ずっと猛暑が続き、山に行く気が失せていた。
蔵王の刈田峠の様な、標高が高い登山口から朝早くに歩き始めれば涼しいだろうが、帰りの炎天下での運転を考えると躊躇してしまう。
そんな中、家のキッチンの手元用蛍光灯と液晶テレビが立て続けに壊れた。
手元灯はLED照明に変える工事を依頼する。
シャープの4K液晶テレビはエントリー機ながら購入してから2年しか経っていないが、音声は出るのに画像が出ない不具合が発生。長期延長保証に入っていなかったため、メーカーに連絡して対処方法を聞いてみたが直らない。背面カバーを開け、中を掃除すれば直る場合がある、とネット民が言っているので掃除したが結局直らず、メーカーに出張修理を依頼すると取り替え部品を除いて25000~30000円もかかるらしい。50000円で買った商品にそんな金額払って修理する気もなく、結局、家電量販店を回り、最終的にネットで新しい液晶テレビを注文した。
壊れたテレビを家電リサイクル業者に自己搬入し、テレビが置いてあったスペースを見ると奥の配線が乱雑なのが気になって、100円ショップでワイヤーネット等を買ってごちゃごちゃな配線を綺麗に整理した。注文したテレビが配送され、初期設定を行ってようやくテレビが見られ一安心できた。
上記の理由もあって山に行くタイミングを10日以上掴めない状態にあった。
さて猛暑の中、何処の山に行くか考えたら、やはり涼しい沢歩きがいいだろうと思い、浮かんできたのが鳥海山の檜ノ沢(ひのそ)だった。この沢2008年の9月28日に登っている。
前回は全行程10時間で歩いているので、同様のコースタイムで歩けると思っていたら甘かった。
【 8/8 檜ノ沢(最高点1567m) 山形・鳥海山 】
一ノ滝駐車場~登山口~万助道十字路~渡戸~906m独標上部の下降点~檜ノ沢~鍋森鞍部の分水嶺~蛇石流分岐~T字分岐~月山沢渡渉点~喜助平~森の清水~狭霧橋~登山口~一ノ滝駐車場
朝6時15分に一ノ滝駐車場をスタート。

蔵王の刈田峠の様な、標高が高い登山口から朝早くに歩き始めれば涼しいだろうが、帰りの炎天下での運転を考えると躊躇してしまう。
そんな中、家のキッチンの手元用蛍光灯と液晶テレビが立て続けに壊れた。
手元灯はLED照明に変える工事を依頼する。
シャープの4K液晶テレビはエントリー機ながら購入してから2年しか経っていないが、音声は出るのに画像が出ない不具合が発生。長期延長保証に入っていなかったため、メーカーに連絡して対処方法を聞いてみたが直らない。背面カバーを開け、中を掃除すれば直る場合がある、とネット民が言っているので掃除したが結局直らず、メーカーに出張修理を依頼すると取り替え部品を除いて25000~30000円もかかるらしい。50000円で買った商品にそんな金額払って修理する気もなく、結局、家電量販店を回り、最終的にネットで新しい液晶テレビを注文した。
壊れたテレビを家電リサイクル業者に自己搬入し、テレビが置いてあったスペースを見ると奥の配線が乱雑なのが気になって、100円ショップでワイヤーネット等を買ってごちゃごちゃな配線を綺麗に整理した。注文したテレビが配送され、初期設定を行ってようやくテレビが見られ一安心できた。
上記の理由もあって山に行くタイミングを10日以上掴めない状態にあった。
さて猛暑の中、何処の山に行くか考えたら、やはり涼しい沢歩きがいいだろうと思い、浮かんできたのが鳥海山の檜ノ沢(ひのそ)だった。この沢2008年の9月28日に登っている。
前回は全行程10時間で歩いているので、同様のコースタイムで歩けると思っていたら甘かった。
【 8/8 檜ノ沢(最高点1567m) 山形・鳥海山 】
一ノ滝駐車場~登山口~万助道十字路~渡戸~906m独標上部の下降点~檜ノ沢~鍋森鞍部の分水嶺~蛇石流分岐~T字分岐~月山沢渡渉点~喜助平~森の清水~狭霧橋~登山口~一ノ滝駐車場
朝6時15分に一ノ滝駐車場をスタート。

