お盆休みの最終日、高速道の帰省ラッシュを避けられて、しかも晴れた山域を考えると、鳥海山か月山しか思い浮かばなかった。未明の午前3時に家を出て、鬼首経由で秋田の祓川登山口へ向かった。
【 8/16 七高山(2229m) 秋田・鳥海山 】
祓川登山口~タッチラ坂~賽の河原~御田~七ッ釜避難小屋~康新道分岐~大雪路~氷の薬師~舎利坂~七高山~上部の康新道分岐~康新道分岐~七ッ釜避難小屋~御田~賽の河原~タッチラ坂~祓川登山口
今回はマスさん、Mさん、Sさんと約束していた山行。
Mさんだけ鳥海山は初めて。Sさんは過去に滝の小屋から往復したらしいが、雨で何も見えなかったらしい。
花の最盛期の祓川コースは朝6時に駐車所が満車になってしまうが、流石に8月中旬になると空いている。人気の鉾立コースに比べて静かな山歩きを楽しめる点で好きなコースだ。
しかし最近暑さに極端に弱くなってしまったので、その点が気がかりだが・・・
駐車場から舗装された管理道路を歩き、祓川ヒュッテの前から実質的な登山が始まる。

【 8/16 七高山(2229m) 秋田・鳥海山 】
祓川登山口~タッチラ坂~賽の河原~御田~七ッ釜避難小屋~康新道分岐~大雪路~氷の薬師~舎利坂~七高山~上部の康新道分岐~康新道分岐~七ッ釜避難小屋~御田~賽の河原~タッチラ坂~祓川登山口
今回はマスさん、Mさん、Sさんと約束していた山行。
Mさんだけ鳥海山は初めて。Sさんは過去に滝の小屋から往復したらしいが、雨で何も見えなかったらしい。
花の最盛期の祓川コースは朝6時に駐車所が満車になってしまうが、流石に8月中旬になると空いている。人気の鉾立コースに比べて静かな山歩きを楽しめる点で好きなコースだ。
しかし最近暑さに極端に弱くなってしまったので、その点が気がかりだが・・・
駐車場から舗装された管理道路を歩き、祓川ヒュッテの前から実質的な登山が始まる。

竜ヶ原湿原から見る鳥海山。

湿原に咲くサワギキョウ。

エゾリンドウも咲き始めている。

そしてミズギク。

祓川神社に登山の安全を祈願する。

神社からすぐにタッチラ坂の急登が始まる。
オオカメノキの実が真っ赤だ。

タッチラ坂のタッチラとはダケカンバを指す。

一段登って賽の河原に出る。
イワイチョウが見ごろを迎えていた。

雪渓を避けて左側の沢筋を登る。
この日、一番歩きにくい場所だった。

開放的な御田の木道に出る。
七ッ釜避難小屋へ突き上げる急坂が正面に見える。

ハクサンボウフウが群生する御田の湿地。

足場の悪い急坂に取りつく。
振り返ると御田の湿地の奥に男鹿半島が見えていた。

急坂を中段まで登ると、北東に左から焼山、八幡平、秋田駒ヶ岳、岩手山が見渡せた。

北には秋田市の奥に白神山地、そして写真の右に岩木山も望めた。

祓川ヒュッテと駐車場も見える。
駐車場はかなり空いている様子。

康ケルンの分岐のところで休憩を取る。
直射日光を受けると暑い。

七ッ釜滝手前の雪田草原。
群生するイワイチョウは蕾の状態だった。

康新道分岐を直進。
この付近の雪田草原にはアオノツガザクラやヒナザクラ、そしてイワカガミが咲いていた。

登山道から少し離れた場所に一面に咲くヒナザクラ。

大雪路の雪渓はすべて消えていて、斜面の右端の斜面に沿って登って行く。
ここまで登ってくると七高山はとても近く感じるが、標高差はまだ470mもある。

大雪路上部に残る雪渓。
短い距離だが、唯一ここだけ雪を踏んで歩けた。

マスさん達、雪渓を越えてかなり先行して歩いている。

雪渓の上部から北東方面を振り返る。
奥羽山脈には雲がかかっていて和賀山塊や焼石岳はこの時点で見えなかった。
中景の山は八塩山。

氷の薬師で少し眺めの休憩を取る。
この先、ずっと急坂が続くからだ。
灌木帯から草原に出ると遮るものがない大展望が広がる。
日本海の海岸線と乱立する風力発電の風車、そして由利本荘市が見えていた。

