最近、遠出する山に行きすぎて疲労がたまっていたため、天気の良い5月1日は宮城県南部の蛤山へ行ってきた。ニリンソウやコキンバイがそろそろ見ごろを迎えているはずだが、その結果は???
【 5/1 蛤山・羽山神社(1000m) 宮城・蔵王連峰 】
やまびこ吊り橋駐車場~蛤山登山口~林道分岐~林道終点の登山道入口~1014m峰~蛤山・羽山神社~三角点峰~大萱側・林道終点の登山道入口~大萱~横川集落~蛤山登山口~やまびこ吊り橋駐車場
登山前に不忘平和記念公園に立ち寄り、不忘の碑を見学する。

【 5/1 蛤山・羽山神社(1000m) 宮城・蔵王連峰 】
やまびこ吊り橋駐車場~蛤山登山口~林道分岐~林道終点の登山道入口~1014m峰~蛤山・羽山神社~三角点峰~大萱側・林道終点の登山道入口~大萱~横川集落~蛤山登山口~やまびこ吊り橋駐車場
登山前に不忘平和記念公園に立ち寄り、不忘の碑を見学する。
背景に見える不忘山に1945年3月10日、アメリカ軍のB29爆撃機3機が墜落し、兵士34人全員が亡くなった。慰霊碑には、亡くなった兵士全員の名前が刻まれている。

この公園から目指す蛤山が一望できる。
ここから見るのは新鮮な感じ。

今回はやまびこ吊り橋の駐車場からスタートした。

その前に吊り橋の中央まで行って残雪の不忘山を眺める。

蛤山登山口まで車道を約300m歩く。
新緑の木々とヤマザクラの花が美しい。

実はやまびこ吊り橋と蛤山登山口の間に駐車スペースがあり、5台の車が駐車していた。
まだ空きがあったが、現在はやまびこ吊り橋の駐車所の利用が奨励されている。

登山口からしばらくの間、車の通行ができない林道を歩く。
下部はスギ林、坂が緩くなるとアカマツの植林地に変わる。

途中、二か所に大規模な伐採地があり、蛤山の頂稜が見渡せる。

伐採地にはカラマツの苗が植林されているので、近い将来この展望は見えなくなるだろう。

林道の終点の登山道入口に着く。
ここまでが気分的に長く感じる。

この階段の登りは歩幅が合わず苦手だ。
風がなく暑い。おまけにブユが纏わりついてきて、目の中に飛び込んできた。

小さく下る地点からブナの木が出てくる。
林床にほぼ花が落ちそうなイワウチワが少し見られた。

ブナは芽吹きの時を迎えていた。

古い林道を横切るところで休憩を取る。
周りにはスミレサイシンがいっぱい咲いている。

カラマツの植林地に入る手前のブナ林。

ブナの幹越しに不忘山と南屏風岳が見える。

期待した稜線手前のニリンソウの群生地はようやく咲き始めたばかりだった。
ここが見ごろを迎える頃、コキンバイも同様に見ごろとなるため、完全に期待を裏切られた。

稜線に乗り上げる。
登山道に雪は残っていない。

カタクリが稜線上に咲いているが、痛んだ花も多く終盤の様そうだった。

1014m峰手前の稜線で咲きだしたばかりのコキンバイを見た。

コキンバイの見ごろは約一週間後だと思う。

東側が切れ落ちた急坂の登りから青麻山を見る。
気温の上昇とともにかなり霞んできた。

東には花房山が大きい。

花が期待外れでも、南屏風岳と不忘山の雄姿が見られただけで満足した。

南屏風岳と不忘山のアップ。
不忘山まで直線距離で約5kmしか離れていないので迫力満点だ。

蛤山最高点の1014m峰を越えてもカタクリロードは続く。

登山道の奥にスギの木が見える場所が蛤山の山頂。

蛤山の主稜線は展望よりブナ林の逍遥を楽しむ場所だ。

西側の景色は梢越しに見える程度。
小深沢対岸のフスベ山が見え隠れしている。

4月26日に喜多方の鳥屋山でカタクリの圧倒的な群生地を見てしまったので、この程度の群落では感動しなくなってしまった。贅沢と言われそうだが・・・
でも写真では分かりにくいが登山道のずっと奥の方まで、カタクリが咲き誇っている。

