山と高原地図の登山道調査で6年ぶりに虎毛山を歩いてきた。
この山は2018年8月末に発生した集中豪雨により、赤倉沢林道がズタズタに崩壊してしまい、栗駒国定公園を管理している秋田県によって未だに通行禁止の処置をしている山だ。
しかし数は少ないながらも登っている登山者はいるし、昭文社に「何故、山と高原地図は未だに通行禁止になっているのか?」と言う問い合わせも来ているため、今年は調査に行く必要性を感じていた。
【 6/21 虎毛山(1432m)秋田・虎毛山地 】
虎毛山登山口駐車場~赤倉沢林道終点~赤倉沢渡渉点~高松岳縦走路分岐~虎毛山(往復)
赤倉沢とマタゴ沢出合の虎毛山登山口の駐車場に車を停める。
赤倉沢林道はチェーンが張られ一見林道の通行が規制されているが、チェーンは簡単に外せる仕組みになっているし、工事中の看板や、登山者および車両通行禁止の表示は一切ない。
昨年秋に地元山岳会のSさんに電話確認したところ、赤倉沢渡渉点の約1km前まで林道が整備されたが、現在の林道終点から渡渉点までの区間の工事が進んでいないとの事。
予算化されないので工事が止まっている可能性もある。
今回の調査は主にその区間の状況を確認するのが目的だ。
登山口に立つ看板。
古びてきて文字が判読できなくなった。

この山は2018年8月末に発生した集中豪雨により、赤倉沢林道がズタズタに崩壊してしまい、栗駒国定公園を管理している秋田県によって未だに通行禁止の処置をしている山だ。
しかし数は少ないながらも登っている登山者はいるし、昭文社に「何故、山と高原地図は未だに通行禁止になっているのか?」と言う問い合わせも来ているため、今年は調査に行く必要性を感じていた。
【 6/21 虎毛山(1432m)秋田・虎毛山地 】
虎毛山登山口駐車場~赤倉沢林道終点~赤倉沢渡渉点~高松岳縦走路分岐~虎毛山(往復)
赤倉沢とマタゴ沢出合の虎毛山登山口の駐車場に車を停める。
赤倉沢林道はチェーンが張られ一見林道の通行が規制されているが、チェーンは簡単に外せる仕組みになっているし、工事中の看板や、登山者および車両通行禁止の表示は一切ない。
昨年秋に地元山岳会のSさんに電話確認したところ、赤倉沢渡渉点の約1km前まで林道が整備されたが、現在の林道終点から渡渉点までの区間の工事が進んでいないとの事。
予算化されないので工事が止まっている可能性もある。
今回の調査は主にその区間の状況を確認するのが目的だ。
登山口に立つ看板。
古びてきて文字が判読できなくなった。

最初はチェーンを外して、林道終点まで車で入ろうか少し迷ったが、復旧した林道の状態を詳細に見たいと思い、車を使うのは止めにして歩き出した。
旧仙秋ライン(旧国道108号)の赤倉橋を見上げる。
現在、旧仙秋ラインは通行止めになっている。

集中豪雨で崩落した林道の路肩はコンクリートの擁壁で堅固に修復されていた。

林道の復旧が終わった場所はスギの間伐作業が行われたようで、モリアオガエルが産卵する沼の上部が
伐採の作業道建設により崩れてしまった。

林道は普通車でも走行できるほど路面状態が良い。
以前は小さな沢を渡る箇所までしか車が走行できなかったが、現在はそれより上流,虎毛山登山口駐車場から約3km地点まで林道が伸びている。

路肩にヤグルマソウがたくさん咲いている。

トラの滴と呼ばれた水場。水量は少ないが美味しい湧き水がとれる。
林道を歩いている途中にあるが、標識が一切なく、知らずに通り過ぎてしまう人も多いと思う。

砂防ダムが二基連なる場所の左岸に広い駐車スペースができていた。
渓流釣り目的のジムニーが1台停まっている。

広い駐車スペースから少し奥に進むと林道が終わり、そこから登山道になる。

登山道は泥濘が多く、伸びたフキについた朝露が登山パンツを濡らす。
途中、道の路肩が崩れて少し危ない箇所があった。

赤倉沢左岸987m独標ピーク北側の崩壊崖から崩れた土砂が沢まで押し出している地点を通過。
暑い日が続いていたためか、デブリの雪渓がほとんど解けていて、水際を楽に通過できた。
しかし何時上部からの落石があるか分からないので、足早に通り過ぎる。
この箇所の登山道の復旧工事はかなりな難工事になると思われる。

