山:道照寺スキー場~第一展望地~熊野神社~第二展望地~670m峰(往復)
●大岡山:駐車地~南登山口~温風穴~大岡山~七曲り峠~旧松茸山~石ポロ山~砥石山~山神神社~駐車地
熊野山は随分前に熊野神社まで登った事がある。
麓に熊野神社の道標が立っていて、地形図を見ると山の中腹まで参拝道があるようなので、展望を期待して登ってみたのだ。神社の裏手から踏み跡が上部に続いていて、少し登ってみたが、一向に展望が開けないため引き返した。
その後、やまがた百名山に選定され、神社から上の尾根に展望地も設けられたようなので、かねてから登ってみたいと思っていた。
今回は久しぶりにすばるぅさんと二人で登る。
山形市内で待ち合わせ、すばるぅさんの車で登山口の道照寺平スキー場に着いた。
スキー場は小雪のため滑れる日が一日もなかったと聞く。

雪山に行ったって登山道を追って登らねばならないので、この週末は山形の低山を狙った。
やまがた百名山の中で唯一山頂まで登っていない、長井市と飯豊町の市町境に位置する熊野山に行くことにした。
【 2/15 熊野山(670m)と大岡山(401m) 山形・朝日連峰&二口山塊 】
●熊野山:道照寺スキー場~第一展望地~熊野神社~第二展望地~670m峰(往復)
●大岡山:駐車地~南登山口~温風穴~大岡山~七曲り峠~旧松茸山~石ポロ山~砥石山~山神神社~駐車地
熊野山は随分前に熊野神社まで登った事がある。
麓に熊野神社の道標が立っていて、地形図を見ると山の中腹まで参拝道があるようなので、展望を期待して登ってみたのだ。神社の裏手から踏み跡が上部に続いていて、少し登ってみたが、一向に展望が開けないため引き返した。
その後、やまがた百名山に選定され、神社から上の尾根に展望地も設けられたようなので、かねてから登ってみたいと思っていた。
今回は久しぶりにすばるぅさんと二人で登る。
山形市内で待ち合わせ、すばるぅさんの車で登山口の道照寺平スキー場に着いた。
スキー場は小雪のため滑れる日が一日もなかったと聞く。

コミュニティーセンター前から熊野山を見上げる。
通信反射板が建つ場所は見えているが、最高点はここからは見えない。

スキー場の登りの途中で、野川の対岸の山を望む。

スキー場のゲレンデトップから登山道に入る。
前日にNHK山形放送局のやまがた百名山の紹介番組「やままる」のロケが行われたようだ。
雪は大人数で踏まれ固くなっていた。

尾根に出ると東側から登ってきた熊野神社の参拝道が合流する。
ぐんぐん登って行くと、休憩地と標柱に書かれた展望の良い場所にでた。

散居集落が盆地の中に点在している。

熊野神社に到着。
昔登った時の記憶はほとんど残っていない。
紀州の熊野神社の御分霊を勧請したといわれ、郷土の産土神として現在も毎年8月14~15日に例祭が行われている。

神社の右手に幹周5mのスギの御神木が屹立している。

神社から少し登ると第二展望地に着く。

長井ダムが一望でき、晴れていれば背後に祝瓶山が見えるはずだが、この日は微妙に雲がかかり霞んで見えなかった。

尾根筋にヒメコマツが立ち並ぶ様子は、標高が低くても朝日連峰のファミリーの一員だと感じる。

登山道から少し離れた右手の丘の上に、長井ダム用の通信反射板が建っているので立ち寄ってみた。
そこからは平野部に流れ下る野川と、遠く白鷹山がぼんやりと見えていた。

第三展望地まで登ると、長井ダムがより見やすい位置になる。

前日のロケ隊のトレースがあったので、結局ツボ足で山頂に着いてしまった。
天気が良ければ、さらに西側まで行くことも考えていたが、春霞で全然遠望が利かないため止めにした。

山頂は南東側が伐採されていて、置賜盆地の展望地のはずだが、霞んでほとんど見えない。

カップ麺を食べてから、短時間で車に戻った。
晴れた日にまた登ってみたいと思える山だった。
GPS軌跡。

山形市まで戻り、そこですばるぅさんと別れ、一人で次の山、大岡山へ車を走らせる。
この山は2011年10月にマスさんとキノコ狩りを兼ねて登って以来だ。
やまがた百名山に選定されてから、登山道がかなり整備されたと聞いていたので、ここも何れまた訪れようと思っていた。
大野目から山寺街道に入り風間地区を右折して大岡山を目指す。

この日は元々登る気は一切なかったので、どの登山口から登るのかも決めていなかった。
一度目は南登山口から往復。二度目は北登山口から七曲りを経て山頂往復のルート採りをしたので、今回は砥石山方面へ周回する事にした。
お墓山の東側の車道の路肩に駐車し、南登山口まで農道を歩いていく。
入口にこんな概念図が取り付けられていた。

