「山岳写真クラブ仙台写真展・想いの山2024」が開催中の24日。
埼玉県在住の著名な山岳ライター・打田鍈一さんご夫妻とともに作並の鎌倉山を歩いてきた。
この日、写真展にはクラブ会員が8名フルで在廊するため、私一人抜けても運営には問題ないと判断した。ちなみに打田さんご夫婦は翌日25日に写真展にご来場されました。)
(打田鍈一さんは山岳ライター歴40数年。「分県登山ガイド 埼玉県の山(山と溪谷社)」「薮岩魂ハイグレードハイキングの世界(山と溪谷社)」、「薮岩魂いつまでもハイグレードハイキング(山と溪谷社)」、「関越道の山88(白山書房)」の著者でもあり、山と溪谷や岳人に数多くのガイド記事や山岳紀行文を寄稿されている有名な方です。)

私の車に同乗し、秋保のさいちに立ち寄り名物のおはぎを購入する。
その後、鳳鳴四十八滝に寄り道して滝と鎌倉山を望む。
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午前10時過ぎもしもしピットの駐車場に到着。
ニリンソウが咲く時期は満車になってしまうが、今は空いている。
しかし縦列駐車して駐車スペースを少なくしている登山者の方は、もう少し後から乗り入れてくる車に配慮して欲しいと思う。

鎌倉山を眺めながら国道を東進する。
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仙山線の踏切を渡る。
この日は通過車両に出合えなかった。2024032403

前日の雨で登山道は全般的に泥濘が多かった。
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天沼の伝説をお二人に話す。
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ニリンソウの花はまだまだ先。
葉っぱも出ておらず、泥で滑りやすい窪状の急坂を一歩一歩足場を確認しながら登る。
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ロープが途切れたところを慎重に登る打田さんの奥様。
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関東の低山だとスギやヒノキの人工林が多いが、この山は雑木林が美しいと打田さんは語っていた。
でも下草が無い斜面なので登山道が分かりにくいという印象を持たれたようだ。
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尾根に乗り上げ、風を避けた場所に移動してマスさんお手製の和菓子「お茶の玉手箱」を食べる。
マスさんこの日は仕事で山に来れなかった。
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鎌倉山の山頂直下のロープ場が近づく。
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ロープ場には僅かに雪が残っていて足場が滑りやすくなっていた。
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木々の隙間から北泉ヶ岳を見る。
泉ヶ岳が見える場所は探したけど見つからなかった。
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後白髪山。
そう書いて「うしろしらひげやま」とは絶対に読めないと打田さん。
高い山はまだ真っ白だねぇ、とご夫婦で語っている。
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鎌倉山の山頂に到着。
アカタテハが2羽飛んでいる。ヒメギフチョウはまだ現れていない。
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山頂から戸神山とニッカウヰスキー宮城峡蒸留所を見る。
遠くの山々は霞んで見えない。
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西側の展望岩まで降りて約180度に広がる展望を楽しむ。
秋保に向かう時に雲がかかって見えなかった蔵王連峰が姿を現していた。
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二口山塊の大東岳はほぼ山頂まで見えているが、右の面白山は雲に隠れている。
打田さんご夫婦は高度感あふれる景色に感激していた。
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JR仙山線作並駅が眼下に見える。
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山頂に戻って「さいちのおはぎ」を食べる。
おはぎが意外に大きいとお二人とも驚いていた。
「納豆のおはぎ」は初めての経験だとか。

帰路、船形山も姿を見せてくれた。
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難所の窪状の急坂。
地面が乾いているときは楽勝なのだが・・・
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踏切を渡り林道から鎌倉山の岩壁を見上げる。
展望岩は左上の場所ですよ、と説明する私の言葉に、打田さんは西上州の立岩に似ていると感慨深く語っていた。
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もしもしピットの南側にこんな標柱が新設されていた。
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打田さんご夫婦をホテルまでお送りし、私はいったん帰宅し、シャワーで汗を流して写真展会場に向かった。この日の夜、打田さんご夫婦と福井さんとともに国分町にて一献を傾けた。

山は登る人によってとらえ方が異なる。
自分が持ち合わせていない感想をお聞きし、何度も登っている鎌倉山が少し新鮮に感じられた。

一般コースのためGPS軌跡はアップしておりません。