写真展を挟んで二週間ぶりに山へ行った。
何処の山に行くか悩んだ結果、選んだのは岩手県北上市の仙人山。
山頂からの展望が良くない、という一点から今まで登っていなかった山だ。
しかし調べてみると残雪期限定で花と展望の山になる事が分かり、マスさんとMさんを誘って出かけた。
【 4/26 仙人山(882m) 岩手・焼石連峰 】
駐車場~秀衡街道入口~姥杉~久那斗神社~送電線鉄塔~706m標高点~展望台・分岐~仙人山(往復)
最近、西和賀町に行くときは秋田道を利用するため、国道107号を利用するのは久しぶり。
左手に石羽根ダムと羽山の姿を眺めながら西進する。
その西側に聳える仙人山の稜線には雲がかかっている。
JR北上線和賀仙人駅を過ぎると、以前は日本重化学工業の工場があったが、今は一部の倉庫だけが残って工場跡地は更地になっていた。
和賀仙人橋の手前に仙人山と姥杉の案内板があり、左折して工場に沿って奥に進む。
右前方に目指す仙人山(この位置から山頂は見えない)が見える。雪崩で削られた絶壁が連なり、なかなか迫力ある山容だ。

何処の山に行くか悩んだ結果、選んだのは岩手県北上市の仙人山。
山頂からの展望が良くない、という一点から今まで登っていなかった山だ。
しかし調べてみると残雪期限定で花と展望の山になる事が分かり、マスさんとMさんを誘って出かけた。
【 4/26 仙人山(882m) 岩手・焼石連峰 】
駐車場~秀衡街道入口~姥杉~久那斗神社~送電線鉄塔~706m標高点~展望台・分岐~仙人山(往復)
最近、西和賀町に行くときは秋田道を利用するため、国道107号を利用するのは久しぶり。
左手に石羽根ダムと羽山の姿を眺めながら西進する。
その西側に聳える仙人山の稜線には雲がかかっている。
JR北上線和賀仙人駅を過ぎると、以前は日本重化学工業の工場があったが、今は一部の倉庫だけが残って工場跡地は更地になっていた。
和賀仙人橋の手前に仙人山と姥杉の案内板があり、左折して工場に沿って奥に進む。
右前方に目指す仙人山(この位置から山頂は見えない)が見える。雪崩で削られた絶壁が連なり、なかなか迫力ある山容だ。

未舗装路になると直ぐに5台程度駐車可能な駐車場に着いた。

山に向かって林道を少し進む。

鳥居がある場所が仙人山登山口。
同時に秀衡街道と久那斗神社入口の標識が設置されている。

登山口のすぐ先に巨木塔があり、ケヤキの巨木が生えている。

JR北上線の鉄橋下の沢を渡る。

トンネルの脇を通過し、そこから山腹を巻く様に登る。
この道は奥州藤原氏の時代には、出羽仙北や西和賀地方から産出した金を平泉に運んだ道として秀衡街道と呼ばれている。
道沿いにニリンソウが群生し、中にはミドリニリンソウも咲くというが見つからなかった。
まだ咲き始めといった感じで、GW期間中に見ごろになると思う。


途中、シラネアオイが群生している場所もあった。

道は大きくジグザグを刻みながら高度を上げる。


途中、石垣や炭焼き跡が見られた。
標高436mの仙人峠(久那斗神社が祀られた)までの道筋は秀衡街道最大の難所と言われ、明治7年に岩手県が峠の東西3.3km区間の勾配を15%以下にし、道幅を3.6mに改修したとか。
それでも車馬の通行はできなかったという。
この石垣はその改修時に造られたものかも。

雪が残っている場所にはオトメエンゴサクが群生していた。

石仏が祀られた場所から上部は、急斜面をトラバースする箇所が連続する。

高度を上げるとケヤキやトチノキの森からブナの森に変わる。
ブナの新緑はとても瑞々しい。

道沿いに咲く花がニリンソウからカタクリに変わった。

やがて姥杉の巨木が現れる。
推定樹齢900年、幹周11.5m、樹高約30mの巨木だ。
ご神木として植えられたこの姥杉は、かつて爺杉と婆杉が道の両側に立ち、上部がくっついていたと言われる。現在、爺杉は枯死し婆杉だけが残っていて、姥杉と呼ばれるようになった。
保護のため姥杉の根元は立ち入り禁止。
見る向きを変えても荘厳な巨木の姿に圧倒される。

姥杉から久那斗神社までオオバキスミレがたくさん咲いていた。

険阻な仙人峠は難所が多く、人馬の死傷が絶えなかったという。
秀衡は仁平年間(1151年~)に往来の安全を祈願して、先祖秀忠の霊を仙人権現社(現久那斗神社)と祀ったと使えられる。

