少雪の今年は雪解けも早く、庄内地方の経ヶ蔵山ではすでに早春の花が見事と聞いた。
前回登ったのが2014年だから、9年ぶりに訪れたことになる。
【 4/4 経ヶ蔵山(474m)山形・弁慶山地 】
十二滝駐車場~十二滝登山口~須弥壇岩~経ヶ蔵山~座禅岩~猿渡り~円能寺登山口(往復)
十二滝神社の西側にある大駐車場の先に車4台程度駐車可能な場所がある。
そこに車を停めて歩き出す。

前回登ったのが2014年だから、9年ぶりに訪れたことになる。
【 4/4 経ヶ蔵山(474m)山形・弁慶山地 】
十二滝駐車場~十二滝登山口~須弥壇岩~経ヶ蔵山~座禅岩~猿渡り~円能寺登山口(往復)
十二滝神社の西側にある大駐車場の先に車4台程度駐車可能な場所がある。
そこに車を停めて歩き出す。

経ヶ蔵山のイラスト看板。
円能寺登山口から十二滝登山口へ抜けるコースタイムしか記載していない。

十二滝は帰りに寄ることにして北㑨林道を奥に進む。

十二滝最上部の急流。

十二滝登山口。
右手の赤い橋を渡ると一合目。

階段が連続する急登が始まる。
二合目付近から登山道沿いにカタクリが群生している。
朝なので花びらはうつむいている。帰路には花が反り返ってくるだろう。

西側の尾根を見上げる。
天然杉が急斜面に生えている。

三合目付近までずっとカタクリの花園が続く。

登ってきた斜面を見下ろす。
太いケヤキの木が多い。

途中からジグザグに道が切られているため、少し息が落ち着く。

お目当てのミスミソウが見られるようになった。
高館山のはオオミスミソウ。この山に咲いているのはミスミソウだ。

ミスミソウの数々。





四合目を過ぎると雪が一部残っている。
湿った斜面にはキクザキイチリンソウが咲いていた。


残雪のトラバース箇所。
一度股まで踏み抜いた。

急な斜面を右斜高して頂稜に乗り上げる。
ここから先は多少アップダウンのあるブナの森の中を行く。

道の脇にイワウチワが群生している。

須弥壇岩は東側の展望が広がる。
右奥の山は猪ノ鼻岳。
弁慶山はその左、円頂の無名峰の左奥に頭を出している。
その左手に弁慶の耳も見える、

北東には丁岳が望める。

須弥壇岩から僅かな距離で展望台のある経ヶ蔵山に到着。

展望台に登って鳥海山を望む。
凄く近くに見えるが、実際の距離は20kmも離れている。
それだけ鳥海山の山体が大きい証左であろう。
山の上部が少し霞んでいるのが少し残念だった。

西には酒田共同火力発電所と、左に酒田市街地、そして日本海が望める。

南南西には朝日連峰が霞む。
肉眼では山座同定ができないくらい霞んでいたが、帰宅後に画像を確認すると、左端が赤見堂岳、マツの木の上が離森山、真ん中奥の雪山は以東岳、右手の三角形の山は高安山と判明した。

展望台で少し休憩した後、山頂から円能寺登山口を往復する。
山頂直下の岩洞に経塚がある。それが山名の由来だ。

優しいお顔をした石仏が祀られている。

斜面に突き出た座禅岩の上から南東にシナゾ森が望める。

南には胎蔵山と大荒沢森(左奥)。

展望がない八合目の広場を通過する。この広場にはミスミソウが咲いているので、登り返してきたらじっくり写真を撮るつもりだ。
八合目より下部もずっと階段の下りが続く。

猿渡りの蔵からは南西側の展望が広がる。
写真では写っていないが、鶴岡の湯ノ沢岳が見えていた。

猿渡りの岩場にヤマハタザオが咲き始めていた。

五合目の標識がある付近から急峻な斜面を見る。

四合目付近から円能寺登山口まで、一番の見どころはユキツバキが群生している点にある。
今年は花つきが非常に良い。

円能寺登山口に降り立つ。
水分補給してまた山頂まで登り返す。
気温が上がってきたため、Tシャツ一枚の恰好で歩く。

こんなに満開に咲いているユキツバキは初めて見た。

道中、ユキツバキの他にスミレサイシンやキクバオウレンが咲いていた。

八合目付近に咲くミスミソウ。(写真ぺたぺたです。)
20年ぐらい前に初めて訪れた時は一面の花園だったが、旧平田町がこの山にミスミソウが咲いていることを宣伝した結果か? 盗掘被害が拡大し、一時ミスミソウの花はほとんど見られなくなった。
まだかなり花数が多かった時の拙ブログ記事は→こちら。
その時は貴重な花の保護の観点から山名は明かしていなかった。
現在、花数は増えてきた感じがするが、大きな株はほとんど見られず、一輪ずつ写真に収めた。