崩壊地を過ぎて安心したら、岩盤が出ている足場の悪いトラバースが出てきた。
写真は通り過ぎてから撮影。泥の足場が崩れて沢に落ちても怪我はしないだろうが、登山靴は確実に水没する。

赤倉沢渡渉点手前の美しい渓相。
以前はこんな麗しい景色がずっと続く登山道だった。

問題の赤倉沢渡渉点。
仮橋は増水のため斜めに傾いて使えない。
試しに渡ってみたら、朝露に濡れた足場用の平板がつるつる滑って、右下の苔の場所に落ちてしまった。仕方なく少し下流側の水深の浅い箇所を渡渉した。この日は長靴を履いていたので難なく渡れたが、登山靴では中まで濡れる覚悟が必要と思う。また増水時には渡渉が困難になる可能性もある。

以前からある虎毛山案内図。
結局、林道終点から赤倉沢渡渉点までの区間に渡渉を含め、多少危ない箇所があるため現在も通行禁止になっている事が分かった。渡渉点に新規の頑丈な橋が建設されるまで、通行禁止は解除されないかもしれない。行政側としては事故が起きた場合の過失責任を負いたくないと思う。

渡渉点から高松岳縦走路分岐まで標高差600mの急登が始まる。
風がほとんど吹いていないため、暑さとの闘いになりそうな予感。

途中からヒノキアスナロの林に変わると、木々の間から崩壊崖のある987m峰が見えてくる。

立ち枯れが林立するヒノキアスナロ林を通過。
ベンチが置かれ休憩に良い場所だが、無風で暑いので休まず先に進む。

ヒノキアスナロの森は夫婦桧がある標高970m付近まで続く。

宮城。秋田県境の1085m峰は雲に覆われている。
この日、鬼首道路の宮城県側を走行している時、ずっと霧雨模様だった。

夫婦桧まで登ると南東から弱い風が吹いてきて一息つけた。
少し上のベンチに座って休憩する。

標高1070m地点にあるブナ林の標識から道の傾斜がきつくなる。
ダケカンバの巨木が散見されるようになると標高1234m峰西側の高松岳縦走路分岐は近い。

高松岳縦走路分岐に着く。
縦走路は薮化が激しく、通行止めになっていた。
「熊の痕跡が多く、整備ができない状態のため通行止めとする。」との文言が書かれていた。
この点を地図に反映させるか確認が必要だ。

1234m峰西側の広場で休憩する。少し腹が減ったのでおにぎり一個食べる。
夥しいブユの群れに集られているため、近くに他の登山者がいない場合は殺虫剤を噴射して毎回追い払っている。虫除けスプレー以上にこの方法は有効だが、重量が重いことが難点である。

1234m峰を越えると、初めて虎毛山が姿を見せる。
日差しに照らされると暑い。

手前から順に前森山、吹突岳、焼石連峰が見える。

高松岳を中心に左が山伏岳、右が小安岳。

気になっていた虎毛沢源頭の崩壊地だが、以前と変わらぬ様子に安心した。
見た目より足場はしっかりしている。

稜線の鞍部手前から登山道にササが被ってくるが、道は見えているので難儀することはない。
以前より薮の状態は改善している。
標高1330m付近から山頂まで刈り払いが行われ、段差の多い場所も歩きやすくなっていた。
整備されている地元の山岳会の方に感謝。
しかしミネカエデ中心の灌木帯に出ると、直射日光を受けて汗だくになる。
サラサドウダンの花の写真を撮りながらゆっくり登った。

