高い山は雪雲がかかり風も強い感じなので、丸森町の小富士山と鎌倉山に行ってきた。
以前は「困ったときの阿武隈山地」と自分は常々言っていて、冬型の気圧配置でも晴れる確率が高い。

【 1/18 小富士山(180m)と鎌倉山(340m) 宮城・阿武隈山地 】
●小富士山:羽入地区の林道入口~立石入口~立石~立石入口~小富士山登山口~小富士山~小富士山登山口~羽入地区の林道入口
●鎌倉山:南平登山口~岩場~鎌倉山(往復)

小富士山は4年ぶり。マスさんは初めて連れてきた。
羽入地区の林道入口の広い駐車スペースに車を停める。
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弾薬庫の手前に馬頭観世音と庚申、そして山神の石碑が並んでいた。
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立石の登山口には立派な標識が建った。
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丸太を渡した湿地を過ぎると急坂になる。
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階段の途中から西側の次郎太郎山を見る。
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立石を見上げながら再び急坂を登る。
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北側の羽山(丸森富士)を振り返る。
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急坂が終わった途端、巨大な立石が現れる。
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立石は周囲25m、高さ12.5mの花崗岩の岩塔だ。
町の天然記念物に指定されていてクライミングは禁止。
と言ってもクラックやリスがまったくない巨岩なので、フリーで登る事は不可能だろう。
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西面はこんな感じ。
つるっとした岩肌をしている。
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立石の周囲にはいくつかの大きな岩がある。
この胎内くぐりの様な岩の下から、土器の破片が出土しているとか。
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次の山である小富士山に向かう。
以前は伐採作業用のブル道を使ってショートカットできたが、現在そのブル道は薮が繁茂して歩けないようだ。
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立石登山口に戻り、林道を登っていく。
峠まで登ると、左に小富士山の登山口がある、
ここまで林道上に駐車可能な場所はなかった。
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尾根を少し登ると、左折してブル道に入る。
ブル道の分岐二か所に道標が設置されている。
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ロープが張られた急坂を登るとすぐに山頂だ。
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小富士山山頂の石祠と新しいお地蔵様。
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金山地区の後方に影倉山と深山が見える。
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東には鹿狼山から北へ伸びる七峰の稜線が一望できる。
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往路を戻り、次の山・鎌倉山へ車を走らせた。

小富士山マップ
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鎌倉山も2020年11月に登ったので約4年ぶりとなる。
前回は変則的な周回スートを採ったが、そのルートは車道歩きが長く、時間がかかるので、今回は南平登山口からの往復登山とした。

新たに鳥居が新設された登山口。
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車道から左折して登山道に入る。
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陽の光が差し込む雑木林を登る。
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急坂を登り、尾根に出ると冷たい風が襲ってくる。
唯一の難所である岩場には新しいロープが張られていた。
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枯れ葉が梢に残っていて、一瞬紅葉のように見えた。
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急坂を登りきると羽山神社が見えてくる。
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屋根瓦が葺き替えられ、入口正面の落書きも除去されて綺麗になった羽山神社
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中に入るとベンチが作られ、良い休憩場所になっていた。
同じく落書きだらけの木の壁も黒い木材塗料が塗られ化粧直しされていた。
でも絵馬の落書きだけはどうしようも無かったようだ。
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羽山神社の前から鹿狼山と七峰を望む。
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北に大内地区の田園風景が見える。
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西側へ少し下がった場所にある天狗の相撲取場を見てきた。
そこには花崗岩の岩場が二か所ある。
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羽山神社へ戻り、次に南側の山頂へ向かう。
標識だけある展望のない山頂だ。
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羽山神社へ戻ってお昼の休憩を取った。
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マスさんお手製の「りんごのガレット・デ・ロワ」。
煮りんごをラムレーズンと一緒にダマンドに合わせ、フィユタージュ・ラピドで包み、フェーブにウォールナッツをしのばせているとか。
リンゴの酸味がマッチして美味しかったです。それに冬に飲む温かいコーヒーは最高です。
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下山は往路を戻る。
岩場の下りでロープを持つ手が滑り、慎重に行動した。
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帰り道、大内の産直店など数箇所買い物をした。
冬の一日、有意義に過ごせた。

鎌倉山マップ。
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