約2週間前の日曜日に登った笙ヶ岳の山行記録の記事。
残り一件の原稿を昨日送り、やっとアップする事ができた。

【 7/10 笙ヶ岳(1635m) 山形・鳥海山 】
吹浦口北側の駐車場~吹浦口~清水大神~樋~河原宿~分岐~笙ヶ岳~分岐~御浜手前~分岐(以降往路を戻る)

この日は午後から晴れの予報だったため、少し遅い時間のスタートをした。
大平山荘の鹿公園に立ち寄り、鹿に鹿せんべいを与える。
2022071001

予想通り吹浦口の駐車場は満車。
そこから県境を越えて600m北側にある駐車場に乗り入れる。
2022071002

車道を歩いて吹浦口へ。
2022071003

岩場の展望台に抜ける急坂がハードだった。
予想以上に湿度と気温が高く、ほとんど風が吹き抜けないため、汗だくになって登る。
2022071004

展望台から象潟と男鹿半島を望む。
2022071005

ここから先は展望の良い灌木帯の登りが続く。
ハクサンチドリなど高山植物が多くなる。
2022071006

清水大神の右手に建つ小屋は取水場なのだろうか?
2022071007

樋(とよ)の残雪は消えていた。
しかしチングルマの花の蕾はまだ硬い。
2022071008

湿った場所に咲くイワイチョウ
2022071009

くぼ地の上部まで登るとチングルマがたくさん咲いていた。
2022071010

河原宿で休憩を取る。
ガスが取れて雪渓を下ってくる登山者が見えてきた。
2022071011

気温が上がっているため雪渓の雪は柔い。
2022071012

振り返ると青空が広がっていて夏山気分が盛り上がる。
2022071013

雪渓の上部はヒナザクラ咲く雪田草原を登る。
2022071014

長坂道に近づくとニッコウキスゲのベルトが御室方面に伸びていた。
2022071015

今年のニッコウキスゲの開花密度は例年になく凄い。
2022071016

分岐を右折して最初は笙ヶ岳を目指す。
岩峰のピークの登りから御浜方面を振り返る。
2022071017

岩峰ピークのニッコウキスゲ群落。
2022071018

笙ヶ岳Ⅲ峰・Ⅱ峰・本峰が並んで見える。
2022071019

桧ノ沢側の斜面はハクサンイチゲが咲いている。
背景の山は鍋森。
2022071020

Ⅲ峰の登り。
雪渓を吹き抜ける風が心地よい。
2022071021

岩峰ピークと御浜方面を振り返る。
2022071022

Ⅲ峰の頂上一帯はニッコウキスゲの大群生地。
2022071023

写真を撮りまくっているため、先に進まない。
2022071024

Ⅱ峰鞍部へ下る斜面にはチングルマが群生している。
2022071025

湧き上がる雲が夏を感じさせてくれる。
晴れて外輪山や新山が見えるのが理想的だが、こんな風景もなかなか良いものだ。
2022071026

雲っているけど、咲き誇る花で視界は明るく感じる。
2022071027

笙ヶ岳が近づく。
2022071028

ハクサンイチゲ
2022071029

大パーティとスライドした後の静かな笙ヶ岳山頂に着く。
2022071030

南側の長坂道を見下ろせる場所に腰を下ろして昼食をとる。
マスさんお手製の月餅は大きく、これだけでお腹が一杯になった。
2022071031

二ノ滝道を登って長坂道を下る単独の男性。
長坂道に下の方までニッコウキスゲが咲いている。
2022071032

お花に囲まれた笙ヶ岳山頂を後にする。
2022071033

Ⅱ峰の登り。
2022071034

陽の光が射すと風景が輝いて見える。
2022071035

Ⅲ峰に着くと急に外輪山が見えてきた。
2022071036

Ⅲ峰を下って行くと新山も姿を現したが、この日はこの一瞬だけ見えただけだった。
2022071037

岩峰ピークを越えて分岐に達すると、再びガスで視界が遮られた。
2022071038

もう少しニッコウキスゲロードを楽しみたいので、御浜を目指す。
2022071039

凄い開花密度だ
2022071040

鳥海湖を隠していたガスが風で飛ばされた。
2022071041

御浜が見えてくる。
2022071042

チングルマと鳥海湖。
2022071043

御浜は非常に混雑しているため、鉾立の分岐まで行って往路を返す。
その分岐のところに咲いていたヨツバシオガマ。
2022071044

吹浦コース分岐に下る途中でガスが消えると期待していたが、結局晴れ渡ることはなかった。
しかし登る時と下る時では見え方が違うので、キスゲロードを二度楽しめた。
2022071045

雲間に千畳ヶ原が見え隠れしている。
2022071046

人が減り閑散としてきた中をのんびり下る。
2022071047

分岐のところでニッコウキスゲロードとお別れ。
2022071048

後は日本海を眺めながら下った。
飛島、粟島、そして薄く佐渡の一部も見えていた。
2022071049

帰り道、吹浦で旬の岩ガキを食べる。
これ一個で800円ながら、素潜りで採っている貴重な海の幸なので理解できるお値段だ。
味はとてもクリーミーで激旨。
2022071051

そして尾花沢市の大南軒に立ち寄り味噌ラーメンを食べる。
汗をたくさんかいた一日だったので、程よい塩分補給になった。
2022071052

鳥海山エリアに夏場に行ったのは久しぶりだった。
コロナ禍で混雑する山域を避けていたのが原因だ。
結局晴れなかったけれど、満開のニッコウキスゲが満喫でき、爽快な一日だった。
余談だが吹浦口に下山したタイミングで山上は完全に晴れ渡ったらしい。

GPS軌跡(クリックで拡大)
2022071050