台風6号が日本列島南岸を通過し、各地に豪雨被害が予想された6月3日。
この日はマスさんの休みに合わせてMさんも休みを取得していて、何処か登れる山があったら行きましょう、という話になっていた。
しかし東北地方南部の特に太平洋側は激しい雨が降る予報で、普通は山に行ける状態ではない。
前日夕方まで行ける山に苦慮していたところ、秋田県以北の日本海側は曇りで雨が降らないようだ。
そこで11年ぶりに鳥海山山麓の中島台レクリエーションの森を歩いてくることにして、かねてから行って見たいと要望されていたmaronnさんも誘って4人で出かけた。
【 6/3 中島台レクリエーションの森(秋田・鳥海山麓) 】
●元滝伏流水:駐車場~元滝伏流水(往復)
●奈曽の白滝:駐車場~奈曽の白滝展望台~金峰神社~ねがい橋~駐車場
●中島台レクリエーションの森:駐車場~つり橋~分岐~あがりこ大王~分岐~出つぼ~あがりこ女王~鳥海マリモ~分岐~つり橋~駐車場
朝6時に自宅を出た時は弱い雨が降り始めていたが、東北道古川ICまで北上すると雨が降っていなかった。しかし新庄市まで西進するとまた弱い雨が降り始めたが、庄内地方に入ると鳥海山の雄姿が見えていた。
今回、元滝伏流水に初めて訪れる。
写真では何度も見ていて、行った気になっていたが、ずっと気になっていた存在だった。
鳥海ブルーラインから右折して舗装路を進むと広い駐車場に着く。
その一角に元滝伏流水の説明看板が立っていた。

この日はマスさんの休みに合わせてMさんも休みを取得していて、何処か登れる山があったら行きましょう、という話になっていた。
しかし東北地方南部の特に太平洋側は激しい雨が降る予報で、普通は山に行ける状態ではない。
前日夕方まで行ける山に苦慮していたところ、秋田県以北の日本海側は曇りで雨が降らないようだ。
そこで11年ぶりに鳥海山山麓の中島台レクリエーションの森を歩いてくることにして、かねてから行って見たいと要望されていたmaronnさんも誘って4人で出かけた。
【 6/3 中島台レクリエーションの森(秋田・鳥海山麓) 】
●元滝伏流水:駐車場~元滝伏流水(往復)
●奈曽の白滝:駐車場~奈曽の白滝展望台~金峰神社~ねがい橋~駐車場
●中島台レクリエーションの森:駐車場~つり橋~分岐~あがりこ大王~分岐~出つぼ~あがりこ女王~鳥海マリモ~分岐~つり橋~駐車場
朝6時に自宅を出た時は弱い雨が降り始めていたが、東北道古川ICまで北上すると雨が降っていなかった。しかし新庄市まで西進するとまた弱い雨が降り始めたが、庄内地方に入ると鳥海山の雄姿が見えていた。
今回、元滝伏流水に初めて訪れる。
写真では何度も見ていて、行った気になっていたが、ずっと気になっていた存在だった。
鳥海ブルーラインから右折して舗装路を進むと広い駐車場に着く。
その一角に元滝伏流水の説明看板が立っていた。

元滝川から引き込んだ水路には秋田県絶滅危惧種Ⅰ類のクロカワゴケが点在して生えていた。

元滝伏流水の遊歩道はスギ林の中を歩く。
林床にはサワハコベとフタリシズカの花だけ咲いていた。

遊歩道入口から700m歩いて元滝伏流水に着く。

ここは鳥海山に染み込んだ水が長い年月をかけて、高さ5m、幅30mほどの岩壁から伏流水となって湧き出している場所だ。

この湧き水は一年中枯れることがなく、豊かなコケを育んでいる。
水温は10度ほどなので、真夏に来ても涼しく感じるだろう。

駐車場に戻り、鳥海ブルーラインの北側にある奈曽の白滝に立ち寄る。
ここは過去に一度来たことがある。

奈曽の白滝がある小滝地区には、かつて鳥海山の修験の導者たちに世話をする宿坊があった。
金峰神社と白滝は小滝修験の荒行の場であったといわれる。

金峰神社の参道を降りる。
参道沿いには目を見張るような杉の巨木が生えている。

奈曽川まで降りる道らしきものが左に分岐するが、下流側の崖の中腹に展望台が見えるので、そこに行ってみた。手前の木が少し邪魔だが、高さ26m、幅11mの見事な奈曽の白滝が見えていた。

その先に鳥海山をご神体とする金峰神社が建っている。

ねがい橋と呼ばれるつり橋を渡って奈曽川左岸の道を登ると滝の落ち口が見えてきた。
写真では分かり難いが、右側の川の右岸にカモシカがいた。

そしてこの日の目的地、中島台レクリエーションの森まで移動する。
11年前の8月に来た時にはたくさんのハイカーが訪れていたが、天気が悪い平日のこの日は、他の車はたった1台しか停まっていなかった。
入山時、弱い雨が降ってきたので、写真撮影用にビニール傘を持って歩きだしたが、結局傘は使わずに歩けた。