蛤山の山頂直下から樹林越しに1014m峰と南屏風岳を振り返る。

羽山神社が祀られた蛤山の山頂に到着。
少し風が強いので、ここでは休まず先に進んだ。

蛤山の山頂から三角点峰へ進んでいくと、猫の額ほどの残雪があった。

蛤山と三角点峰の中間部にあるミズナラの巨木。
この山の主と言えるほど貫禄がある。

三角点峰は登山道脇に三角点があるだけで、山名板はいっさいない。
国土地理院の地形図ではこのピークを蛤山と記載している。

三角点峰の南側にあるコキンバイの群生地はかなり規模が縮小してしまった。
日当たりが良い場所なので、もっと咲いているかな、と思ったが、僅かしか開花していなかった。

南東側の景色が望めるこの場所から、登山道は急な尾根を一気に下るようになる。

南に峠田岳、その左奥に栗子山塊の七ッ森が見える。
このアップした写真では分かりにくいが、七ッ森の左に微かに吾妻連峰の西吾妻山が見えていた。

少し腹が空いたので、七ヶ宿ダム湖が見える場所に腰をおろして、おにぎりとコーヒーの簡単な食事をとった。肉眼では霊山が霞んで見えていた。

立ち上がって東の空を見上げると、特徴的な飛行機雲が望めた。
この雲が出ると天気が悪くなる兆候である。
実際、夕方には曇り空に変わってしまった。

国体コースと呼ばれる急坂を一気に下る。

中間部に咲き始めのトウゴクミツバツツジを見た。

一輪だけ咲いていたタムシバ。

足場の悪い岩場を通過したところで振り返る。
ここからコースはガレ場が多く急になり、慎重な歩行を求められるようになる。

尾根最下部のザレた急坂は以前より歩きやすく整備されていた。
道筋が一本になり、足場も確かになった感じ。

鞍部まで降りて、登山道は右の斜面へ下る。
道沿いにヒトリシズカの花がたくさん咲いている。

この日、イカリソウを見たのはここだけだった。
もう少し後になるとラショウモンカズラがたくさん咲く場所だが、まだ蕾も見当たらない状況だ。

やがて林道に降り立つ。
大萱側の蛤山登山道入口だ。

林道に咲く花を期待したが、アカマツの植林地の中にヤマブキの花が咲いているだけで、面白みに欠ける行程だった。
そして林道が終わり舗装道路に出て左折する。
この分岐には道標がないため、逆コースを歩く人にはわかりにくい。

ヤマザクラが満開の車道を約800m歩くと大萱地区に出る。

大萱地区から歩きてきた蛤山を振り返る。

後は用水路に沿って町道を北へ進み、やまびこ吊り橋の駐車場に戻った。
途中の横川集落に空き家が増えた点が残念だった。
せせらぎの里売店も今は営業を行っていないようだった。
GPS軌跡。