八号目からの急な階段。

この日、二度目の山頂。

展望台のベンチに腰掛け、ゆっくり昼食をとる。
デザートはマスさんお手製の和菓子『華ぱうんど』。
一度に食べきれないので、半分は十二滝を眺めながら食べることにした。

鳥海山を見る。
雪解けが早く、かなり地肌がでている印象だ。

帰路はマクロレンズに交換し、花の写真を撮りながら下る。
イワウチワの花色が濃い。


午後の時間になると山中、誰もいなくなって静かな山を楽しめた。
頂稜の景色を眺めながら進む。

ブナの梢越しに弁慶山を見る。

頂稜から離れ、急な北斜面を下る。
すぐにキクザキイチリンソウが美しい姿を見せてくれる。

青色が濃い花もあった。

五合目から三合目にかけて咲くミスミソウの数々。
登山道の両側は急斜面のため、踏み荒らされていないので花数が多い。
ただし足場が悪いところが多いので、山慣れていない方は特に下りが危険なコースと思う。






三合目から二合目の区間はカタクリが道の両側に咲き誇る。

キクザキイチリンソウも随所に群生している。

写真を撮りまくっているので全然先に進まない。

花びらが大きく、色が濃いカタクリだ。

二合目の標識。ここから下部は花が少なくなる。

相沢川にかかる橋に出る。
これで経ヶ蔵山登山は終わり。

北㑨林道を歩いているとギフチョウが飛んでいた。
何枚もシャッターを押して、一番まともに撮れた一枚。

朝寄らなかった十二滝を見に斜面を降りる。
降り立った河原に祀られた不動明王。

十二滝は左岸の崖が崩れ、倒木が滝つぼに覆いかぶさって見た目が悪くなっていた。
以前あった対岸の展望台と対岸に渡る橋は撤去されていて、十二滝の全貌を見ることは適わなくなった。滝を眺めながら温かいコーヒーとマスさんお手製の和菓子を食べた。

オトメエンゴサクが咲く坂を登り林道に出る。
林道の法面にはミヤマキケマンが咲いていた。

車に戻る。
奥の駐車場は携帯電話の電波が届かないようだ。
帰路、円能寺方面に車を走らせ、経ヶ蔵山の姿を写真に収めた。
しかし例年4月中旬に花の見ごろを迎える山なのに、4月初旬でほぼすべての花が満開になるとは過去に経験がない。今年は山行予定を組むのが難しい年と思う。

GPS軌跡。

円能寺登山口から十二滝登山口へ抜けるコースタイムしか記載していない。

十二滝は帰りに寄ることにして北㑨林道を奥に進む。

十二滝最上部の急流。

十二滝登山口。
右手の赤い橋を渡ると一合目。

階段が連続する急登が始まる。
二合目付近から登山道沿いにカタクリが群生している。
朝なので花びらはうつむいている。帰路には花が反り返ってくるだろう。

西側の尾根を見上げる。
天然杉が急斜面に生えている。

三合目付近までずっとカタクリの花園が続く。

登ってきた斜面を見下ろす。
太いケヤキの木が多い。

途中からジグザグに道が切られているため、少し息が落ち着く。

お目当てのミスミソウが見られるようになった。
高館山のはオオミスミソウ。この山に咲いているのはミスミソウだ。

ミスミソウの数々。





四合目を過ぎると雪が一部残っている。
湿った斜面にはキクザキイチリンソウが咲いていた。


残雪のトラバース箇所。
一度股まで踏み抜いた。

急な斜面を右斜高して頂稜に乗り上げる。
ここから先は多少アップダウンのあるブナの森の中を行く。

道の脇にイワウチワが群生している。

須弥壇岩は東側の展望が広がる。
右奥の山は猪ノ鼻岳。
弁慶山はその左、円頂の無名峰の左奥に頭を出している。
その左手に弁慶の耳も見える、

北東には丁岳が望める。

須弥壇岩から僅かな距離で展望台のある経ヶ蔵山に到着。

展望台に登って鳥海山を望む。
凄く近くに見えるが、実際の距離は20kmも離れている。
それだけ鳥海山の山体が大きい証左であろう。
山の上部が少し霞んでいるのが少し残念だった。