峠頂から街道と別れ、左折して尾根を登る。
咲き始めのコミヤマカタバミが道沿いを彩る。

送電線鉄塔を過ぎると急登が始まる。

途中、終盤のイワウチワの花が見られた。

概ねブナの樹林帯の登りが続くが、時々東側の眺望が広がる。

柔らかそうなブナの新芽。
熊の好物らしいが、糞は秀衡街道で一か所あっただけ。
2016年にこの山で3名の登山者が熊に襲われ怪我をしたという報道を今も覚えている。

標高680m地点に湯田ダムが見下ろせる展望地がある。

湯田ダム湖(錦秋湖)の青い湖水が印象に残った。

東には新緑のブナの奥に羽山が見える。

そして梢越しに仙人山の山頂が初めて姿を現した。

展望地から少し登った地点から工場の敷地と月山(中央少し右の円錐形の山)、明倉山(左)を望む。

706m標高点付近に炊飯器の鍋を利用した熊除けの鐘が設置されていた。

美しいブナの二次林?に入る。

芽吹き前のブナの森は明るい。

林床に咲くカタクリ。

ブナの樹高が低くなってくるとキクザキイチリンソウが出てくる。

岩沢コースが分岐する場所は展望台の標識があり、東から南側の眺望が広がっていた。
東に羽山が目だつ。

金ヶ崎駒ヶ岳も見えた。

展望台の広場に咲くキクザキイチリンソウ。

展望台の広場のねじ曲がったブナ。

展望から山頂まで概ね残雪を踏んで歩く。

登山道は雪で断続的に途切れるが、残雪期の山に慣れていればまったく問題なし。

頂稜に乗り上げると北側の展望が一気に広がる。

残雪と新緑のコントラストが美しい。

奥に見えるのが山頂。
細い雪堤の上を歩く。

南に前塚見山とオガラ森山が並ぶ。

雪堤で2m以上標高が高くなった山頂に着く。
山頂の三角点は雪の下。
残雪期ならではの展望が広がり、望遠レンズに交換して見渡せる北東北の名峰を撮影する。
先ずは真昼岳。

和賀岳と高下岳。

秋田駒ヶ岳が霞む。

今年7月に東側の4コースが登山道を再開する岩手山。

散居集落の奥に早池峰山と薬師岳。

雪堤が鋭角に尖り、山頂では休憩できないので、焼石連峰を眺めながら少し南側へ進んでみる。

焼石連峰の牛形山と、少し右に外れて焼石岳、南本内岳。

頂稜南端から見た894m峰。
この先、市町境稜線はアップダウンを繰り返して兎森山へ続く。

冷たい風を避けて、山頂南側のくぼ地に戻り、そこで休憩した。
マスさんお手製のプリンケーキがとても美味しかった。

山頂に戻ると地元の二人組の登山者が雪堤を登ってきた。
雪の状態は例年より一週間程度早いと語っていた。
帰路は登り返しがないため、花の撮影を楽しみながら下る。

今年は山中ほとんどのブナが開花しており、東北地方はブナの実が豊作と予想されている。これで熊が里に出る事がなくなればいいが・・・

久那斗神社で少し休憩した後、またカタクリとニリンソウの花園を愛でながら秀衡街道を下る。

朝方より開花したニリンソウロードを過ぎて登山口に戻る。
途中、登山者2組と山菜取りの女性グループ1組と会っただけの静かな山だった。

新緑と花に包まれた素晴らしい山だった。
まだまだ知らないけどイイ山はたくさんある。
GPS軌跡。


山に向かって林道を少し進む。

鳥居がある場所が仙人山登山口。
同時に秀衡街道と久那斗神社入口の標識が設置されている。

登山口のすぐ先に巨木塔があり、ケヤキの巨木が生えている。

JR北上線の鉄橋下の沢を渡る。

トンネルの脇を通過し、そこから山腹を巻く様に登る。
この道は奥州藤原氏の時代には、出羽仙北や西和賀地方から産出した金を平泉に運んだ道として秀衡街道と呼ばれている。
道沿いにニリンソウが群生し、中にはミドリニリンソウも咲くというが見つからなかった。
まだ咲き始めといった感じで、GW期間中に見ごろになると思う。


途中、シラネアオイが群生している場所もあった。

道は大きくジグザグを刻みながら高度を上げる。


途中、石垣や炭焼き跡が見られた。
標高436mの仙人峠(久那斗神社が祀られた)までの道筋は秀衡街道最大の難所と言われ、明治7年に岩手県が峠の東西3.3km区間の勾配を15%以下にし、道幅を3.6mに改修したとか。
それでも車馬の通行はできなかったという。
この石垣はその改修時に造られたものかも。