山の基部から本来は風間不動尊を経て尾根の鞍部まで登るが、何やら温風穴という聞きなれない見どころが新たにできたらしい。
迷わず、その未だ踏み跡も薄い温風穴の道に入る。

温風穴と冷風穴をめぐる道は、思ったより急坂が続きハードだった。
最初に温風穴の噴き出し口に着く。
風穴には苔が繁茂し、雪が降っても温かい風がでて積もらないらしい。
手をかざしてみたら、確かに温かい風が出ていた。

冷風穴は山腹をどんどん南にトラバースした地点にあった。
しかし流石に冬場の冷えた空気なので、風穴から出る冷たい風は全然感じなかった。
その後、ツツジ自然公園と看板がある場所を過ぎて、風間不動尊から登ってきた登山道の鞍部に合流してしまった。まあ、温風穴を体感したので遠回りも良しとしよう。

鞍部から急坂を一気に登る。
途中、土が出て足場が滑る場所があり、トラロープが設置されていた。

七曲り峠から登ってきた道が合流する地点に姥神様が安置されている。

そこから僅かな登りで三基の石祠が祀られている大岡山山頂に着いた。

以前より山頂一帯の木々が伐採されていて景色がより広がった感じ。
しかし春霞で全然遠くが見えず、期待した朝日連峰や月山の姿は想像するしかなかった。

東側も木々が伐られて、二口山塊の山形神室や瀬ノ原山、そして大東岳や小東岳、南面白山が霞んで見えていた。

山頂から七曲り峠への下りは、粘土質の泥で非常に滑る道だった。
七曲り峠から北側の旧松茸山へ急坂を登る。

登り切ったところが小菰石見晴台。
旧松茸山の他に小菰石山とも呼ばれているらしい。

北東側には面白山が見えている。

下に掲示されていた地図と、山中に立つ標識が統一されておらず、分岐が出るたびにGPSを確認して進み方向を決めねばならない。
それに地元の愛好家が取り付けたダジャレの看板が多すぎて、ちょっと鬱陶しく思えるほどだ。
松枯れが激しい斜面を斜めに下り、石ポロ山方面に向かう。

山形市街地が一望できるヤセ尾根のところが石ポロ山なのであろう。
ぼんやり霞む陽の光の中に、麓の田んぼと山形市街地が見えていた。


石切り場の上部にある見晴台と看板が立つピークが砥石山であろうか?

階段を下って西側の尾根上に出ると、石切り場のところに楯城跡の看板が立っていた。

崖の上から山寺街道と天童市の舞鶴山が見えている。

松林を西に進むと、突然と冬囲いされた山神神社の前に出た。

そして山稜の西端、楯山山頂に建つ風間薬師如来に着いた。
鎌倉時代の薬師如来像がご本尊で、鐘突堂がそばに建つ。
残念ながら鐘を吊るす鎖が一部破断しているとの事で、鐘を突いて音色を聞けなかった。

後は舗装された参拝道を風間地区へ下る。

ここが大岡山を時計回りに周回する場合の登山口になる。

後は民家の脇の生活道を抜け、田んぼの中に伸びる農道を歩いて車の駐車地点に戻った。
以前2度歩いた時は、あまり面白みがない里山と思っていたが、今回のような周回路を選ぶと、意外に歩き応えのある山という印象を新たにした。
GPS軌跡。

通信反射板が建つ場所は見えているが、最高点はここからは見えない。

スキー場の登りの途中で、野川の対岸の山を望む。

スキー場のゲレンデトップから登山道に入る。
前日にNHK山形放送局のやまがた百名山の紹介番組「やままる」のロケが行われたようだ。
雪は大人数で踏まれ固くなっていた。

尾根に出ると東側から登ってきた熊野神社の参拝道が合流する。
ぐんぐん登って行くと、休憩地と標柱に書かれた展望の良い場所にでた。

散居集落が盆地の中に点在している。

熊野神社に到着。
昔登った時の記憶はほとんど残っていない。
紀州の熊野神社の御分霊を勧請したといわれ、郷土の産土神として現在も毎年8月14~15日に例祭が行われている。

神社の右手に幹周5mのスギの御神木が屹立している。

神社から少し登ると第二展望地に着く。

長井ダムが一望でき、晴れていれば背後に祝瓶山が見えるはずだが、この日は微妙に雲がかかり霞んで見えなかった。

尾根筋にヒメコマツが立ち並ぶ様子は、標高が低くても朝日連峰のファミリーの一員だと感じる。

登山道から少し離れた右手の丘の上に、長井ダム用の通信反射板が建っているので立ち寄ってみた。
そこからは平野部に流れ下る野川と、遠く白鷹山がぼんやりと見えていた。

第三展望地まで登ると、長井ダムがより見やすい位置になる。

前日のロケ隊のトレースがあったので、結局ツボ足で山頂に着いてしまった。
天気が良ければ、さらに西側まで行くことも考えていたが、春霞で全然遠望が利かないため止めにした。

