「分県登山ガイド 宮城県の山」の重版が近いため、震災復興事業で登山口周辺の状況がかなり変わったと思われる石投山を現地調査に行ってきた。
下山後、時間があったので、石投山の北に位置する硯上山もついでに見てきた。
【 11/8 石投山(456m)と硯上山(520m) 宮城・南三陸 】
●石投山:山ノ神登山口~石投山~火防線終点~宮ヶ崎分岐~林道~山ノ神登山口
●硯上山:硯上山登山口~廃休憩小屋~自然散策路分岐~味噌作分岐~硯上山~自然散策路分岐~廃休憩小屋~硯上山登山口
石投山はみちのく潮風トレイルのルート上にあるので、今は多くの登山者が歩く山となっている。
「分県登山ガイド 宮城県の山」の初版の掲載にあたって、女川ネイチャーガイド協会に問い合わせた時、本当は黒森山を掲載して欲しかったようだが、その当時、黒森山は道標や女川三十三観音の周回コースが開削されておらず、石投山の掲載に至った次第。
さて、久しぶりに訪れた女川町の清水地区は大きく姿を変えていた。
石投山のアプローチは女川スタジアムの道路標識に従って北上すれば、簡単に道標がある新田橋に行きつける。
写真は新田橋から見た石投山。
この橋を渡って登山口に至る林道に入る。

下山後、時間があったので、石投山の北に位置する硯上山もついでに見てきた。
【 11/8 石投山(456m)と硯上山(520m) 宮城・南三陸 】
●石投山:山ノ神登山口~石投山~火防線終点~宮ヶ崎分岐~林道~山ノ神登山口
●硯上山:硯上山登山口~廃休憩小屋~自然散策路分岐~味噌作分岐~硯上山~自然散策路分岐~廃休憩小屋~硯上山登山口
石投山はみちのく潮風トレイルのルート上にあるので、今は多くの登山者が歩く山となっている。
「分県登山ガイド 宮城県の山」の初版の掲載にあたって、女川ネイチャーガイド協会に問い合わせた時、本当は黒森山を掲載して欲しかったようだが、その当時、黒森山は道標や女川三十三観音の周回コースが開削されておらず、石投山の掲載に至った次第。
さて、久しぶりに訪れた女川町の清水地区は大きく姿を変えていた。
石投山のアプローチは女川スタジアムの道路標識に従って北上すれば、簡単に道標がある新田橋に行きつける。
写真は新田橋から見た石投山。
この橋を渡って登山口に至る林道に入る。

林道は以前よりフラットダートになって、普通車でもまったく問題なく走行できる。
ガイド文に書いていた林道分岐の広場は工事用の駐車場になり、利用できなくなった。
山ノ神碑前の駐車場は3台程度車を停められる。