キャンプ場の広場の先に遊歩道の入口がある。

森を少し進むとあがりこのブナが現れる。


つり橋の手前の分岐を間違って左折して、始点に戻る周回路に入ってしまった。
途中、導水路が出て来て間違いに気がつき分岐まで引き返した。
赤川にかかるつり橋を渡る。

深い森の林床は花が少ないのが分かっていたので、今回はマクロレンズを持ってこなかった。
コケイランはこの一本しか生えていなかった。

ウゴクツクバネウツギは随所で花をつけていた。

花が開き始めのギンリョウソウ。

maronnさんがササバギンランを見つけた。

あがりこ大王の分岐を左折する。

直ぐにあがりこの巨木の燭台ブナが現れる。
「あがりこ」の呼び名は、かつて積雪の上に出たブナの幹を、炭焼きの材料として伐採し、それが繰り返されて伐り口がコブ状になったが、伐り口から芽が上がる事に由来しているという。

その先にあるブナの変形樹。

江戸時代から戦後まで炭焼きに使われていた窯跡が現れる。

炭焼窯跡から一段登った先にお目当ての「あがりこ大王」が姿を現す。
幹周り7.62m、樹齢300年以上の異形のブナで、森の巨人たち百選に選定されている。

あがりこ大王は保護のため根元には近づけない。
ぐるっと周囲を巡る木道が設置されている。

みる角度によって姿が変わる。

前回来た時は拡声器を使ったガイドさんの説明が煩かったが、今日はあがりこ大王を静かな環境で堪能できた。
分岐まで戻り、次は獅子ヶ鼻湿原の周回ルートに入る。

分岐を左折して出つぼを目指す。

まだヤマツツジが咲き残っている。

森の中を流れる湧き水の川。

出つぼは「熊の水飲み場」とも呼ばれ、獅子ヶ鼻湿原の中で湧き出る水の量が最大と言われている。
水温は年間を通じて7.2~7.3度。phは4.4~4.6で酸性らしい。
しかし以前より手前の低木が伸びて、湧き出す様子が見難くなっていた。

出つぼから先の遊歩道は石ごろの斜面をトラバースしていて歩きにくい。
スニーカー履きで歩くのは難儀すると思う。
しかし斜面から湧き出る湧水を眺めながら歩けるので飽きない。
この付近まで進むと、ようやくトラバース道が終わる。

また異形のブナが現れ始めた。


やがて急に林道に出て、その右手に水量が非常に多い導水路が続いている。

岩股川の堰がある場所の渦巻く水量は迫力満点だ。

この流れの少し上流に鳥海マリモの群生地がある。

鳥海マリモを見る前にあがりこ女王に会いに行く。

鳥海マリモの説明看板。

今回は川面に落ち葉が積もり、しかも曇っていたため、緑の鳥海マリモの姿はあまり見えなかった。

この導水路を過ぎると獅子ヶ鼻湿原から離れる。
湿原というと、高山植物が咲く広い湿原地帯を思い浮かべるが、ここの湿原は湧き水が集中する水源地のイメージで、木々に覆われて開放的な雰囲気はいっさいない。

この美しい森から左手の河岸段丘を登り返す。

つり橋を渡り、後は木道を約10分歩いて遊歩道の始点に戻るのみ。
途中、ツリバナの花がさいていた。

キャンプ場の一角に一輪だけ咲き残っていたホウノキの花。

下山して西に車を走らせると、西の空に青空も見えていて、飛島や男鹿半島の姿がくっきり見えた。
帰路は最上町付近から弱い雨に降られるが、梅雨時の優しい雨の感じで、運転にはまったく支障がなく帰宅できた。聞く所によると仙台でも午前中は強い雨が降ったらしい。
GPS軌跡。


元滝伏流水の遊歩道はスギ林の中を歩く。
林床にはサワハコベとフタリシズカの花だけ咲いていた。

遊歩道入口から700m歩いて元滝伏流水に着く。

ここは鳥海山に染み込んだ水が長い年月をかけて、高さ5m、幅30mほどの岩壁から伏流水となって湧き出している場所だ。

この湧き水は一年中枯れることがなく、豊かなコケを育んでいる。
水温は10度ほどなので、真夏に来ても涼しく感じるだろう。

駐車場に戻り、鳥海ブルーラインの北側にある奈曽の白滝に立ち寄る。
ここは過去に一度来たことがある。

奈曽の白滝がある小滝地区には、かつて鳥海山の修験の導者たちに世話をする宿坊があった。
金峰神社と白滝は小滝修験の荒行の場であったといわれる。

金峰神社の参道を降りる。
参道沿いには目を見張るような杉の巨木が生えている。

奈曽川まで降りる道らしきものが左に分岐するが、下流側の崖の中腹に展望台が見えるので、そこに行ってみた。手前の木が少し邪魔だが、高さ26m、幅11mの見事な奈曽の白滝が見えていた。