雪が残っている場所にはオトメエンゴサクが群生していた。

石仏が祀られた場所から上部は、急斜面をトラバースする箇所が連続する。

高度を上げるとケヤキやトチノキの森からブナの森に変わる。
ブナの新緑はとても瑞々しい。

道沿いに咲く花がニリンソウからカタクリに変わった。

やがて姥杉の巨木が現れる。
推定樹齢900年、幹周11.5m、樹高約30mの巨木だ。
ご神木として植えられたこの姥杉は、かつて爺杉と婆杉が道の両側に立ち、上部がくっついていたと言われる。現在、爺杉は枯死し婆杉だけが残っていて、姥杉と呼ばれるようになった。

保護のため姥杉の根元は立ち入り禁止。
見る向きを変えても荘厳な巨木の姿に圧倒される。

姥杉から久那斗神社までオオバキスミレがたくさん咲いていた。

険阻な仙人峠は難所が多く、人馬の死傷が絶えなかったという。
秀衡は仁平年間(1151年~)に往来の安全を祈願して、先祖秀忠の霊を仙人権現社(現久那斗神社)と祀ったと使えられる。

峠頂から街道と別れ、左折して尾根を登る。
咲き始めのコミヤマカタバミが道沿いを彩る。

送電線鉄塔を過ぎると急登が始まる。

途中、終盤のイワウチワの花が見られた。

概ねブナの樹林帯の登りが続くが、時々東側の眺望が広がる。

柔らかそうなブナの新芽。
熊の好物らしいが、糞は秀衡街道で一か所あっただけ。
2016年にこの山で3名の登山者が熊に襲われ怪我をしたという報道を今も覚えている。

標高680m地点に湯田ダムが見下ろせる展望地がある。

湯田ダム湖(錦秋湖)の青い湖水が印象に残った。

東には新緑のブナの奥に羽山が見える。

そして梢越しに仙人山の山頂が初めて姿を現した。

展望地から少し登った地点から工場の敷地と月山(中央少し右の円錐形の山)、明倉山(左)を望む。

706m標高点付近に炊飯器の鍋を利用した熊除けの鐘が設置されていた。

美しいブナの二次林?に入る。

芽吹き前のブナの森は明るい。

林床に咲くカタクリ。

ブナの樹高が低くなってくるとキクザキイチリンソウが出てくる。

岩沢コースが分岐する場所は展望台の標識があり、東から南側の眺望が広がっていた。
東に羽山が目だつ。

金ヶ崎駒ヶ岳も見えた。

展望台の広場に咲くキクザキイチリンソウ。

展望台の広場のねじ曲がったブナ。

展望から山頂まで概ね残雪を踏んで歩く。

登山道は雪で断続的に途切れるが、残雪期の山に慣れていればまったく問題なし。

頂稜に乗り上げると北側の展望が一気に広がる。

残雪と新緑のコントラストが美しい。

奥に見えるのが山頂。
細い雪堤の上を歩く。

南に前塚見山とオガラ森山が並ぶ。

雪堤で2m以上標高が高くなった山頂に着く。
山頂の三角点は雪の下。
残雪期ならではの展望が広がり、望遠レンズに交換して見渡せる北東北の名峰を撮影する。
先ずは真昼岳。

和賀岳と高下岳。

秋田駒ヶ岳が霞む。

今年7月に東側の4コースが登山道を再開する岩手山。

散居集落の奥に早池峰山と薬師岳。

雪堤が鋭角に尖り、山頂では休憩できないので、焼石連峰を眺めながら少し南側へ進んでみる。

焼石連峰の牛形山と、少し右に外れて焼石岳、南本内岳。

頂稜南端から見た894m峰。
この先、市町境稜線はアップダウンを繰り返して兎森山へ続く。

冷たい風を避けて、山頂南側のくぼ地に戻り、そこで休憩した。
マスさんお手製のプリンケーキがとても美味しかった。

山頂に戻ると地元の二人組の登山者が雪堤を登ってきた。
雪の状態は例年より一週間程度早いと語っていた。
帰路は登り返しがないため、花の撮影を楽しみながら下る。

今年は山中ほとんどのブナが開花しており、東北地方はブナの実が豊作と予想されている。これで熊が里に出る事がなくなればいいが・・・

久那斗神社で少し休憩した後、またカタクリとニリンソウの花園を愛でながら秀衡街道を下る。

朝方より開花したニリンソウロードを過ぎて登山口に戻る。
途中、登山者2組と山菜取りの女性グループ1組と会っただけの静かな山だった。

新緑と花に包まれた素晴らしい山だった。
まだまだ知らないけどイイ山はたくさんある。
GPS軌跡。

コメント
コメント一覧 (2)
プリンケーキも美味そう。
今までノーマークの山でした。
しかし登ってみると見どころ満点で楽しかったです。