駐車場の斜め後に建つ山ノ神碑。

以前は駐車場から飛び石で沢を渡渉したが、今回、林道北側の橋を渡ったすぐ左手に、渡渉を避けて新たな登山口が出来ていた。

この標識が以前の登山口。
みちのく潮風トレイルの標柱が併設されている。

左に水がない砂防ダムを見下ろしながら斜めに沢の左岸を登る。
ウリハダカエデの紅葉が目立つ。

登山道が右に鋭角に折れ、少し急な坂を登ると尾根に出る。
今回も黒森山が見えていた。

後は山頂まで展望はない。
ずっと樹林帯の中を歩く。
東側の稜線が梢越しに見えている。

やがてヒノキの植林地に入る。

人工林が終わると山頂まで標高差約150mの急登になる。
カエデの紅葉が見事だ。

ガイド本で掲載したタコ脚のアカマツは枯死していた。
まあまだ倒伏していないので、写真を変える必要はないだろう。

他に枝分かれしたアカマツが何本も生えている。
その傍らにイロハモミジの紅葉が映える。

倒木を避けて右往左往する登山道を登りきると、東側が広く伐採された石投山の山頂に着く。

相変わらず出島や江島群島の景色が素晴らしい。
出島大橋が以前と変わった景色だが、宮城県の山でこの風景写真は使っていないので問題なし。

伐採地の東端まで少し下ると金華山が見えてくる。
手前の薄く見える建造物は女川原発。

同じ道を往復するのもつまらないので、今回は東側の410m峰を経由して周回することにした。
下り始めは凄い急坂。地面が湿っていないので、足元が滑らず下れた。

シデの黄葉。

鞍部付近から梢越しに硯上山を見る。
この辺りで逃げ去っていく一頭の女鹿を見た。

個人的に石投山は東尾根の景観が一番好きだ。

410m峰の山頂直下から石投山を振り返る。

410m峰の山頂。
ここから北東へみちのく潮風トレイルの冬季ルートと、南へ登る火防線が分かれる。

以前はマウンテンバイクの轍がうるさかった火防線を南下する。
今は走行する人がいなくなったようだ。

シカとの出会いを期待したが、最近は有害獣駆除の影響で頭数がかなり減ったみたいで、糞も落ちていなかった。

宮ヶ崎分岐の北側にある四等三角点「御前」。

宮ヶ崎分岐を右折して、西へ派生する支尾根を下る。

この尾根にも火防線が作られているが、少し倒木が多い。

途中、超急坂が二か所現れる。
特に写真の斜面は上から見ると崖を降りるような感じ。
しかし一番急な場所にロープが張られていた。
下りきってほっとしたところで斜面を振り返る。

山ノ神碑手前の急坂はロープで懸垂下降せねば降りられないほどの急坂。
前回、南側のヤブに掴まって降りたが、今回は手前の右手にエスケープできる道があると聞いていたので、赤テープなどの目印がいっさいない、その作業道を試しに下ってみた。
すると涸れ沢に出て、その沢を少し下ると無事林道に降りることができた。

右奥の涸れ沢を下って林道に出た。
登山道を示す道標も赤テープもない分岐だった。

後は林道を少し下ると山ノ神の登山口は近かった。
この歩いたルート、もう少し整備すれば石投山の面白い周回ルートになりそうだったが、あの超急坂が危険すぎるか。
下山した時間が11時前だったので、もう一山、調査を兼ねて雄勝の硯上山に向かった。
GPS軌跡。

女川からブルーラインを走行して雄勝に向かう。
震災で甚大な被害を受けた雄勝地区も、ようやく復興事業が終わったようだ。
しかし湾内が馬鹿高い防潮堤に囲まれ、人の暮らしがほとんど感じられない状況を見て、これで地元の方々は満足なのかと感じてしまう。
防潮堤の上を走る道路から見た硯上山。

雄勝峠を越える県道192号は以前、道幅が狭い難路だったが、その改修工事が昨年3月に終わり、今回走行してみて、断然に走りやすくなっていた。
しかし12月1日から翌年の3月末まで冬期通行止めになってしまうので、災害時の避難路の役目を冬季には果たしていないことになる。
硯上山の広い駐車場に11時半に着く。
一台駐車していた車の主は、私が登山靴に履き替えている間に下山してきた。
この日に出会った唯一の登山者だった。

車止めのゲートを跨いで登山開始。

ふるさと緑の道と呼ばれる硯上山の登山道には、山頂通信アンテナ用電源ケーブルが埋設されているため、車の走行もできる様な道幅がある。

内部が荒れて使用できなくなった休憩小屋の前を通過。
以前、水場の表示があったが、今は撤去されている。

自然散策路との分岐。
今回は左折して広い道を選んで山頂へ向かう。ここから山頂まで500mの距離。

雨で掘れた場所を通過してすぐに味噌作林道へ下る道が分かれる。
そこから山頂はすぐだ。

ベンチがある硯上山の山頂に到着。
野芝に覆われたこの山頂広場にはシカの糞がたくさん転がっている。

大きいのが県の防災無線のアンテナ。

西に石巻市街地と松島湾、そして蔵王連峰が望める。

ほとんど建物が建っていないかつての雄勝の中心地と、雄勝湾、そして石峰山。

ベンチに腰を下ろし、雄勝地区を見下ろしながら食事をとる。
デザートはマスさんお手製の和菓子「紫芋と栗の蒸しかすてら」だ。
大きな栗が入っている秋味のお菓子だった。

