5月29日は栗駒山へ登山道調査に行ってきた。
3年ぶりにいわかがみ平を起点に東栗駒コースを登り、中央コースを下る楽な工程だ。
基本的に登山道調査は残雪が登山道から消えた時点で行うが、山開きが5月18日に行われ、それ以降の残雪の残り具合を確認する必要があると思った。
今回は栗駒山に加えて、耕英十字路の南側にあるはらみ坂遊歩道の調査も行った。
【 5/29 栗駒山(1627m)宮城・栗駒山 】
●栗駒山:いわかがみ平~新湯沢~東栗駒山~裏掛コース分岐~栗駒山~天狗岩上部~栗駒山~中央コース経由いわかがみ平
●はらみ坂遊歩道:はらみ坂遊歩道入口~はらみ坂地蔵尊~金明水~はらみ坂遊歩道入口
今年は平野部の田植えが終わっているのに栗駒山の駒の雪形がまだ残っている。

3年ぶりにいわかがみ平を起点に東栗駒コースを登り、中央コースを下る楽な工程だ。
基本的に登山道調査は残雪が登山道から消えた時点で行うが、山開きが5月18日に行われ、それ以降の残雪の残り具合を確認する必要があると思った。
今回は栗駒山に加えて、耕英十字路の南側にあるはらみ坂遊歩道の調査も行った。
【 5/29 栗駒山(1627m)宮城・栗駒山 】
●栗駒山:いわかがみ平~新湯沢~東栗駒山~裏掛コース分岐~栗駒山~天狗岩上部~栗駒山~中央コース経由いわかがみ平
●はらみ坂遊歩道:はらみ坂遊歩道入口~はらみ坂地蔵尊~金明水~はらみ坂遊歩道入口
今年は平野部の田植えが終わっているのに栗駒山の駒の雪形がまだ残っている。