ここからが正念場。
まだ標高差250m以上の急坂が待っている。

登山道脇にチョウカイアザミがたくさん咲いている。
特産種とはいえ、ここまで多く咲いていると有難みが薄い。

ヤマハハコは康新道の方が多かった。

舎利坂の下部から見た丁山地。
高松岳(一番左)は見えていたが、奥の虎毛山や栗駒山は雲に隠れていた。

ミヤマアキノキリンソウで黄色く染まる斜面。

舎利坂の核心部。
ガレ場、ザレ場、岩場の連続で、足場が非常に悪くて毎回うんざりしながら登る。

舎利坂を振り返る。
この頃から急激に雲が湧き上がってきた。

神室連峰の全景。北の神室山から南の杢蔵山まで全てのピークが見えていた。
その奥の太平洋側は雲海に覆われている。

今が盛りのイワギキョウ。

七高山の山頂に到着。

七高山から見た新山。
北西の爆裂火口側からどんどん雲が湧き上がってきた。
新山に行ってもガスに覆われること必至なので今回はパス。

外輪山の行者岳を見る。

虫穴岩と月山を望む。
蔵王連峰や船形連峰も雲に隠れていた。

七高山で休憩していると、新山にもガスがかかり始めていた。
山頂に入れ替わりで登山者が立っているのが見えた。

七高山北側のピークから見た七高山の絶壁。

帰りは康新道を下る。
分岐が分かり難く、見逃す登山者も多いだろう。

花が終盤のイワブクロ。

そしてお目当てのチョウカイフスマが出てきた。

康新道は爆裂火口壁の上端を北へ下る道で、ガレた足場の悪い箇所も多い。
足元から切れ落ちているところは慎重に歩を進める。
爆裂火口壁に張り付くようにチョウカイフスマやイワウメが群生している。

この尾根筋は晴れていれば爽快な景色が楽しめるが、赤川からどんどん雲が湧き上がってきて、視界が閉ざされた。

しかし花の多い道なので景色が見えなくても満足できる。

この後、七高山は完全に雲に隠れてしまった。

崖っぷちに咲くイワギキョウ。

チョウカイフスマの見事な花園。

実が赤く色づいたホソバイワベンケイ。

赤川から微風が吹きあがってくる広場で腰をおろして、長めの休憩を取る。
マスさんお手製の美味しい『ハーブパイのきのこグラタンキッシュ』を食べて、お腹が満たされた。

休憩地から下部は急に草本類の植生が変わる。
今までの火山性の岩礫地から草原に入り、ハクサンシャジンの花一気にが増えた。

白花のハクサンシャジン。

イワオトギリ。

草原に出たところで帰し方を振り返ると、湧き上がる雲が少し薄くなり、七高山が微かに見えていた。
もう少し見えてくるか、と5分以上待っていたが、逆に見えなくなってしまった。
マスさん達は先に行ってしまったので、待たせて悪いと思いながら後を追いかける、