期待した神室連峰は辛うじて神室山と前神室山が見えるのみ。
それより南部の山々は雲に隠れていた。
鳥海山も霞んでまったく見えない。

虎毛山避難小屋に到着。

山頂の標柱が立つ場所は灌木に囲まれて景色が見えない。

すぐに見晴らしの良い山頂湿原上部のベンチに向かう。
宮城県側には大雲海が広がっている。

ベンチにザックを置いて、カメラだけ持って傾斜湿原の木道末端まで行ってみる。
湿原の奥に高松岳と小安岳が見える。

木道に沿ってチングルマが群生している。

池塘と栗駒山。

ワタスゲの穂がだいぶ膨らんできた。

雲海は須金岳の頂稜を乗り越え滝雲になっている。

土曜日なので栗駒山に登っている人も多いだろうね。

曇りの天気予報なのに、雲海が見られるとは運が良かった。
反面、風が弱く、晴れて暑すぎるのは勘弁して欲しいが・・・

木道の末端でマクロレンズに交換して花の写真を撮る。
数は多くないがイワイチョウが咲いている。

イワカガミも少しだけ咲いていた。

この日の主役はチングルマ。



何故か木道沿いにのみ群生している。

池塘の北側にヒナザクラの群生地があったが、そこまで木道が設置されていないため、写真は撮れなかった。ザックのデポ地まで戻って食事にする。

湿原の下部は心地よい風が吹き抜けていたが、山頂直下のベンチ付近はほとんど風がなく暑かった。
栗駒山や高松岳の景色を眺めながら、おにぎりやカップ麺の簡単な昼食を取る。
その後、温かいコーヒーとともにマスさんお手製の『ミニカヌレ』を食べた。
真夏の様な山行が続いていて、山上で温かいコーヒーを飲むことがほとんど無かったが、この日は写真撮影も含めて1時間以上休んでしまった。

休憩中に空が高曇りになり、少し涼しい風が吹いてきた。
山頂に着いた時に見えていた焼石連峰が雲に隠れ、山頂上空に積雲が出始めた。
これは帰路は日差しがなくなって楽かな、と思ったが結局一時的な空の変化に終わった。

今年はサラサドウダンの当たり年だと思う。

少しササが被っていた区間も下りなので短時間に通過する。
1234m峰東側の崩壊地から虎毛沢を見下ろす。

高松岳縦走路分岐も休まず通過。
上部の急なブナ林を一気に下る。
毎回、こんな急なところを良く登ったな、と思う場所だ。

夫婦桧から下部のヒノキアスナロの森。
倒木は多いながらも、新しい苗木が更新していて、森は今後も保たれているのだろう。

最初はヒノキアスナロ林の看板がある場所で休憩しようか考えていたが、ブユが煩いので、休まず渡渉点まで下ってしまった。

赤倉沢の川面を渡る風は涼しく、ブユの姿は消えてほっとする。
沢水で汗だくの顔を洗い、クールダウンした後、浅瀬を渡渉する。
渡渉した場所はこんな感じ。

後は1kmの登山道を歩き、林道終点から虎毛山登山口駐車場まで3kmの林道歩き。
暑さが予想された林道歩きも、沢筋を吹き抜ける風が心地よく、意外と楽に車に戻れた。

今回はあくまで山と高原地図の登山道調査のために入山したが、行政側の通行止め処置は以前として解除されていない山なので、法的制限はないながらも、入山に当たっては慎重に判断して欲しい。
特に雷雨等で赤倉沢が増水した場合は、エスケープルートがなく、渡渉点に橋がないため、下山できない可能性が高い。
GPS軌跡(クリックで拡大)
旧仙秋ライン(旧国道108号)の赤倉橋を見上げる。
現在、旧仙秋ラインは通行止めになっている。

集中豪雨で崩落した林道の路肩はコンクリートの擁壁で堅固に修復されていた。

林道の復旧が終わった場所はスギの間伐作業が行われたようで、モリアオガエルが産卵する沼の上部が
伐採の作業道建設により崩れてしまった。

林道は普通車でも走行できるほど路面状態が良い。
以前は小さな沢を渡る箇所までしか車が走行できなかったが、現在はそれより上流,虎毛山登山口駐車場から約3km地点まで林道が伸びている。