その先に鳥海山をご神体とする金峰神社が建っている。

ねがい橋と呼ばれるつり橋を渡って奈曽川左岸の道を登ると滝の落ち口が見えてきた。
写真では分かり難いが、右側の川の右岸にカモシカがいた。

そしてこの日の目的地、中島台レクリエーションの森まで移動する。
11年前の8月に来た時にはたくさんのハイカーが訪れていたが、天気が悪い平日のこの日は、他の車はたった1台しか停まっていなかった。
入山時、弱い雨が降ってきたので、写真撮影用にビニール傘を持って歩きだしたが、結局傘は使わずに歩けた。

キャンプ場の広場の先に遊歩道の入口がある。

森を少し進むとあがりこのブナが現れる。


つり橋の手前の分岐を間違って左折して、始点に戻る周回路に入ってしまった。
途中、導水路が出て来て間違いに気がつき分岐まで引き返した。
赤川にかかるつり橋を渡る。

深い森の林床は花が少ないのが分かっていたので、今回はマクロレンズを持ってこなかった。
コケイランはこの一本しか生えていなかった。

ウゴクツクバネウツギは随所で花をつけていた。

花が開き始めのギンリョウソウ。

maronnさんがササバギンランを見つけた。

あがりこ大王の分岐を左折する。

直ぐにあがりこの巨木の燭台ブナが現れる。
「あがりこ」の呼び名は、かつて積雪の上に出たブナの幹を、炭焼きの材料として伐採し、それが繰り返されて伐り口がコブ状になったが、伐り口から芽が上がる事に由来しているという。

その先にあるブナの変形樹。

江戸時代から戦後まで炭焼きに使われていた窯跡が現れる。

炭焼窯跡から一段登った先にお目当ての「あがりこ大王」が姿を現す。
幹周り7.62m、樹齢300年以上の異形のブナで、森の巨人たち百選に選定されている。

あがりこ大王は保護のため根元には近づけない。
ぐるっと周囲を巡る木道が設置されている。

みる角度によって姿が変わる。

前回来た時は拡声器を使ったガイドさんの説明が煩かったが、今日はあがりこ大王を静かな環境で堪能できた。
分岐まで戻り、次は獅子ヶ鼻湿原の周回ルートに入る。

分岐を左折して出つぼを目指す。

まだヤマツツジが咲き残っている。

森の中を流れる湧き水の川。

出つぼは「熊の水飲み場」とも呼ばれ、獅子ヶ鼻湿原の中で湧き出る水の量が最大と言われている。
水温は年間を通じて7.2~7.3度。phは4.4~4.6で酸性らしい。
しかし以前より手前の低木が伸びて、湧き出す様子が見難くなっていた。

出つぼから先の遊歩道は石ごろの斜面をトラバースしていて歩きにくい。
スニーカー履きで歩くのは難儀すると思う。
しかし斜面から湧き出る湧水を眺めながら歩けるので飽きない。
この付近まで進むと、ようやくトラバース道が終わる。

また異形のブナが現れ始めた。


やがて急に林道に出て、その右手に水量が非常に多い導水路が続いている。

岩股川の堰がある場所の渦巻く水量は迫力満点だ。

この流れの少し上流に鳥海マリモの群生地がある。

鳥海マリモを見る前にあがりこ女王に会いに行く。

鳥海マリモの説明看板。

今回は川面に落ち葉が積もり、しかも曇っていたため、緑の鳥海マリモの姿はあまり見えなかった。

この導水路を過ぎると獅子ヶ鼻湿原から離れる。
湿原というと、高山植物が咲く広い湿原地帯を思い浮かべるが、ここの湿原は湧き水が集中する水源地のイメージで、木々に覆われて開放的な雰囲気はいっさいない。

この美しい森から左手の河岸段丘を登り返す。

つり橋を渡り、後は木道を約10分歩いて遊歩道の始点に戻るのみ。
途中、ツリバナの花がさいていた。

キャンプ場の一角に一輪だけ咲き残っていたホウノキの花。

下山して西に車を走らせると、西の空に青空も見えていて、飛島や男鹿半島の姿がくっきり見えた。
帰路は最上町付近から弱い雨に降られるが、梅雨時の優しい雨の感じで、運転にはまったく支障がなく帰宅できた。聞く所によると仙台でも午前中は強い雨が降ったらしい。
GPS軌跡。

コメント
コメント一覧 (2)
緑に染まりながらあがりこの巨木を眺め樹形に
何に似てるか想像して楽しみました。
水の豊富さにも驚きました。
次は抱返り,法体、回顧の滝よろしくです。
雨にあたらず楽しい1日でした。感謝❣️
台風襲来時に上手く悪天候を避けて楽しく歩けました。
あがりこの森は風情があってイイですね。
あの湧き水、水路のところの水量が半端なく恐ろしいくらいでした。
まだ行きたいところがたくさんありますね。