車道を歩いて登山口から入山。

尾根を横断する箇所はヒノキアスナロが林立する不思議な森が広がっている。

万助道十字路から少し登ると渡戸に着く。
ここを右折して万助道を登る。

白い木肌のブナ林が続く。

檜ノ沢の下降点は906m独標を少し過ぎた地点にあった。
段さのある急坂を木に掴まりながら檜ノ沢へ下る。
入渓して沢靴に履き替え、ヘルメットを被る。
基本的にロープを必要とする沢ではないので、ハーネスはつけない。
しかしお助け用の短いシュリンゲと20mのロープは持参していた。

身支度が終わり遡行開始。
沢筋にはミソガワソウがたくさん咲いている。

この小さな滝は左から高巻きした。

しばらくの間ゴーロ帯が続く。

この日はフルサイズのデジタル一眼レフカメラを持参した。
カメラをカメラホルスターに入れて肩掛けしているが、左手がホルスターを抱えているため上手く使えず、さらに振られるため歩行スピードが全然上がらない。やはり沢登りには重いカメラは向いていないと痛感した。栗駒山の御沢コースではそんな事は感じなかったのだが・・・
登れないと思ったときには待っていて、と指示してマスさんとmaronnさんを先行させる。

登りの途中、庄内平野と日本海が一望できる。
写真では分かりにくいが、左奥に粟島、右奥に薄く佐渡が見えている。

沢の両岸が岩壁にはさまれた空間を登って行く。

この付近は巨岩のゴーロ帯が続く。
乗り越しに根気が必要な場所だ。

狭窄部を振り返る。

上部に笙ヶ岳が見える場所を通過。

ミソガワソウ。
長野県の味噌川から命名された花だ。

巨岩のゴーロ帯を抜けると、ようやく連瀑が現れる。
全ての滝が軽く巻くか、水際をフリーで登れる。

一番大きな滝が出てくるが、右手のリッジを使って登れる。

奥の滝は左岸から登れるが、最初の一歩が滑りやすいため、この日唯一後続にお助けロープを出して登らせた。

この滝は右岸から登る。

上記の滝の上から庄内平野を望む。

ゴーロを登りより、硬い岩場を登るほうが数倍楽だ。

小さな滝が連続する。

猛暑続きで苔のヌメリが酷く、一歩一歩常にスタンスに注意を払って登っているため、予想より遡行に時間がかかった。

水が伏流になって消える場所で長めの休憩をとる。
岩の下から湧き出てくる水は手が切れるほど冷たい。
ここでマスさんお手製の和菓子『ナッツの蒸し羊かん』を食べる。
温かいお茶を飲んで一息つく。

水が消えたゴーロ帯の登りは暑く大変だった。
特に風が吹き抜けない場所は熱せられた岩の暑さが身に染みる。

しかし両岸の傾斜が緩くなると高山植物が一気に増えてくる。
まだニッコウキスゲが咲いていて蕾も多い。

あちこちに群生しているミヤマキンポウゲ。
近くにヨツバシオガマも咲いていた。
風で揺れる花の撮影はブレて上手くいかない。

見るからに源流の雰囲気だが、沢の詰めはまだまだ遠い。

東側直下から笙ヶ岳を見上げる。

長坂道T字路の南側にある岩峰が見えてきた。
写真を何枚も撮っている間に二人はかなり先を歩いている。

小さな水たまりのそばにダイモンジソウが群生している。

鍋森の西側を時計回りに進む。
上部に長坂道から鳥海湖へ下る道が見えている。

右から笙ヶ岳Ⅲ峰、Ⅱ峰、本峰が並んで見える。

やがて灌木が茂った薮っぽい急な流水溝を登る。
その先、鍋森を見ながら笹薮を漕いで一段下がる。

薮抜けすると池塘がある小さな湿地に出た。

一帯はチングルマやアオノツガサクラが咲き残っていて6月の山に来たみたいだ。

鍋森鞍部の水分地点がこの日の最高点、標高は1567mだった。
大きな岩が累々と横たわっていて自然が創り出した神の庭と言った雰囲気がある。
ここで沢靴から登山靴へ履き替え、少し休憩をとる。