山頂は南東側が伐採されていて、置賜盆地の展望地のはずだが、霞んでほとんど見えない。

カップ麺を食べてから、短時間で車に戻った。
晴れた日にまた登ってみたいと思える山だった。
GPS軌跡。

山形市まで戻り、そこですばるぅさんと別れ、一人で次の山、大岡山へ車を走らせる。
この山は2011年10月にマスさんとキノコ狩りを兼ねて登って以来だ。
やまがた百名山に選定されてから、登山道がかなり整備されたと聞いていたので、ここも何れまた訪れようと思っていた。
大野目から山寺街道に入り風間地区を右折して大岡山を目指す。

この日は元々登る気は一切なかったので、どの登山口から登るのかも決めていなかった。
一度目は南登山口から往復。二度目は北登山口から七曲りを経て山頂往復のルート採りをしたので、今回は砥石山方面へ周回する事にした。
お墓山の東側の車道の路肩に駐車し、南登山口まで農道を歩いていく。
入口にこんな概念図が取り付けられていた。

山の基部から本来は風間不動尊を経て尾根の鞍部まで登るが、何やら温風穴という聞きなれない見どころが新たにできたらしい。
迷わず、その未だ踏み跡も薄い温風穴の道に入る。

温風穴と冷風穴をめぐる道は、思ったより急坂が続きハードだった。
最初に温風穴の噴き出し口に着く。
風穴には苔が繁茂し、雪が降っても温かい風がでて積もらないらしい。
手をかざしてみたら、確かに温かい風が出ていた。

冷風穴は山腹をどんどん南にトラバースした地点にあった。
しかし流石に冬場の冷えた空気なので、風穴から出る冷たい風は全然感じなかった。
その後、ツツジ自然公園と看板がある場所を過ぎて、風間不動尊から登ってきた登山道の鞍部に合流してしまった。まあ、温風穴を体感したので遠回りも良しとしよう。

鞍部から急坂を一気に登る。
途中、土が出て足場が滑る場所があり、トラロープが設置されていた。

七曲り峠から登ってきた道が合流する地点に姥神様が安置されている。

そこから僅かな登りで三基の石祠が祀られている大岡山山頂に着いた。

以前より山頂一帯の木々が伐採されていて景色がより広がった感じ。
しかし春霞で全然遠くが見えず、期待した朝日連峰や月山の姿は想像するしかなかった。

東側も木々が伐られて、二口山塊の山形神室や瀬ノ原山、そして大東岳や小東岳、南面白山が霞んで見えていた。

山頂から七曲り峠への下りは、粘土質の泥で非常に滑る道だった。
七曲り峠から北側の旧松茸山へ急坂を登る。

登り切ったところが小菰石見晴台。
旧松茸山の他に小菰石山とも呼ばれているらしい。

北東側には面白山が見えている。

下に掲示されていた地図と、山中に立つ標識が統一されておらず、分岐が出るたびにGPSを確認して進み方向を決めねばならない。
それに地元の愛好家が取り付けたダジャレの看板が多すぎて、ちょっと鬱陶しく思えるほどだ。
松枯れが激しい斜面を斜めに下り、石ポロ山方面に向かう。

山形市街地が一望できるヤセ尾根のところが石ポロ山なのであろう。
ぼんやり霞む陽の光の中に、麓の田んぼと山形市街地が見えていた。


石切り場の上部にある見晴台と看板が立つピークが砥石山であろうか?

階段を下って西側の尾根上に出ると、石切り場のところに楯城跡の看板が立っていた。

崖の上から山寺街道と天童市の舞鶴山が見えている。

松林を西に進むと、突然と冬囲いされた山神神社の前に出た。

そして山稜の西端、楯山山頂に建つ風間薬師如来に着いた。
鎌倉時代の薬師如来像がご本尊で、鐘突堂がそばに建つ。
残念ながら鐘を吊るす鎖が一部破断しているとの事で、鐘を突いて音色を聞けなかった。

後は舗装された参拝道を風間地区へ下る。

ここが大岡山を時計回りに周回する場合の登山口になる。

後は民家の脇の生活道を抜け、田んぼの中に伸びる農道を歩いて車の駐車地点に戻った。
以前2度歩いた時は、あまり面白みがない里山と思っていたが、今回のような周回路を選ぶと、意外に歩き応えのある山という印象を新たにした。
GPS軌跡。

コメント