ここから見るのは新鮮な感じ。

今回はやまびこ吊り橋の駐車場からスタートした。

その前に吊り橋の中央まで行って残雪の不忘山を眺める。

蛤山登山口まで車道を約300m歩く。
新緑の木々とヤマザクラの花が美しい。

実はやまびこ吊り橋と蛤山登山口の間に駐車スペースがあり、5台の車が駐車していた。
まだ空きがあったが、現在はやまびこ吊り橋の駐車所の利用が奨励されている。

登山口からしばらくの間、車の通行ができない林道を歩く。
下部はスギ林、坂が緩くなるとアカマツの植林地に変わる。

途中、二か所に大規模な伐採地があり、蛤山の頂稜が見渡せる。

伐採地にはカラマツの苗が植林されているので、近い将来この展望は見えなくなるだろう。

林道の終点の登山道入口に着く。
ここまでが気分的に長く感じる。

この階段の登りは歩幅が合わず苦手だ。
風がなく暑い。おまけにブユが纏わりついてきて、目の中に飛び込んできた。

小さく下る地点からブナの木が出てくる。
林床にほぼ花が落ちそうなイワウチワが少し見られた。

ブナは芽吹きの時を迎えていた。

古い林道を横切るところで休憩を取る。
周りにはスミレサイシンがいっぱい咲いている。

カラマツの植林地に入る手前のブナ林。

ブナの幹越しに不忘山と南屏風岳が見える。

期待した稜線手前のニリンソウの群生地はようやく咲き始めたばかりだった。
ここが見ごろを迎える頃、コキンバイも同様に見ごろとなるため、完全に期待を裏切られた。

稜線に乗り上げる。
登山道に雪は残っていない。

カタクリが稜線上に咲いているが、痛んだ花も多く終盤の様そうだった。

1014m峰手前の稜線で咲きだしたばかりのコキンバイを見た。

コキンバイの見ごろは約一週間後だと思う。

東側が切れ落ちた急坂の登りから青麻山を見る。
気温の上昇とともにかなり霞んできた。

東には花房山が大きい。

花が期待外れでも、南屏風岳と不忘山の雄姿が見られただけで満足した。

南屏風岳と不忘山のアップ。
不忘山まで直線距離で約5kmしか離れていないので迫力満点だ。

蛤山最高点の1014m峰を越えてもカタクリロードは続く。

登山道の奥にスギの木が見える場所が蛤山の山頂。

蛤山の主稜線は展望よりブナ林の逍遥を楽しむ場所だ。

西側の景色は梢越しに見える程度。
小深沢対岸のフスベ山が見え隠れしている。

4月26日に喜多方の鳥屋山でカタクリの圧倒的な群生地を見てしまったので、この程度の群落では感動しなくなってしまった。贅沢と言われそうだが・・・
でも写真では分かりにくいが登山道のずっと奥の方まで、カタクリが咲き誇っている。

蛤山の山頂直下から樹林越しに1014m峰と南屏風岳を振り返る。

羽山神社が祀られた蛤山の山頂に到着。
少し風が強いので、ここでは休まず先に進んだ。

蛤山の山頂から三角点峰へ進んでいくと、猫の額ほどの残雪があった。

蛤山と三角点峰の中間部にあるミズナラの巨木。
この山の主と言えるほど貫禄がある。

三角点峰は登山道脇に三角点があるだけで、山名板はいっさいない。
国土地理院の地形図ではこのピークを蛤山と記載している。

三角点峰の南側にあるコキンバイの群生地はかなり規模が縮小してしまった。
日当たりが良い場所なので、もっと咲いているかな、と思ったが、僅かしか開花していなかった。

南東側の景色が望めるこの場所から、登山道は急な尾根を一気に下るようになる。

南に峠田岳、その左奥に栗子山塊の七ッ森が見える。
このアップした写真では分かりにくいが、七ッ森の左に微かに吾妻連峰の西吾妻山が見えていた。

少し腹が空いたので、七ヶ宿ダム湖が見える場所に腰をおろして、おにぎりとコーヒーの簡単な食事をとった。肉眼では霊山が霞んで見えていた。

立ち上がって東の空を見上げると、特徴的な飛行機雲が望めた。
この雲が出ると天気が悪くなる兆候である。
実際、夕方には曇り空に変わってしまった。

国体コースと呼ばれる急坂を一気に下る。

中間部に咲き始めのトウゴクミツバツツジを見た。

一輪だけ咲いていたタムシバ。

足場の悪い岩場を通過したところで振り返る。
ここからコースはガレ場が多く急になり、慎重な歩行を求められるようになる。

尾根最下部のザレた急坂は以前より歩きやすく整備されていた。
道筋が一本になり、足場も確かになった感じ。

鞍部まで降りて、登山道は右の斜面へ下る。
道沿いにヒトリシズカの花がたくさん咲いている。

この日、イカリソウを見たのはここだけだった。
もう少し後になるとラショウモンカズラがたくさん咲く場所だが、まだ蕾も見当たらない状況だ。

やがて林道に降り立つ。
大萱側の蛤山登山道入口だ。

林道に咲く花を期待したが、アカマツの植林地の中にヤマブキの花が咲いているだけで、面白みに欠ける行程だった。
そして林道が終わり舗装道路に出て左折する。
この分岐には道標がないため、逆コースを歩く人にはわかりにくい。

ヤマザクラが満開の車道を約800m歩くと大萱地区に出る。

大萱地区から歩きてきた蛤山を振り返る。

後は用水路に沿って町道を北へ進み、やまびこ吊り橋の駐車場に戻った。
途中の横川集落に空き家が増えた点が残念だった。
せせらぎの里売店も今は営業を行っていないようだった。
GPS軌跡。

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