最高点付近を振り返る。
奥に見える山は長坂道の鳥海湖分岐付近。

雪解けから時間が経っていない場所にはヒナザクラが群生している。

地図上で池がある場所は水が干上がっていた。
そこで鍋森バックに記念写真。

蛇石流沢を目指し源流域を下る。
晴れていれば外輪山や新山が見えるはずだが、雲に覆われて見えなかった。

奥の平な場所にもヒナザクラが咲き乱れていた。

お花畑に囲まれた沢の源頭部を下る。

鳥海湖から下ってくる登山道に合流。
月山森を眺めながら石段を下る。

解け残った雪渓のある沢筋を下ってきて、ガレ場を横切り右の登山道へ合流した。

蛇石流分岐を直進して千畳ヶ原に入る。
振り返ると扇子森が見える。

千畳ヶ原は広大な雪田草原が広がる鳥海山のオアシスだ。

小さな沢筋にはニッコウキスゲがたくさん咲いている。

T字分岐を左折して二ノ滝道に入る。
外輪山の雲が切れて文珠岳が見えてきた。

西には笙ヶ岳が見える。
あの山の下を遡行してきた。

庄内平野と千畳ヶ原。
鳥海山の隠れ展望スポットだ。

千畳ヶ原は意外に花が少ない
それでも随所にキンコウカやミズギクが咲き誇っていた。


ある場所から古い木道に変わると、木道が斜めになっていたり、ガタガタ揺れたりして歩きにくくなってくる。同時に道の両サイドのヤブが次第に濃くなった。
木道が終わってから馬ノ背と呼ばれる灌木帯の下りになるが、数年刈り払いがさせていない感じで、藪が足元を隠し、しかも道が滑りやすいため歩行ピッチが一気に下がった。
下りの途中で馬ノ背を振り返る。

灌木帯に入るとほぼ同時に風が止まり炎熱の中の行動を強いられる。
この日の酒田市の最高気温は36.7度まで上昇したとか。
標高1140mの月山沢渡渉点で顔を洗おうと思っていたが、maronnさんが休まずどんどん先行しているため、休憩を取れなかった。
不動滝を眺める。
この先いくつもの滝が出てくるが、展望地点へ行く場所がロープで立入禁止になっていたため、ほとんど滝は鑑賞できなかった。

喜助平を過ぎると天主森から流れ下る支沢を何回も横切る。
その度に急な坂の上り下りがあるので、じわじわと体力が絞られる。
今回私的に一番の失敗は荷物をできるだけ軽くしようと、靴底が減ったテクニカの古い登山口を持ってきた事だった。石や土、茂った草を踏むとほぼ100%足が滑るため、いちいち木を掴み、慎重に足を下ろさねばならないため、テンポよく下ることができなかった。
靴のチョイスの間違いでおそらく1時間程度余計に行動時間が長くなってしまった感じ。
白く美しい木肌のブナの森が広がる森の清水で一服。
ここの標高が850m。あと標高差で400m弱も下らねばならずうんざりする。

仙龍滝を見下ろす。
その先、ガクエの潬、玉酔滝、三ノ滝と続くが、看板のある場所から滝が良く見えずがっかりした。

かなり時間が押していて、二ノ滝に寄ると日没になりそうなため、狭霧橋を対岸に渡りエスケープする事にした。

橋の上から上流の滝を見る。

結局、車に戻ったのは午後6時過ぎ。
12時間行動となってしまった。
帰りが遅くなるので風呂には入らず、一ノ滝駐車場のトイレ前の水道で身体を拭き、着替えてさっぱりしたから帰路についた。
暑さに耐えながらの登山だったが、高山植物も多く、源流域の素晴らしい展望も満喫できて、長く思い出に残る山行となった。
このコースを歩く場合、車2台で1台を吹浦口にデポして歩いた方が楽であろう。
もしくは万助小屋か御浜小屋に一泊して周回するのも楽しいと思う。
GPS軌跡。


尾根を横断する箇所はヒノキアスナロが林立する不思議な森が広がっている。

万助道十字路から少し登ると渡戸に着く。
ここを右折して万助道を登る。

白い木肌のブナ林が続く。

檜ノ沢の下降点は906m独標を少し過ぎた地点にあった。
段さのある急坂を木に掴まりながら檜ノ沢へ下る。
入渓して沢靴に履き替え、ヘルメットを被る。
基本的にロープを必要とする沢ではないので、ハーネスはつけない。
しかしお助け用の短いシュリンゲと20mのロープは持参していた。