帰りは自然散策路を下る。
下り始めの場所から雌保呂羽山と、遥か彼方に五葉山も見えた。

上部に歩幅の合わない階段がある自然散策路。
この急坂があるから、この道を往路に使いたくないんだよね。

この山の紅葉はほぼ終わっていて、この真っ赤な紅葉だけが特に目を引いた。

13時15分に車へ戻る。
さすがに11月になると日が短くなり、夏場の夕方を思わせる雰囲気だ。
この日の調査はこれで終わり。書籍のメンテナンス作業も骨が折れる。
石巻の真野地区へ下る道も、道幅が少し広がり走りやすく改修されていた。
GPS軌跡。

ガイド文に書いていた林道分岐の広場は工事用の駐車場になり、利用できなくなった。
山ノ神碑前の駐車場は3台程度車を停められる。

駐車場の斜め後に建つ山ノ神碑。

以前は駐車場から飛び石で沢を渡渉したが、今回、林道北側の橋を渡ったすぐ左手に、渡渉を避けて新たな登山口が出来ていた。

この標識が以前の登山口。
みちのく潮風トレイルの標柱が併設されている。

左に水がない砂防ダムを見下ろしながら斜めに沢の左岸を登る。
ウリハダカエデの紅葉が目立つ。

登山道が右に鋭角に折れ、少し急な坂を登ると尾根に出る。
今回も黒森山が見えていた。

後は山頂まで展望はない。
ずっと樹林帯の中を歩く。
東側の稜線が梢越しに見えている。

やがてヒノキの植林地に入る。

人工林が終わると山頂まで標高差約150mの急登になる。
カエデの紅葉が見事だ。

ガイド本で掲載したタコ脚のアカマツは枯死していた。
まあまだ倒伏していないので、写真を変える必要はないだろう。

他に枝分かれしたアカマツが何本も生えている。
その傍らにイロハモミジの紅葉が映える。

倒木を避けて右往左往する登山道を登りきると、東側が広く伐採された石投山の山頂に着く。

相変わらず出島や江島群島の景色が素晴らしい。
出島大橋が以前と変わった景色だが、宮城県の山でこの風景写真は使っていないので問題なし。

伐採地の東端まで少し下ると金華山が見えてくる。
手前の薄く見える建造物は女川原発。

同じ道を往復するのもつまらないので、今回は東側の410m峰を経由して周回することにした。
下り始めは凄い急坂。地面が湿っていないので、足元が滑らず下れた。

シデの黄葉。

鞍部付近から梢越しに硯上山を見る。
この辺りで逃げ去っていく一頭の女鹿を見た。

個人的に石投山は東尾根の景観が一番好きだ。

410m峰の山頂直下から石投山を振り返る。

410m峰の山頂。
ここから北東へみちのく潮風トレイルの冬季ルートと、南へ登る火防線が分かれる。

以前はマウンテンバイクの轍がうるさかった火防線を南下する。
今は走行する人がいなくなったようだ。

シカとの出会いを期待したが、最近は有害獣駆除の影響で頭数がかなり減ったみたいで、糞も落ちていなかった。

宮ヶ崎分岐の北側にある四等三角点「御前」。

宮ヶ崎分岐を右折して、西へ派生する支尾根を下る。

この尾根にも火防線が作られているが、少し倒木が多い。

途中、超急坂が二か所現れる。
特に写真の斜面は上から見ると崖を降りるような感じ。
しかし一番急な場所にロープが張られていた。
下りきってほっとしたところで斜面を振り返る。

