まだ右膝に少し鈍痛があり雪山は登れないので、雪割草の開花情報が届いた新潟県長岡市の六万部山へ花見ハイキングに行ってきた。行動時間が短い山だから充分日帰りは可能である。

【 2/28 六万部山(80m) 新潟・中越 】
妙法寺駐車場~妙法寺本殿~妙見山~村岡城址~六万部山~久田城址~妙法寺本殿~妙法寺駐車場

自宅を朝5時に出発し、この日ご一緒するebiyanさんを村田で拾う。
白石ICから国道113号をずっと西進し、新潟の荒川胎内ICから日本海東北道に乗った。
途中、宮城・山形県境の二井宿峠付近の最低気温はマイナス12度の冷え込みだった。

9時40分に妙法寺駐車場に着く。
ほとんど標高差がない山なので、気軽な散策といった感じで気負いはない。
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参道を進むと仁王門がある。
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石段を登って本殿へ。
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あちこちに雪割草の幟旗が立てられていた。
この山でオオミスミソウが見ごろとなるのは3月中旬らしい。
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最初は社地を水平に右奥に進み、妙見山を目指す。
伐採された斜面から妙法寺の上の駐車場と参道が見えている。
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山道を左に回り込むと、さっそくセリバキクバオウレンが咲き始めていた。
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オオミスミソウも咲き始め。一輪二輪ぽつぽつと咲いている。
葉っぱは多いが花は少ない。
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村岡城の二ノ丸である妙見山には呆気なく着いてしまう。
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少し下るとスギ林の中に入る。
やがて右手に村岡城址への道が分かれるので、その奥に入ってみる。
城址には東屋が建っている。しかし日本海が少し望めるだけで景色は良くない。
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ハイキングコースに戻り、西へ進んでいくと僅かな距離、雪が残っていた。
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六万部山➡の標識があるところから右折。
本殿付近に沢山ヤブツバキが咲いていたが、高い位置に花弁があるため、望遠ズームを持参しなかったので写真を撮れなかった。ここでようやく一輪だけ咲くヤブツバキを見つける・
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スギ林の中にセリバキクバオウレンが固まって群生していた。
この花を見ると、ようやく里山にも春が来たと感じる。
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六万部山山頂が近づく。
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そこは石碑や石塔が建つ経塚となっている。
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経塚の周囲には咲き始めたばかりのオオミスミソウが群生していた。
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最盛期の大柄な花弁は見応えがあるが、咲き始めの儚い姿にも魅了される。

久田城址への縦走路へ戻り、再びほぼ平坦な稜線を西進する。
すると切通しになった場所にオオミスミソウが沢山咲いている。
ハイカーの数が非常に少ないので、ゆっくり鑑賞できる点が良い。
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下草が刈られたハイキングコースをさらに進む。
この付近はオオミスミソウは見られず、ショウジョウバカマの葉っぱが多かった。
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一か所、木々の間から日本海と佐渡の風景が見られた。
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急に木々の姿が無くなり、枯れススキが多い尾根の突端の広場に出る。
ここが久田城址だ。
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南側には久田集落が俯瞰でき、岬の奥に雪をかぶった山々が霞んで見えている。
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望遠ズームレンズを持参していなかったので、上の写真をトリミングし、レタッチして雪山の陰影を強調してみたのが下の写真。
左の米山と、そこから右へ続く妙高山、火打山、焼山は現地で同定でした。
しかしそのまた右手に連なる山々に関しては、肉眼では輪郭がはっきりせず同定できなかった。
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北側には日本海の海岸線と弥彦山が望める。
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そして日本海の波間の果てに佐渡の全景が見渡せた。
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お昼近かったので、ベンチに座り、佐渡を眺めながらおにぎりと、マスさんが持たせてくれた和菓子『梅つつみ(梅あんをクレープ生地で包んだお菓子)』と『いぶき(ホワイトチョコでコーティングしらコーヒー羊羹)』を食べた。
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無風快晴で潮騒を聴きながら休憩できる山って滅多にないだろう。

帰路は往路を返し、途中の分岐から右折し妙法寺へ直降するだけなので、再び、まだ見ていなかったオオミスミソウの花を探しながらゆっくり歩いた。
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短い行程ながら花と海の景色を楽しめたので、充分満足できた山だった。

帰り道は近場にある寺泊魚市場へ初めて立ち寄った。
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海のアメ横とも言われる寺泊魚市場は、国道402号沿いに面して9軒の海産直売店が並んでいる。
800台あり無料駐車場も日曜日のため満車状態。少し待ってようやく駐車できた。

一応9軒全て回ってみたが、どのお店も日本海の新鮮な海産物を安価に販売していた。
魚料理やファストフードも多く、山の上で食べてしまい失敗したと思った。
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何をお土産に買うか迷ったが、結局ズワイガニとアンコウの切り身を購入。
帰宅後、アンコウ鍋とズワイガニの豪華な料理を堪能した。

GPS軌跡。
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