路肩にヤグルマソウがたくさん咲いている。

トラの滴と呼ばれた水場。水量は少ないが美味しい湧き水がとれる。
林道を歩いている途中にあるが、標識が一切なく、知らずに通り過ぎてしまう人も多いと思う。

砂防ダムが二基連なる場所の左岸に広い駐車スペースができていた。
渓流釣り目的のジムニーが1台停まっている。

広い駐車スペースから少し奥に進むと林道が終わり、そこから登山道になる。

登山道は泥濘が多く、伸びたフキについた朝露が登山パンツを濡らす。
途中、道の路肩が崩れて少し危ない箇所があった。

赤倉沢左岸987m独標ピーク北側の崩壊崖から崩れた土砂が沢まで押し出している地点を通過。
暑い日が続いていたためか、デブリの雪渓がほとんど解けていて、水際を楽に通過できた。
しかし何時上部からの落石があるか分からないので、足早に通り過ぎる。
この箇所の登山道の復旧工事はかなりな難工事になると思われる。

崩壊地を過ぎて安心したら、岩盤が出ている足場の悪いトラバースが出てきた。
写真は通り過ぎてから撮影。泥の足場が崩れて沢に落ちても怪我はしないだろうが、登山靴は確実に水没する。

赤倉沢渡渉点手前の美しい渓相。
以前はこんな麗しい景色がずっと続く登山道だった。

問題の赤倉沢渡渉点。
仮橋は増水のため斜めに傾いて使えない。
試しに渡ってみたら、朝露に濡れた足場用の平板がつるつる滑って、右下の苔の場所に落ちてしまった。仕方なく少し下流側の水深の浅い箇所を渡渉した。この日は長靴を履いていたので難なく渡れたが、登山靴では中まで濡れる覚悟が必要と思う。また増水時には渡渉が困難になる可能性もある。

以前からある虎毛山案内図。
結局、林道終点から赤倉沢渡渉点までの区間に渡渉を含め、多少危ない箇所があるため現在も通行禁止になっている事が分かった。渡渉点に新規の頑丈な橋が建設されるまで、通行禁止は解除されないかもしれない。行政側としては事故が起きた場合の過失責任を負いたくないと思う。

渡渉点から高松岳縦走路分岐まで標高差600mの急登が始まる。
風がほとんど吹いていないため、暑さとの闘いになりそうな予感。

途中からヒノキアスナロの林に変わると、木々の間から崩壊崖のある987m峰が見えてくる。

立ち枯れが林立するヒノキアスナロ林を通過。
ベンチが置かれ休憩に良い場所だが、無風で暑いので休まず先に進む。

ヒノキアスナロの森は夫婦桧がある標高970m付近まで続く。

宮城。秋田県境の1085m峰は雲に覆われている。
この日、鬼首道路の宮城県側を走行している時、ずっと霧雨模様だった。

夫婦桧まで登ると南東から弱い風が吹いてきて一息つけた。
少し上のベンチに座って休憩する。

標高1070m地点にあるブナ林の標識から道の傾斜がきつくなる。
ダケカンバの巨木が散見されるようになると標高1234m峰西側の高松岳縦走路分岐は近い。

高松岳縦走路分岐に着く。
縦走路は薮化が激しく、通行止めになっていた。
「熊の痕跡が多く、整備ができない状態のため通行止めとする。」との文言が書かれていた。
この点を地図に反映させるか確認が必要だ。

1234m峰西側の広場で休憩する。少し腹が減ったのでおにぎり一個食べる。
夥しいブユの群れに集られているため、近くに他の登山者がいない場合は殺虫剤を噴射して毎回追い払っている。虫除けスプレー以上にこの方法は有効だが、重量が重いことが難点である。

1234m峰を越えると、初めて虎毛山が姿を見せる。
日差しに照らされると暑い。

手前から順に前森山、吹突岳、焼石連峰が見える。

高松岳を中心に左が山伏岳、右が小安岳。

気になっていた虎毛沢源頭の崩壊地だが、以前と変わらぬ様子に安心した。
見た目より足場はしっかりしている。

稜線の鞍部手前から登山道にササが被ってくるが、道は見えているので難儀することはない。
以前より薮の状態は改善している。
標高1330m付近から山頂まで刈り払いが行われ、段差の多い場所も歩きやすくなっていた。
整備されている地元の山岳会の方に感謝。
しかしミネカエデ中心の灌木帯に出ると、直射日光を受けて汗だくになる。
サラサドウダンの花の写真を撮りながらゆっくり登った。

