土曜日の朝一で仕事の打ち合わせがあり、かつ午後から雨の天気予報だったので遠くの山へは行けない。
そこで近場の泉ヶ岳を歩いてきた。
三叉路に群生するサンカヨウの花を見るのが目的だ。

【 5/21 泉ヶ岳(1172m) 宮城・船形連峰 】
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泉ヶ岳スキー場の大駐車場は入口付近まで駐車車両で埋まっていた。
しかし表コース登山口の駐車場は閑散としている。

午前9時半に入山。
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この時期は早春の花が終わり、花の端境期に入ってきている。
薬師水付近のニリンソウはほぼ終盤。
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ラショウモンカズラが少しだけ咲いている。
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あまり目立たないけど、それが逆に可愛く思えるチゴユリは結構多く見かける。
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単独の男性が岩混じりの急坂を登っていく。
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胎内くぐりを潜ったのは何時だったろうか?
今回も脇道を通過。
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胎内くぐりから上は累々と突き出た岩を縫って登る。
気温が高く汗が滴り落ちるが、一歩ごとに高度が上がるので気分は良い。
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今年のシロヤシオは完全に外れ年だ。
花びらの数が少なく、地面に落ちた花もない。
シロヤシオを期待して表コースを登路に決めたが、期待外れに終わった。

ドーダン林は休まず通過。
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唯一花数の多いシロヤシオの木があった。
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ブユが大量に纏わりついてきて嫌らしい。
1050m付近のブナ林の日陰に入ると、少し気温が下がり、ブユが少なくなる。
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薬師如来に参拝。
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泉ヶ岳山頂では5組が休憩していた。
景色が見えないので休まず通過。
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頂稜北西部の展望地に向かう途中、オオカメノキが結構咲いている。
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展望地から見た蔵王連峰。
曇りの予報ながら見えただけも有難い。
朝日連峰や栗駒山は霞が酷く写真にならない。
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満開のシロヤシオがあった。
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少し下ると北泉ヶ岳と船形連峰が見えてくる。
ありきたりなアングルの写真だが、ここに来る度に撮ってしまう。
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三峰山と船形山のアップ。
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直下に三叉路がある1115m峰を見る。
新緑の中に芽吹き前のダケカンバの白い幹が目立つ。
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三叉路までの道中、シラネアオイが結構咲いていた。
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そして三叉路に近づくと林床一面にサンカヨウが咲き誇っている。
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三叉路に到着。
大勢のツアーを思われる登山者が三々五々三叉路に到着してくる。
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ここで山友のmorinoさんを発見。これにはびっくり。
morinoさんも三差路のサンカヨウ目的で水神コースから登ってきたとか。

団体さんはどうも市民登山の参加者の様で、三差路から泉ヶ岳に向かって出発していった。
ペースが遅く、すぐに追いついてしまうのも嫌だな、と言う事で、morinoさんはここから往路を一緒に下ることになる。

お花畑まで下り、少し休憩して花の撮影に専念。
ニリンソウはここも終盤に近いが、まだ多く咲いている。
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大株のシラネアオイがあった。
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毬のように多くの花をつけているサンカヨウ
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タチカメバソウは久々に見て、なかなか名前を思い出せなかった。
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ヒザ川を渡って水神の分岐へ。
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シロヤシオが咲いていて、ハイカーの女性に何の花か聞かれた。
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水神平を左折、お別れ峠へ向かう。
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変則五差路のお別れ峠から岡沼へ向かう。
次のT字路のところにある大石。
しばらくぶりにこの道を歩いたので、大石があるのを完全に忘れていた。
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岡沼は完全に干上がった状態だった。
ここから見上げる泉ヶ岳の姿は良い。
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タチツボスミレが岡沼の凹地の縁に群生している。
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最初は旗頭から泉ヶ岳青年の家跡近くまで、ほぼ廃道の破線ルートを下るつもりだったが、morinoさんが表コース登山口まで送るよ、と言ってくれたので、お言葉に甘えて大駐車場までご一緒することになった。

泉ヶ岳スキー場の上部に咲くシラネアオイ群生地に立ち寄る。
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しかしシラネアオイは草丈が伸びてしまい、痛んだ花弁が多く見ごろは過ぎていた。
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頭上をパラグライダーが飛びかっている。
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ゲレンデの踏み跡を横切る。
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フデリンドウがあちこちに咲いていた。
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午後2時近くなっても大駐車場の車はあまり引けていない。
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今年一番多くの登山者に出会った山だった。

帰りにmorinoさんと共に無我久庵で遅めの昼食をとった。
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GPS軌跡。
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