苔むした涸れ沢は岩が滑るので慎重に下った。
ダイモンジソウが沢の両側にたくさん群生している。

その先のくぼ地に咲くヨツバシオガマ。
まだ花が全然痛んでいない。

くぼ地を彩るモミジカラマツの群生地。

康新道分岐で待っていたマスさん達に合流。
水分補給して、ここからは往路を戻る。
朝方、日差しの影になって見えなかった七ッ釜滝の一部が確認できた。

花の状態が良いチョウカイアザミ。

七ッ釜避難小屋が見えてきた。
距離的にはここがちょうど半分の行程になる。

七ッ釜避難小屋から雪田草原の急坂を御田に向かって下る。
まだ祓川ヒュッテは遠い。

次に賽の河原上部の雪渓が残る沢筋を下る。

タッチラ坂の長い下りが終わり、ようやく竜ヶ原湿原と祓川ヒュッテが見えてきた。

この日も登山のあるあるで、下山すると山頂が見えるパターン。
夏の鳥海山は毎回こんな感じだ。

暑さでかなりきつい登山となったが、咲き誇る花々を愛でながらの歩きは楽しかった。
やはり鳥海山は花の名山である。
GPS軌跡。

山行のエッセンスをまとめた動画です。

湿原に咲くサワギキョウ。

エゾリンドウも咲き始めている。

そしてミズギク。

祓川神社に登山の安全を祈願する。

神社からすぐにタッチラ坂の急登が始まる。
オオカメノキの実が真っ赤だ。

タッチラ坂のタッチラとはダケカンバを指す。

一段登って賽の河原に出る。
イワイチョウが見ごろを迎えていた。

雪渓を避けて左側の沢筋を登る。
この日、一番歩きにくい場所だった。

開放的な御田の木道に出る。
七ッ釜避難小屋へ突き上げる急坂が正面に見える。

ハクサンボウフウが群生する御田の湿地。

足場の悪い急坂に取りつく。
振り返ると御田の湿地の奥に男鹿半島が見えていた。

急坂を中段まで登ると、北東に左から焼山、八幡平、秋田駒ヶ岳、岩手山が見渡せた。

北には秋田市の奥に白神山地、そして写真の右に岩木山も望めた。

祓川ヒュッテと駐車場も見える。
駐車場はかなり空いている様子。

康ケルンの分岐のところで休憩を取る。
直射日光を受けると暑い。

七ッ釜滝手前の雪田草原。
群生するイワイチョウは蕾の状態だった。

康新道分岐を直進。
この付近の雪田草原にはアオノツガザクラやヒナザクラ、そしてイワカガミが咲いていた。

登山道から少し離れた場所に一面に咲くヒナザクラ。

大雪路の雪渓はすべて消えていて、斜面の右端の斜面に沿って登って行く。
ここまで登ってくると七高山はとても近く感じるが、標高差はまだ470mもある。

大雪路上部に残る雪渓。
短い距離だが、唯一ここだけ雪を踏んで歩けた。

マスさん達、雪渓を越えてかなり先行して歩いている。

雪渓の上部から北東方面を振り返る。
奥羽山脈には雲がかかっていて和賀山塊や焼石岳はこの時点で見えなかった。
中景の山は八塩山。

氷の薬師で少し眺めの休憩を取る。
この先、ずっと急坂が続くからだ。
灌木帯から草原に出ると遮るものがない大展望が広がる。
日本海の海岸線と乱立する風力発電の風車、そして由利本荘市が見えていた。