期待した神室連峰は辛うじて神室山と前神室山が見えるのみ。
それより南部の山々は雲に隠れていた。
鳥海山も霞んでまったく見えない。

虎毛山避難小屋に到着。

山頂の標柱が立つ場所は灌木に囲まれて景色が見えない。

すぐに見晴らしの良い山頂湿原上部のベンチに向かう。
宮城県側には大雲海が広がっている。

ベンチにザックを置いて、カメラだけ持って傾斜湿原の木道末端まで行ってみる。
湿原の奥に高松岳と小安岳が見える。

木道に沿ってチングルマが群生している。

池塘と栗駒山。

ワタスゲの穂がだいぶ膨らんできた。

雲海は須金岳の頂稜を乗り越え滝雲になっている。

土曜日なので栗駒山に登っている人も多いだろうね。

曇りの天気予報なのに、雲海が見られるとは運が良かった。
反面、風が弱く、晴れて暑すぎるのは勘弁して欲しいが・・・

木道の末端でマクロレンズに交換して花の写真を撮る。
数は多くないがイワイチョウが咲いている。

イワカガミも少しだけ咲いていた。

この日の主役はチングルマ。



何故か木道沿いにのみ群生している。

池塘の北側にヒナザクラの群生地があったが、そこまで木道が設置されていないため、写真は撮れなかった。ザックのデポ地まで戻って食事にする。

湿原の下部は心地よい風が吹き抜けていたが、山頂直下のベンチ付近はほとんど風がなく暑かった。
栗駒山や高松岳の景色を眺めながら、おにぎりやカップ麺の簡単な昼食を取る。
その後、温かいコーヒーとともにマスさんお手製の『ミニカヌレ』を食べた。
真夏の様な山行が続いていて、山上で温かいコーヒーを飲むことがほとんど無かったが、この日は写真撮影も含めて1時間以上休んでしまった。

休憩中に空が高曇りになり、少し涼しい風が吹いてきた。
山頂に着いた時に見えていた焼石連峰が雲に隠れ、山頂上空に積雲が出始めた。
これは帰路は日差しがなくなって楽かな、と思ったが結局一時的な空の変化に終わった。
山頂直下の風のない灌木帯を下る。正面の神室山もより霞んでしまった。

今年はサラサドウダンの当たり年だと思う。

少しササが被っていた区間も下りなので短時間に通過する。
1234m峰東側の崩壊地から虎毛沢を見下ろす。

高松岳縦走路分岐も休まず通過。
上部の急なブナ林を一気に下る。
毎回、こんな急なところを良く登ったな、と思う場所だ。

夫婦桧から下部のヒノキアスナロの森。
倒木は多いながらも、新しい苗木が更新していて、森は今後も保たれているのだろう。

最初はヒノキアスナロ林の看板がある場所で休憩しようか考えていたが、ブユが煩いので、休まず渡渉点まで下ってしまった。

赤倉沢の川面を渡る風は涼しく、ブユの姿は消えてほっとする。
沢水で汗だくの顔を洗い、クールダウンした後、浅瀬を渡渉する。
渡渉した場所はこんな感じ。

後は1kmの登山道を歩き、林道終点から虎毛山登山口駐車場まで3kmの林道歩き。
暑さが予想された林道歩きも、沢筋を吹き抜ける風が心地よく、意外と楽に車に戻れた。

今回はあくまで山と高原地図の登山道調査のために入山したが、行政側の通行止め処置は以前として解除されていない山なので、法的制限はないながらも、入山に当たっては慎重に判断して欲しい。
特に雷雨等で赤倉沢が増水した場合は、エスケープルートがなく、渡渉点に橋がないため、下山できない可能性が高い。
GPS軌跡(クリックで拡大)

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