西には酒田共同火力発電所と、左に酒田市街地、そして日本海が望める。

南南西には朝日連峰が霞む。
肉眼では山座同定ができないくらい霞んでいたが、帰宅後に画像を確認すると、左端が赤見堂岳、マツの木の上が離森山、真ん中奥の雪山は以東岳、右手の三角形の山は高安山と判明した。

展望台で少し休憩した後、山頂から円能寺登山口を往復する。
山頂直下の岩洞に経塚がある。それが山名の由来だ。

優しいお顔をした石仏が祀られている。

斜面に突き出た座禅岩の上から南東にシナゾ森が望める。

南には胎蔵山と大荒沢森(左奥)。

展望がない八合目の広場を通過する。この広場にはミスミソウが咲いているので、登り返してきたらじっくり写真を撮るつもりだ。
八合目より下部もずっと階段の下りが続く。

猿渡りの蔵からは南西側の展望が広がる。
写真では写っていないが、鶴岡の湯ノ沢岳が見えていた。

猿渡りの岩場にヤマハタザオが咲き始めていた。

五合目の標識がある付近から急峻な斜面を見る。

四合目付近から円能寺登山口まで、一番の見どころはユキツバキが群生している点にある。
今年は花つきが非常に良い。

円能寺登山口に降り立つ。
水分補給してまた山頂まで登り返す。
気温が上がってきたため、Tシャツ一枚の恰好で歩く。

こんなに満開に咲いているユキツバキは初めて見た。

道中、ユキツバキの他にスミレサイシンやキクバオウレンが咲いていた。

八合目付近に咲くミスミソウ。(写真ぺたぺたです。)
20年ぐらい前に初めて訪れた時は一面の花園だったが、旧平田町がこの山にミスミソウが咲いていることを宣伝した結果か? 盗掘被害が拡大し、一時ミスミソウの花はほとんど見られなくなった。
まだかなり花数が多かった時の拙ブログ記事は→こちら。
その時は貴重な花の保護の観点から山名は明かしていなかった。
現在、花数は増えてきた感じがするが、大きな株はほとんど見られず、一輪ずつ写真に収めた。






八号目からの急な階段。

この日、二度目の山頂。

展望台のベンチに腰掛け、ゆっくり昼食をとる。
デザートはマスさんお手製の和菓子『華ぱうんど』。
一度に食べきれないので、半分は十二滝を眺めながら食べることにした。

鳥海山を見る。
雪解けが早く、かなり地肌がでている印象だ。

帰路はマクロレンズに交換し、花の写真を撮りながら下る。
イワウチワの花色が濃い。


午後の時間になると山中、誰もいなくなって静かな山を楽しめた。
頂稜の景色を眺めながら進む。

ブナの梢越しに弁慶山を見る。

頂稜から離れ、急な北斜面を下る。
すぐにキクザキイチリンソウが美しい姿を見せてくれる。

青色が濃い花もあった。

五合目から三合目にかけて咲くミスミソウの数々。
登山道の両側は急斜面のため、踏み荒らされていないので花数が多い。
ただし足場が悪いところが多いので、山慣れていない方は特に下りが危険なコースと思う。






三合目から二合目の区間はカタクリが道の両側に咲き誇る。

キクザキイチリンソウも随所に群生している。

写真を撮りまくっているので全然先に進まない。

花びらが大きく、色が濃いカタクリだ。

二合目の標識。ここから下部は花が少なくなる。

相沢川にかかる橋に出る。
これで経ヶ蔵山登山は終わり。

北㑨林道を歩いているとギフチョウが飛んでいた。
何枚もシャッターを押して、一番まともに撮れた一枚。

朝寄らなかった十二滝を見に斜面を降りる。
降り立った河原に祀られた不動明王。

十二滝は左岸の崖が崩れ、倒木が滝つぼに覆いかぶさって見た目が悪くなっていた。
以前あった対岸の展望台と対岸に渡る橋は撤去されていて、十二滝の全貌を見ることは適わなくなった。滝を眺めながら温かいコーヒーとマスさんお手製の和菓子を食べた。

オトメエンゴサクが咲く坂を登り林道に出る。
林道の法面にはミヤマキケマンが咲いていた。

車に戻る。
奥の駐車場は携帯電話の電波が届かないようだ。
帰路、円能寺方面に車を走らせ、経ヶ蔵山の姿を写真に収めた。
しかし例年4月中旬に花の見ごろを迎える山なのに、4月初旬でほぼすべての花が満開になるとは過去に経験がない。今年は山行予定を組むのが難しい年と思う。

GPS軌跡。

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