2019年4月に昭和湖付近の火山性ガス(硫化水素)濃度が基準を上回り、それ以降、須川コースが通行止めになっていたが、安全確保の対策が整ったため、2026年7月18日に通行が再開された。
あわせて一関市真湯温泉から入山する笊森コースも岩手・宮城内陸地震から18年ぶりに通行再開され、岩手県側からの入山者が今後増加すると思う。

今回は登山道調査の一環で、須川温泉から須川コースを登り、裏掛コースを経由して笊森避難小屋付近の笊森コースの接続箇所を調べてきた。

【 8/6 栗駒山(1626m) 岩手・栗駒山 】
酸ヶ湯温泉駐車場~名残ヶ原~苔花台~昭和湖~天狗平~栗駒山~裏掛コース分岐~笊森コースの水場~笊森避難小屋~産沼~苔花台~名残ヶ原~酸ヶ湯温泉駐車場

須川ビジターセンターの前に車を停めて歩き出す。
この時点で空は晴れ渡り、風がなく結構蒸し暑い。
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須川温泉の露天風呂。
この日は気温が上昇し、湯気が見えない。
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凄い水量で湧き出る温泉の源泉。
側を通過すると暑い!
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朝の内は少し霞んでいながらも鳥海山が見えていた。
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おいらん風呂の前を通過。
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名残ヶ原から栗駒山を見る。
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湿原は乾燥化が進んでいるが、木道の脇にイワイチョウが咲いていた。
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苔花台の分岐。
火山ガス濃度が高くなった場合の注意看板が設置されていた。
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この赤色灯は火山ガス濃度が高い場合に点灯するとか。
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ゼッタ沢を渡る。
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久しぶりに地獄谷を見た。
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ハート石の標識の先を見ると・・・
写真では分かり難いがかなり大きな岩だ。
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これは地獄谷の火山ガス濃度が高い場合の赤色灯。
手前に待機場所が設置されている。
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焼石連峰を遠望する。
山頂に着く頃には雲が登ってきて、主稜線の一部しか見えなくなってしまった。
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昭和湖の手前の草原に咲いていたシロバナトウウチソウ。
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昭和湖の湖畔に着く。
右奥のトイレは使用可能。
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コバルトブルーの美しい湖面を見せてくれる昭和湖。
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湖畔のベンチに腰掛けて休憩を取る。
昭和湖の北東側を大きく迂回して木道が新設されていた。
説明看板では昭和湖東岸の火山ガス濃度が高いらしい。
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旧道に合流したところから見た剣岳と昭和湖。
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昭和湖までは調子よく登ってきたが、そこから天狗平までの急登がきつかった。
ほとんど風がない急な階段登りが続く。

途中の雪田草原にキンコウカが群生していたので、そこで写真を撮って一息ついた。
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モウセンゴケの花も咲いている。
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二か所目の雪田草原に出る。
天狗岩が見えているので、気分的に天狗平は近いと錯覚するが、ここからの登りは暑さで熱中症になるのでは、と危惧するほど体力的に厳しかった。
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稜線の天狗平に着くと、涼しい南風が吹き救われた思いになる。
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宮城県側は雲海が広がり、雲の上に船形連峰と蔵王連峰が見えていた。
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眼下に虚空蔵山と御室上部の岩場のベルトが望める。
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天狗平一帯はハクサンシャジンが花盛り。
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天狗平から栗駒山山頂までは稜線のプロムナード。
被写体は無限にあり、写真を撮りながらゆっくり登った。

越えてきた天狗岩。
御駒ヶ岳の奥に虎毛山と神室連峰が見えている。
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秣岳と高松岳。
鳥海山は手前に浮かぶ雲に隠れて見えない。
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剣岳と須川湖、そして須川温泉が見える。
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栗駒山の山頂に到着。
平日なので静かな山頂だった。
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マスさんお手製の和菓子『蓬わらび』を食べる。
山では甘いスイーツがとても美味しい。
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この日は南風が吹いていた。
雲が北へどんどん流れている。
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一般的には産沼コースを下る人が多いが、この日は裏掛コースを経て笊森避難小屋に立ち寄る計画だ。
東栗駒山を眺めながら中央コースの階段を下る。
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東栗駒コースは栗駒草原の中を下っていく。
そこはまだ見ごろが続いているキンコウカの群生地だ。
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裏掛コース分岐の手前から栗駒山を振り返る。
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この先、雪田草原のあちこちにイワショウブの花が多く見られた。
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分岐を左折して裏掛コースに入る。
磐井川源流の急坂一面にキンコウカが咲いている。
そして目指す笊森避難小屋が見えてきた。
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雪解けが遅い場所には未だにトキソウが咲いていた。
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ここでもモウセンゴケの花が見られた。
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密度の濃いキンコウカの花園。
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随所で立ち止まり、花の撮影会を行っているので、全然先に進まない。
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笊森コースの連絡路には立派な道標が設置されていた。
連絡路を降りて行くとヒナザクラやイワカガミ、ウラジロヨウラクが咲いている場所があった。
そこは遅くまで雪渓が残る場所で、6月に咲く花が今も見られる。
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磐井川源流の小沢を少し下ると水場に出る。冷たい湧き水が身体に染みた。
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ここから東に笊森避難小屋へ向かう。
登山道の湿った場所にチョウジギクが群生していた。
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産女川沿いに雲が湧いてきて、笊森避難小屋はガスの中だった。
昨年、道標のある地点に進入禁止のために張られていたテープは取り外され、笊森コースはそこから下るものと思って東進したが、ほとんど歩かれていない感じで、踏み跡は雪田草原の中に消えた。
昨年の調査で刈り払った登山道と接続する場所は把握していたので、登山道まで下り、次に笊森避難小屋へ直行するラインを歩いてみたら、昨年薮だった箇所が完璧に刈り払いされていた。これで昨年残った疑問点が解消された。
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避難小屋の室内に一人分の手荷物が置かれていたが、後で登山道の刈り払い整備を行っている地元の女性の私物だと知る。エンジン草刈り機は振動があり重いので、女性が行う作業としては大変だ、と感じた。
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小屋の近くに咲いていたコバギボウシ。
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水場で湧き水を補給し、笊森コースを西へ向かう。
途中、北側に開けた雪田草原はキンコウカの群生地だった。
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同じ雪田草原の西端の場所に白い花が凄い密度で群生している。
ヒナザクラとしては花弁が大き過ぎるようで、何の花なのだろうか。
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まだコバイケイソウも咲いていた。
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産沼からは産沼コースと名称が変わり、後はほぼ下りベースで須川温泉へ向かう。
この頃から空は完全に曇ってしまった。
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産沼コースに入るとヨツバヒヨドリの群生地が時おり現れる。
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赤いオオカメノキの実。山は既に晩夏の感じだ。
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三途の川の渡渉は平水の状態で、石飛びで簡単に渡れた。
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ヨツバヒヨドリの蜜を吸うアサギマダラ。
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長い下りに飽きた頃、ようやく苔花台の湿原に出る。
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名残ヶ原のベンチに座って少し休憩。
今回は賽の河原を回らず、名残ヶ原を歩いて須川温泉を目指す。
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温泉宿と大日岩が見えてくると、暑かった一日の山行がラストを迎えた。
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山中、yonejiyさんが見つけたオオヤマサギソウ。
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後、2ヶ月足らずで栗駒山は紅葉シーズンに入る。
須川コースが再開されて、岩手県側からの登山者が一気に増えるだろう。

GPS軌跡。
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動画です。