残雪が駐車スペースの1/4程度を占めているいわかがみ平の駐車場をスタート。

東栗駒コースの登山道が残雪に隠れていたのは途中二か所だけ。
最初の雪渓で股まで踏み抜いてしまった。

東栗駒コースは以前、残雪期や降雨後に泥田の様な状態になったが、現在は石が敷かれて改善された。
ただし岩場の段差を乗り越える場所も多く、初心者には向かない。

雪が消えた登山道沿いに咲くショウジョウバカマ。

マンサクも満開。

新湯沢は完全に残雪に覆われていた。
登山道に移る箇所のみ踏み抜きに注意。

コヨウラク。

ハイマツ帯の手前の灌木帯はミネザクラが見ごろを迎えていた。


そしてミヤマキンバイもたくさん咲き誇っている。

ハイマツ帯に出たところから栗駒山を望む。

ミヤマキンバイを眺めながら東栗駒山を目指す。

東栗駒山の頂稜直下から歩いてきたハイマツ帯を見下ろす。
この日は霞んで遠くの山はほとんど見えなかった。

東栗駒山の山頂で休憩。

東栗駒山の北側のピークから見た栗駒山。
山スキーなら山頂直下から新湯沢まで滑れるほど残雪が豊富だ。

足元に咲くのはミツバオウレン。

タテヤマリンドウはまだ数輪しか咲いていなかった。

ヒナザクラも咲き始め。

裏掛コース分岐の西側から残雪の上を歩く。
晴れて雪面が緩んできたので、持参した軽アイゼンは使わず、キックステップを利かせて登る。

登ってきた斜面を振り返る。
岩手県南部の平野部は霞んでよく見えない。

北の焼石連峰も今年は残雪が多いようだ。

中央コースに合流しても、さらに山頂直下まで雪がつながっていた。

閑散とした栗駒山山頂に到着。

山頂では直ぐに休まず、西側の天狗岩方面まで降りてみる。
途中、須川高原温泉と名残ヶ原が見えてくる。

大日沢源頭の斜面越しに山頂を見る。

期待した鳥海山の姿は肉眼でやっと見えるのみ。
秣岳の稜線も雪が多い。

遠く虎毛山と神室連峰、高松岳を見て満足。
展望岩頭に行っても鳥海山がはっきり見えそうにないので、今回はその工程は省いた。

山頂の西側で北西側の景色を眺めながら早い昼食にする。
食事をしていると鳥海山が先ほどより鮮明に見えてきた。しかしこの日はこれが限界。

山頂に戻り、帰路は中央コースを下る。
中央コースから山頂へ向かうルート上には竹竿が立っていた。
ここも踵キックステップで簡単に下れた。

途中、焼石連峰を撮る。

つづら折りの途中から山頂を振り返る。

短時間で東栗駒山より低い位置まで下れた。

満開のミネザクラ越しに見る栗駒山。

途中の小ピークから大日沢の残雪と虚空蔵山を見る。

同じ小ピークから栗駒山。
紅葉の時は最高だが、残雪がある今の姿も魅力的だ。

石をコンクリートで固めた中央コースは何度歩いても好きになれない。
コンクリートが剥離している場所が多く、歩きにくさに拍車をかけている。

登山道沿いに咲くヒメイチゲ。

天気に誘われて、平日なのに結構多くの登山者が登っているようだ。

今回、一番確認しなければ、と思っていたのは裏掛コース分岐東側の水たまりの場所がどうなっているかだが、石が置かれて薮を漕がないで通過できるように改善されていた。
GPS軌跡。

はらみ坂遊歩道遊歩道へ車で向かう途中、耕英十字路北側の車道沿いに咲くコバイケイソウ群落を観察した。

前週登った禿岳のコバイケイソウも多くの花芽をつけていたので、今年は当たり年のようだ。

はらみ坂遊歩道の広すぎる駐車場に車を停め、余分な荷物をザックから下ろして歩き始める。
入口に立つ看板を見ると通行止めとなっていて、3年前に歩いたときは薮化が進んでいたので、今回さらに荒廃していたら山と高原地図の記載から削除しようと思っていた。

ブナとミズナラの混合林の中を緩く下る。
林床に咲いていたのはギンリョウソウのみ。

金明水の分岐を過ぎると、昨年、道の刈り払いが行われた感じだ。
尾根の左手を巻く地点は前回笹薮が酷く、足探りで歩いたが、今回は難なく歩けた。
さらに二か所あったブナの倒木も片付けられていた。

片道1.1km下るとはらみ坂地蔵尊が現れる。
刈り払われた道は左側へ下っているが、何処に続いているのか分からない。
おそらく下部の砂防ダム付近に出ると思うが、出口に道標の類はいっさいないだろう。

地蔵尊から往路を戻る。
途中、金明水に立ち寄り、美味しい湧き水を調達する。

おそらくはらみ坂遊歩道は現在、森林管理署の作業道として生きていると思った。
GPS軌跡。

帰路、宮城県栗原市栗駒沼倉一ノ宮に鎮座する駒形根神社勅宣日宮へ立ち寄る。

気温が車の車外温度計で27度まで上がり、お長床までの長い石段の登りに汗がしたたる。

駒形根神社里宮にお参りする。

行きは築館ICから一般道を走行して時間がかかったので、帰りは何時も通り若柳金成ICから東北道に乗った。三本木PAの北側でまた片側一車線の工事が行われているため、約1kmぐらい渋滞に巻き込まれる。昨年改修工事は終わったと思っていたのに・・・