身支度が終わり遡行開始。
沢筋にはミソガワソウがたくさん咲いている。

この小さな滝は左から高巻きした。

しばらくの間ゴーロ帯が続く。

この日はフルサイズのデジタル一眼レフカメラを持参した。
カメラをカメラホルスターに入れて肩掛けしているが、左手がホルスターを抱えているため上手く使えず、さらに振られるため歩行スピードが全然上がらない。やはり沢登りには重いカメラは向いていないと痛感した。栗駒山の御沢コースではそんな事は感じなかったのだが・・・
登れないと思ったときには待っていて、と指示してマスさんとmaronnさんを先行させる。

登りの途中、庄内平野と日本海が一望できる。
写真では分かりにくいが、左奥に粟島、右奥に薄く佐渡が見えている。

沢の両岸が岩壁にはさまれた空間を登って行く。

この付近は巨岩のゴーロ帯が続く。
乗り越しに根気が必要な場所だ。

狭窄部を振り返る。

上部に笙ヶ岳が見える場所を通過。

ミソガワソウ。
長野県の味噌川から命名された花だ。

巨岩のゴーロ帯を抜けると、ようやく連瀑が現れる。
全ての滝が軽く巻くか、水際をフリーで登れる。

一番大きな滝が出てくるが、右手のリッジを使って登れる。

奥の滝は左岸から登れるが、最初の一歩が滑りやすいため、この日唯一後続にお助けロープを出して登らせた。

この滝は右岸から登る。

上記の滝の上から庄内平野を望む。

ゴーロを登りより、硬い岩場を登るほうが数倍楽だ。

小さな滝が連続する。

猛暑続きで苔のヌメリが酷く、一歩一歩常にスタンスに注意を払って登っているため、予想より遡行に時間がかかった。

水が伏流になって消える場所で長めの休憩をとる。
岩の下から湧き出てくる水は手が切れるほど冷たい。
ここでマスさんお手製の和菓子『ナッツの蒸し羊かん』を食べる。
温かいお茶を飲んで一息つく。

水が消えたゴーロ帯の登りは暑く大変だった。
特に風が吹き抜けない場所は熱せられた岩の暑さが身に染みる。

しかし両岸の傾斜が緩くなると高山植物が一気に増えてくる。
まだニッコウキスゲが咲いていて蕾も多い。

あちこちに群生しているミヤマキンポウゲ。
近くにヨツバシオガマも咲いていた。
風で揺れる花の撮影はブレて上手くいかない。

見るからに源流の雰囲気だが、沢の詰めはまだまだ遠い。

東側直下から笙ヶ岳を見上げる。

長坂道T字路の南側にある岩峰が見えてきた。
写真を何枚も撮っている間に二人はかなり先を歩いている。

小さな水たまりのそばにダイモンジソウが群生している。

鍋森の西側を時計回りに進む。
上部に長坂道から鳥海湖へ下る道が見えている。

右から笙ヶ岳Ⅲ峰、Ⅱ峰、本峰が並んで見える。

やがて灌木が茂った薮っぽい急な流水溝を登る。
その先、鍋森を見ながら笹薮を漕いで一段下がる。

薮抜けすると池塘がある小さな湿地に出た。

一帯はチングルマやアオノツガサクラが咲き残っていて6月の山に来たみたいだ。

鍋森鞍部の水分地点がこの日の最高点、標高は1567mだった。
大きな岩が累々と横たわっていて自然が創り出した神の庭と言った雰囲気がある。
ここで沢靴から登山靴へ履き替え、少し休憩をとる。