ここからが正念場。
まだ標高差250m以上の急坂が待っている。

登山道脇にチョウカイアザミがたくさん咲いている。
特産種とはいえ、ここまで多く咲いていると有難みが薄い。

ヤマハハコは康新道の方が多かった。

舎利坂の下部から見た丁山地。
高松岳(一番左)は見えていたが、奥の虎毛山や栗駒山は雲に隠れていた。

ミヤマアキノキリンソウで黄色く染まる斜面。

舎利坂の核心部。
ガレ場、ザレ場、岩場の連続で、足場が非常に悪くて毎回うんざりしながら登る。

舎利坂を振り返る。
この頃から急激に雲が湧き上がってきた。

神室連峰の全景。北の神室山から南の杢蔵山まで全てのピークが見えていた。
その奥の太平洋側は雲海に覆われている。

今が盛りのイワギキョウ。

七高山の山頂に到着。

七高山から見た新山。
北西の爆裂火口側からどんどん雲が湧き上がってきた。
新山に行ってもガスに覆われること必至なので今回はパス。

外輪山の行者岳を見る。

虫穴岩と月山を望む。
蔵王連峰や船形連峰も雲に隠れていた。

七高山で休憩していると、新山にもガスがかかり始めていた。
山頂に入れ替わりで登山者が立っているのが見えた。

七高山北側のピークから見た七高山の絶壁。

帰りは康新道を下る。
分岐が分かり難く、見逃す登山者も多いだろう。

花が終盤のイワブクロ。

そしてお目当てのチョウカイフスマが出てきた。

康新道は爆裂火口壁の上端を北へ下る道で、ガレた足場の悪い箇所も多い。
足元から切れ落ちているところは慎重に歩を進める。
爆裂火口壁に張り付くようにチョウカイフスマやイワウメが群生している。

この尾根筋は晴れていれば爽快な景色が楽しめるが、赤川からどんどん雲が湧き上がってきて、視界が閉ざされた。

しかし花の多い道なので景色が見えなくても満足できる。

この後、七高山は完全に雲に隠れてしまった。

崖っぷちに咲くイワギキョウ。

チョウカイフスマの見事な花園。

実が赤く色づいたホソバイワベンケイ。

赤川から微風が吹きあがってくる広場で腰をおろして、長めの休憩を取る。
マスさんお手製の美味しい『ハーブパイのきのこグラタンキッシュ』を食べて、お腹が満たされた。

休憩地から下部は急に草本類の植生が変わる。
今までの火山性の岩礫地から草原に入り、ハクサンシャジンの花一気にが増えた。

白花のハクサンシャジン。

イワオトギリ。

草原に出たところで帰し方を振り返ると、湧き上がる雲が少し薄くなり、七高山が微かに見えていた。
もう少し見えてくるか、と5分以上待っていたが、逆に見えなくなってしまった。
マスさん達は先に行ってしまったので、待たせて悪いと思いながら後を追いかける、

苔むした涸れ沢は岩が滑るので慎重に下った。
ダイモンジソウが沢の両側にたくさん群生している。

その先のくぼ地に咲くヨツバシオガマ。
まだ花が全然痛んでいない。

くぼ地を彩るモミジカラマツの群生地。

康新道分岐で待っていたマスさん達に合流。
水分補給して、ここからは往路を戻る。
朝方、日差しの影になって見えなかった七ッ釜滝の一部が確認できた。

花の状態が良いチョウカイアザミ。

七ッ釜避難小屋が見えてきた。
距離的にはここがちょうど半分の行程になる。

七ッ釜避難小屋から雪田草原の急坂を御田に向かって下る。
まだ祓川ヒュッテは遠い。

次に賽の河原上部の雪渓が残る沢筋を下る。

タッチラ坂の長い下りが終わり、ようやく竜ヶ原湿原と祓川ヒュッテが見えてきた。

この日も登山のあるあるで、下山すると山頂が見えるパターン。
夏の鳥海山は毎回こんな感じだ。

暑さでかなりきつい登山となったが、咲き誇る花々を愛でながらの歩きは楽しかった。
やはり鳥海山は花の名山である。
GPS軌跡。

山行のエッセンスをまとめた動画です。
コメント
コメント一覧 (4)
早朝出発から長距離を運転して、暑い中、標高差1000mを越える往復登山。そしてまた帰り着くまで、ご苦労様でした。
秡川コースは歩いてみたいと思いながら、登山口までの距離の長さがネックで、結局歩けないままになっています。
遅い時期まで花の綺麗な良いコースですね。
私なぞは前泊や後泊など組み合わせて、行けたらいいなあ、という感じですかね。
今回も湿度が高く、また大汗かかされた山歩きでした。
祓川登山口は鬼首経由だと鉾立より近いですよ。遠いと感じる人が多いようです。
流石に遅くまで雪が残る鳥海山。花の量に圧倒されます。
祓川ヒュッテに前泊すれば楽に登れると思います。
前回歩いたのはもう7年も前。
涼しければまだ歩けるかな? (^^;)
日帰りだとキツイので祓川ヒュッテに前泊すれば登れると思います。
泊りの荷物は駐車場が近いので、車に戻せばいいですし・・・