山ノ神碑手前の急坂はロープで懸垂下降せねば降りられないほどの急坂。
前回、南側のヤブに掴まって降りたが、今回は手前の右手にエスケープできる道があると聞いていたので、赤テープなどの目印がいっさいない、その作業道を試しに下ってみた。
すると涸れ沢に出て、その沢を少し下ると無事林道に降りることができた。

右奥の涸れ沢を下って林道に出た。
登山道を示す道標も赤テープもない分岐だった。

後は林道を少し下ると山ノ神の登山口は近かった。
この歩いたルート、もう少し整備すれば石投山の面白い周回ルートになりそうだったが、あの超急坂が危険すぎるか。
下山した時間が11時前だったので、もう一山、調査を兼ねて雄勝の硯上山に向かった。
GPS軌跡。

女川からブルーラインを走行して雄勝に向かう。
震災で甚大な被害を受けた雄勝地区も、ようやく復興事業が終わったようだ。
しかし湾内が馬鹿高い防潮堤に囲まれ、人の暮らしがほとんど感じられない状況を見て、これで地元の方々は満足なのかと感じてしまう。
防潮堤の上を走る道路から見た硯上山。

雄勝峠を越える県道192号は以前、道幅が狭い難路だったが、その改修工事が昨年3月に終わり、今回走行してみて、断然に走りやすくなっていた。
しかし12月1日から翌年の3月末まで冬期通行止めになってしまうので、災害時の避難路の役目を冬季には果たしていないことになる。
硯上山の広い駐車場に11時半に着く。
一台駐車していた車の主は、私が登山靴に履き替えている間に下山してきた。
この日に出会った唯一の登山者だった。

車止めのゲートを跨いで登山開始。

ふるさと緑の道と呼ばれる硯上山の登山道には、山頂通信アンテナ用電源ケーブルが埋設されているため、車の走行もできる様な道幅がある。

内部が荒れて使用できなくなった休憩小屋の前を通過。
以前、水場の表示があったが、今は撤去されている。

自然散策路との分岐。
今回は左折して広い道を選んで山頂へ向かう。ここから山頂まで500mの距離。

雨で掘れた場所を通過してすぐに味噌作林道へ下る道が分かれる。
そこから山頂はすぐだ。

ベンチがある硯上山の山頂に到着。
野芝に覆われたこの山頂広場にはシカの糞がたくさん転がっている。

大きいのが県の防災無線のアンテナ。

西に石巻市街地と松島湾、そして蔵王連峰が望める。

ほとんど建物が建っていないかつての雄勝の中心地と、雄勝湾、そして石峰山。

ベンチに腰を下ろし、雄勝地区を見下ろしながら食事をとる。
デザートはマスさんお手製の和菓子「紫芋と栗の蒸しかすてら」だ。
大きな栗が入っている秋味のお菓子だった。

帰りは自然散策路を下る。
下り始めの場所から雌保呂羽山と、遥か彼方に五葉山も見えた。

上部に歩幅の合わない階段がある自然散策路。
この急坂があるから、この道を往路に使いたくないんだよね。

この山の紅葉はほぼ終わっていて、この真っ赤な紅葉だけが特に目を引いた。

13時15分に車へ戻る。
さすがに11月になると日が短くなり、夏場の夕方を思わせる雰囲気だ。
この日の調査はこれで終わり。書籍のメンテナンス作業も骨が折れる。
石巻の真野地区へ下る道も、道幅が少し広がり走りやすく改修されていた。
GPS軌跡。

コメント
コメント一覧 (2)
以前の広い駐車スペースが使えないと皆さん駅から歩いて黒森周回ですかね。しょうがないか。
詳しくは書いていませんが、林道手前の女川清水親水公園の駐車場に停められますよ。
まあその分、約1kmの歩きが増えますが、未舗装路を走行しなくて済むメリットもあります。