前日は仙台で5月としては異例の風速32mを記録。
各地で倒木による道路の通行止めが相次いだ。
翌日は曇りのち雨の予報。高山はまだ強い風が予想されるため、何処に行くか悩んだ結果、あまり登山者が多くないと思われる福島の半田山を選択。
登山口付近に群生するシラネアオイを見るのが一番の目的だ。

【 5/3 半田山(863m)と萬歳楽山(898m) 福島・栗子山塊 】
●半田山:南駐車場~登山口駐車場~半田山~北駐車場~半田沼~南駐車場
●萬歳楽山:北登山口~南登山口分岐~大日如来岩分岐~第2展望台~三方境~萬歳楽山~三方境~大日如来岩~大日如来岩分岐~南登山口分岐~北登山口

朝7時過ぎの東北道は上りにも関わらず結構混んでいる。
国見ICから下道を走行して半田沼の北駐車場へ。
半田山管理センター横に掲示してある案内看板を確認する。
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半田山キャンプ場の入口が同時に登山口になっている。
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その左手の斜面一帯がシラネアオイの大群生地になっていて、鉄柵で保護されている。
素晴らしいと聞いていたが、初めて見ると聞くしに勝る花園で驚いた。
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白花のシラネアオイも結構多い。
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この群生地を見に来るだけでも満足できると思った。
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保護地に沿って奥へ歩いてみる。
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イカリソウも咲いている。
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この付近までシラネアオイの株が見られた。
将来的にはもっと自生地が拡大するかもしれない。
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キャンプ場へ戻り、林間歩道6号線を登る。
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スギ林にはヤマブキの花がたくさん咲いている。
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それにモミジイチゴの花も多かった。
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やがてカラマツ林になると林床にクルマバソウが増えてくる。
2026050313クルマバソウ

カラマツの新緑が清々しい。
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登山道は大きくジグザグを切っているため、急登が少なく楽に登れる。
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林道産ヶ沢線に出る。
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林道の道端にムササキケマンの花が咲いている。
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登山口駐車場に着く。
ここから山頂まで標高差170mの登りが待っている。
案内看板に山頂まで20分と書いているが、普通は30分程度かかる。
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大好きなアケボノスミレが咲いていた。
その他、タチツボスミレなどスミレ科の花が登山道を彩る。
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急坂を登る。
風は少し強いが、気温が高いため汗が噴き出る。
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東側の信達平野が一望できる場所があった。
かなり霞んでいるが、左手に国見町の街並みが望める。
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急登がひと段落したところに半田沼が俯瞰できる場所がある。
最近ここをハートレイク・ビューポイントと呼ぶらしい。
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山頂まで後200m。
傾斜が緩んで、明るい頂稜を進む。
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もう一つのハートレイク・ビューポイントから半田沼と信達平野を望む。
遠くに見える平頂の山は霊山。
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半田山の山頂に着く。
以前は東側の眺めが良かったが、木が伸びて見晴らしは悪くなった。
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山頂に祀られた石祠。
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誰もしない静かな山頂で少し休憩し、北駐車場へ向かって下る。
この道はケヤキやミズナラなど自然林が多く、森の逍遥を楽しめる。
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途中、4組の登山グループとスライドする。
思ったより登山者が多い。

急坂を下ると小高い丘に展望台が建っていた。
と言っても木々に囲まれて景色はまったく見えない。
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小ピークに登り返す。
その一帯はヒメサユリの群生地として保護されているが、まだ芽吹いていない様だった。
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北駐車場まで下り、半田沼の東岸を半周する。
沼畔のベンチで歩いてきた半田山を眺めながら休憩した。
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沼の南西側にある出島に立ち寄ることにする。
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咲きだしたヤマツツジと半田山。
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出島といっても島ではなく半島だった。
その先端まで行ってみる。
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湖畔をさらに歩くと水場があり、そこにクリンソウが咲いていた。
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南の細道を歩き、半田山管理センターの建屋が見える場所にもシラネアオイの群生地があった。
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半田山管理センターに立ち寄る。
鉢植えのシラネアオイを販売していた。
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半田山管理センターの内部。
半田山の歴史や咲く花々の写真を見て、半田山の良さをあらためて知った。
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GPS軌跡。
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半田山を歩いた後、物足りないので北側に峰続きの萬歳楽山へ向かう。
北登山口の駐車場に車を停めて歩き出すが、何故か登山口にロープが張られている。
掲示された内容を読むと、熊の目撃例があるため登山道を閉鎖すると記載されていた。
近年の熊の出没に神経質になるのは分かるが、何処の山でも熊は必ずいるので、気にせず入山する。
私は年に2~3回山で熊に出遭っているし、その対応も分かっているが、一応、何度も熊除けのホイッスルを鳴らして歩いた。ただし今回、歩いてみて熊の痕跡は一切なかったことを付け加えておく。
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南登山口からの道が合流し、砥石坂と記載された急坂をジグザグに登る。
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この山はブナがあまり生えていない。
少ないブナの新緑を見上げる。
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やがて奥に萬歳楽山の頂稜が見えてくる。
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急坂を登り、ほぼ平らな道を北西に進むと萬歳楽山の最高点に出る。
ここに鉄パイプ製の第2展望台が建っている。
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展望台に登ってみたが、周囲の木々が伸びて景色はほとんど見えない。
唯一北東側の山並みが辛うじてみえるのみ。
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萬歳楽山の最高点は標高914mあるが、三角点は北西側へ下った場所にある。
三方境を過ぎて下っていくと2人組の女性登山者とすれ違った。
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第1展望台と三角点、そして山頂標柱がある萬歳楽山の山頂に着く。
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展望台に登ってみると、摺上川ダム湖と右奥に龍ヶ岳の姿が見えた。
それ以外に眺望は利かない。
2010年に登った時には見晴らしがとても良かったのだが・・・その記録はコチラ
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山頂でマスさんお手製のケーキ「クグロフ」を食べ、温かいコーヒーを飲んで一息ついた。
現在、展望がほとんどない山なので、見どころがなく、ケーキを食べに登っただけの山になってしまった。この山に登るなら木々の葉が落ちた時期に登るのが正解かもしれない。
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帰路は三方境から左折して大日如来岩を経由する。
オオカメノキの花が咲いている。
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大日如来岩は付近に大きな岩が幾つか突き出ていて、どれが大日如来岩が分からない。
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わずかに戻って山頂の北東斜面をトラバースする道を辿る。
こちらの道の方が自然度が高い。
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木々の間に雨塚山が見えていた。
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辛うじて南蔵王の南屏風岳が見える。
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花が痛んでいないタムシバ。
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途中にあった大岩が八畳岩か?
淡い新緑に包まれながら、僅かなアップダウンを繰り返して斜面をトラバースする。
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ニリンソウが少し群生する場所を過ぎると、まだヤマザクラが咲いていた。
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北登山口に戻ると、山菜採りの二人組が山中に分け入り何かを採っていた。
帰路の林道でも車2台とすれ違う。非常に狭い林道なので、走行に気を使った。

GPS軌跡。
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