最高点付近を振り返る。
奥に見える山は長坂道の鳥海湖分岐付近。

雪解けから時間が経っていない場所にはヒナザクラが群生している。

地図上で池がある場所は水が干上がっていた。
そこで鍋森バックに記念写真。

蛇石流沢を目指し源流域を下る。
晴れていれば外輪山や新山が見えるはずだが、雲に覆われて見えなかった。

奥の平な場所にもヒナザクラが咲き乱れていた。

お花畑に囲まれた沢の源頭部を下る。

鳥海湖から下ってくる登山道に合流。
月山森を眺めながら石段を下る。

解け残った雪渓のある沢筋を下ってきて、ガレ場を横切り右の登山道へ合流した。

蛇石流分岐を直進して千畳ヶ原に入る。
振り返ると扇子森が見える。

千畳ヶ原は広大な雪田草原が広がる鳥海山のオアシスだ。

小さな沢筋にはニッコウキスゲがたくさん咲いている。

T字分岐を左折して二ノ滝道に入る。
外輪山の雲が切れて文珠岳が見えてきた。

西には笙ヶ岳が見える。
あの山の下を遡行してきた。

庄内平野と千畳ヶ原。
鳥海山の隠れ展望スポットだ。

千畳ヶ原は意外に花が少ない
それでも随所にキンコウカやミズギクが咲き誇っていた。


ある場所から古い木道に変わると、木道が斜めになっていたり、ガタガタ揺れたりして歩きにくくなってくる。同時に道の両サイドのヤブが次第に濃くなった。
木道が終わってから馬ノ背と呼ばれる灌木帯の下りになるが、数年刈り払いがさせていない感じで、藪が足元を隠し、しかも道が滑りやすいため歩行ピッチが一気に下がった。
下りの途中で馬ノ背を振り返る。

灌木帯に入るとほぼ同時に風が止まり炎熱の中の行動を強いられる。
この日の酒田市の最高気温は36.7度まで上昇したとか。
標高1140mの月山沢渡渉点で顔を洗おうと思っていたが、maronnさんが休まずどんどん先行しているため、休憩を取れなかった。
不動滝を眺める。
この先いくつもの滝が出てくるが、展望地点へ行く場所がロープで立入禁止になっていたため、ほとんど滝は鑑賞できなかった。

喜助平を過ぎると天主森から流れ下る支沢を何回も横切る。
その度に急な坂の上り下りがあるので、じわじわと体力が絞られる。
今回私的に一番の失敗は荷物をできるだけ軽くしようと、靴底が減ったテクニカの古い登山口を持ってきた事だった。石や土、茂った草を踏むとほぼ100%足が滑るため、いちいち木を掴み、慎重に足を下ろさねばならないため、テンポよく下ることができなかった。
靴のチョイスの間違いでおそらく1時間程度余計に行動時間が長くなってしまった感じ。
白く美しい木肌のブナの森が広がる森の清水で一服。
ここの標高が850m。あと標高差で400m弱も下らねばならずうんざりする。

仙龍滝を見下ろす。
その先、ガクエの潬、玉酔滝、三ノ滝と続くが、看板のある場所から滝が良く見えずがっかりした。

かなり時間が押していて、二ノ滝に寄ると日没になりそうなため、狭霧橋を対岸に渡りエスケープする事にした。

橋の上から上流の滝を見る。

結局、車に戻ったのは午後6時過ぎ。
12時間行動となってしまった。
帰りが遅くなるので風呂には入らず、一ノ滝駐車場のトイレ前の水道で身体を拭き、着替えてさっぱりしたから帰路についた。
暑さに耐えながらの登山だったが、高山植物も多く、源流域の素晴らしい展望も満喫できて、長く思い出に残る山行となった。
このコースを歩く場合、車2台で1台を吹浦口にデポして歩いた方が楽であろう。
もしくは万助小屋か御浜小屋に一泊して周回するのも楽しいと思う。
GPS軌跡。

コメント
コメント一覧 (4)
沢でなくとも万助小屋泊りで良い景色を見ながら歩いてみたいものです。
千畳ヶ原からの前後の眺めは最高でした。
下山の何度も渡渉するのには閉口したなぁ…
早く楽になりたくて夢遊病者の様に休まず歩いてしまいました😅
巨人の足形ログでしたね😁
ありがとうございました♪
1級レベルの沢登りですので危険性はありませんが、ゴーロ歩きと暑さで参りました。
万助小屋に泊る場合は往路が2時間短くなるだけですが、小屋を早朝出発するとかなり楽になります。
ただし千畳ヶ原を歩かない点だけマイナスです。
岩に触ると暑くて、風がないと蒸されて、沢歩きなのに伏流のゴーロ歩きが長くて、意外に時間がかかりましたね。
源頭から千畳ヶ原まではmaronnさん花見で楽しく歩かれていましたが、風のまったく通らないブナの森の歩きは私もきつかったです。
下山後、酒田の最高気温が37度近くまで上がっていたことを知り、沢登りでも暑い理由が分かりました。
お疲れ様でした。