東栗駒コースの登山道が残雪に隠れていたのは途中二か所だけ。
最初の雪渓で股まで踏み抜いてしまった。

東栗駒コースは以前、残雪期や降雨後に泥田の様な状態になったが、現在は石が敷かれて改善された。
ただし岩場の段差を乗り越える場所も多く、初心者には向かない。

雪が消えた登山道沿いに咲くショウジョウバカマ。

マンサクも満開。

新湯沢は完全に残雪に覆われていた。
登山道に移る箇所のみ踏み抜きに注意。

コヨウラク。

ハイマツ帯の手前の灌木帯はミネザクラが見ごろを迎えていた。


そしてミヤマキンバイもたくさん咲き誇っている。

ハイマツ帯に出たところから栗駒山を望む。

ミヤマキンバイを眺めながら東栗駒山を目指す。

東栗駒山の頂稜直下から歩いてきたハイマツ帯を見下ろす。
この日は霞んで遠くの山はほとんど見えなかった。

東栗駒山の山頂で休憩。

東栗駒山の北側のピークから見た栗駒山。
山スキーなら山頂直下から新湯沢まで滑れるほど残雪が豊富だ。

足元に咲くのはミツバオウレン。

タテヤマリンドウはまだ数輪しか咲いていなかった。

ヒナザクラも咲き始め。

裏掛コース分岐の西側から残雪の上を歩く。
晴れて雪面が緩んできたので、持参した軽アイゼンは使わず、キックステップを利かせて登る。

登ってきた斜面を振り返る。
岩手県南部の平野部は霞んでよく見えない。

北の焼石連峰も今年は残雪が多いようだ。

中央コースに合流しても、さらに山頂直下まで雪がつながっていた。

閑散とした栗駒山山頂に到着。

山頂では直ぐに休まず、西側の天狗岩方面まで降りてみる。
途中、須川高原温泉と名残ヶ原が見えてくる。

大日沢源頭の斜面越しに山頂を見る。

期待した鳥海山の姿は肉眼でやっと見えるのみ。
秣岳の稜線も雪が多い。

遠く虎毛山と神室連峰、高松岳を見て満足。
展望岩頭に行っても鳥海山がはっきり見えそうにないので、今回はその工程は省いた。

山頂の西側で北西側の景色を眺めながら早い昼食にする。
食事をしていると鳥海山が先ほどより鮮明に見えてきた。しかしこの日はこれが限界。

山頂に戻り、帰路は中央コースを下る。
中央コースから山頂へ向かうルート上には竹竿が立っていた。
ここも踵キックステップで簡単に下れた。

途中、焼石連峰を撮る。

つづら折りの途中から山頂を振り返る。

短時間で東栗駒山より低い位置まで下れた。

満開のミネザクラ越しに見る栗駒山。

途中の小ピークから大日沢の残雪と虚空蔵山を見る。

同じ小ピークから栗駒山。
紅葉の時は最高だが、残雪がある今の姿も魅力的だ。

石をコンクリートで固めた中央コースは何度歩いても好きになれない。
コンクリートが剥離している場所が多く、歩きにくさに拍車をかけている。

登山道沿いに咲くヒメイチゲ。

天気に誘われて、平日なのに結構多くの登山者が登っているようだ。

今回、一番確認しなければ、と思っていたのは裏掛コース分岐東側の水たまりの場所がどうなっているかだが、石が置かれて薮を漕がないで通過できるように改善されていた。
GPS軌跡。

はらみ坂遊歩道遊歩道へ車で向かう途中、耕英十字路北側の車道沿いに咲くコバイケイソウ群落を観察した。

前週登った禿岳のコバイケイソウも多くの花芽をつけていたので、今年は当たり年のようだ。

はらみ坂遊歩道の広すぎる駐車場に車を停め、余分な荷物をザックから下ろして歩き始める。
入口に立つ看板を見ると通行止めとなっていて、3年前に歩いたときは薮化が進んでいたので、今回さらに荒廃していたら山と高原地図の記載から削除しようと思っていた。

ブナとミズナラの混合林の中を緩く下る。
林床に咲いていたのはギンリョウソウのみ。

金明水の分岐を過ぎると、昨年、道の刈り払いが行われた感じだ。
尾根の左手を巻く地点は前回笹薮が酷く、足探りで歩いたが、今回は難なく歩けた。
さらに二か所あったブナの倒木も片付けられていた。

片道1.1km下るとはらみ坂地蔵尊が現れる。
刈り払われた道は左側へ下っているが、何処に続いているのか分からない。
おそらく下部の砂防ダム付近に出ると思うが、出口に道標の類はいっさいないだろう。

地蔵尊から往路を戻る。
途中、金明水に立ち寄り、美味しい湧き水を調達する。

おそらくはらみ坂遊歩道は現在、森林管理署の作業道として生きていると思った。
GPS軌跡。

帰路、宮城県栗原市栗駒沼倉一ノ宮に鎮座する駒形根神社勅宣日宮へ立ち寄る。

気温が車の車外温度計で27度まで上がり、お長床までの長い石段の登りに汗がしたたる。

駒形根神社里宮にお参りする。

行きは築館ICから一般道を走行して時間がかかったので、帰りは何時も通り若柳金成ICから東北道に乗った。三本木PAの北側でまた片側一車線の工事が行われているため、約1kmぐらい渋滞に巻き込まれる。昨年改修工事は終わったと思っていたのに・・・
コメント
コメント一覧 (2)
東栗駒コースの泥濘が少なくなったのは良いですね。
広々とした景色を堪能できる栗駒山は魅力いっぱい。そのうち行って見よう。
秋はイワカガミ平まで車で入れないため、どうしても夏山前提で行ってしまいますね。
東栗駒コースは以前より歩きやすくなりました。