23日はマスさんと一緒に登山をする予定だったが、前日の夜まで行く山が決まらなかった。
南東北は午後から雷雨の予報だし、北東北も日本海側しか晴れない感じ。
いろいろ悩んだ結果、気象庁が発表した岩手県の三陸地方が晴れ、の予報を信じて、2009年3月以来久しぶりの再訪となる鯨山を選んだ。
【 8/23 鯨山(609m) 岩手・北上山地 】
陸中海岸青少年の家~山田コース登山口~403m峰(四等三角点・四十八坂)~390峰~大沢川コース分岐~鯨山~大沢川コース分岐~大沢川渡渉点~陸中海岸青少年の家
三陸道山田北ICから下道を走行し陸中海岸青少年の家の駐車場に乗り入れる。
天気は曇り。鯨山は雲に隠れて見えない。完全に天気予報は外れ。
陸中海岸青少年の家に置かれた登山届を書いてスタート。

南東北は午後から雷雨の予報だし、北東北も日本海側しか晴れない感じ。
いろいろ悩んだ結果、気象庁が発表した岩手県の三陸地方が晴れ、の予報を信じて、2009年3月以来久しぶりの再訪となる鯨山を選んだ。
【 8/23 鯨山(609m) 岩手・北上山地 】
陸中海岸青少年の家~山田コース登山口~403m峰(四等三角点・四十八坂)~390峰~大沢川コース分岐~鯨山~大沢川コース分岐~大沢川渡渉点~陸中海岸青少年の家
三陸道山田北ICから下道を走行し陸中海岸青少年の家の駐車場に乗り入れる。
天気は曇り。鯨山は雲に隠れて見えない。完全に天気予報は外れ。
陸中海岸青少年の家に置かれた登山届を書いてスタート。

営火場へ登って行く道の先に登山口がある。

営火場って何の事はないキャンプファイアーを行う場所を指すのですね。
中央に火を焚くためのファイアーサークルがある広場を通り抜けた奥に登山口がある。

2009年の時にも建っていた登山口の案内図。
だいぶ色あせてしまったが、今は「健康のみち」とはHPにも書かれていない。

登り始めは雑木林の中をを急登する。

標高300m付近から岩が露出した道に変わる。
同時に雲の中へ入ってしまった。

ロータリーの森と書かれた廃道が右へ分岐する。
今はロータリーの森なんて場所は存在しない。

稜線のT字路に出たところで水分補給。
湿度88%。風がなく蒸し暑い。
T字路からいったん下り、登り返すと四等三角点(点名・四十八坂)がある402.7mピークに着く。

その後、稜線の左手にブル道が並行して走るアカマツ林の中をアップダウンを繰り返して進む。
390mピークの標識。地形図では標高400mの付近だが。

森の中なので、ガスって景色が見えなくても残念な気持ちにはならない。

登山口から鯨山まで3.3kmと書かれていたので、ここで半分以上の距離を歩いた訳だが・・・

大沢川コース分岐へ下る手前の小ピークで、マスさんが推しのバンドのライブを予約するため、15分以上休憩を取る。電波が届く場所で良かった。
大沢川コース分岐へ掘れた滑りやすい急坂をロープ便りに一気に下る。

大沢川コース分岐のある鞍部。
ここからが鯨山登山の真骨頂だ。

植生がアカマツの植林地から雑木林に変わる。
急にコエゾゼミの蝉時雨が賑やかになる。

やがてロープが張られた左斜面がカラマツ林の急坂の登りになる。

いよいよ山頂が近づいてくると、鎖が設置された岩場を何度か越える。


あまり滑らない岩質のため、見た目より登りやすい。

最後の岩場を越え、鯨山神社が祀られた山頂に着く。
生憎のガスで太平洋や船越半島、波板海岸などの展望はまったくない。
鯨山の山名の由来は下記の通り。
『昔々この地に流行り病があった時、大槌の浜に大鯨が打ち上げられた。村人がこぞってその肉を食べると流行り病は快方に向かった。その時、通りかかった旅人がその肉を分けてもらって旅を続けると、別の村でも流行り病で苦しんでしたので、その鯨肉を与えると病は同じように快方に向かったらしい。
どこでその肉をもらったのが旅人に聞くと、「高くて目立つ山があるところで肉を分けてもらった、まだその山の近くの浜に鯨が打ち上げられているはずだ。」と言う。村人は高い山と鯨をキーワードに探すと件の鯨は直ぐに見つかった。その時より目立つ高い山は鯨山と呼ばれるようになった。』

神社の周りにママコナの花がたくさん咲いていた。


山頂の三角点は頂稜南端のブロック造りの小屋?の後にあるが、山名標識がある鳥居の前の広場が休憩には最適だ。

広場の西側に群生するホツツジ。

広場にたくさん置かれたブロックに腰掛けて、マスさんお手製のタルト『 パイナップル・マンゴー・ヨーグルトプリン』を食べる。結構ボリュームがあり、一人2ヶ食べたらお腹がいっぱいになった。

帰路は大沢川コース分岐まで往路を忠実に戻る。
山頂直下の鎖場は慎重に通過する。

急なロープ場が終わった先でマスさんがミヤマウズラの花を見つけた。
山中、この一株しか咲いていなかった。

分岐を右折して大沢川コースを下る。
源流と思われる場所に大きなスギの木が生えていた。

その先で荒れた林道に変わる。
途中、登山道は左に分れる。

小さな流れの大沢川を渡渉すると、すぐに広大な伐採地に出る。
振り返る山頂はこの時点で未だ雲に覆われていた。

伐採地の荒れたブル道を下る。
この伐採地にはカリガネソウの大群落があった。
写真左手の薄い紫色に見える草がすべてカリガネソウ。
この群生地はしばらく続いた。

風に揺れるカリガネソウ。
全然止まってくれないので上手く撮影できない。
なおカリガネソウは、環境省のレッドリストには指定されていないが、開発や園芸採集などの影響で個体数が減っており、秋田県、山形県、宮城県、福島県などでは絶滅危惧I類などに指定されている。
またカリガネソウは全草に異臭が有り、鹿も食べない臭い草とも言われている。

カリガネソウの花のアップ。
なお、鯨山は三陸復興国立公園のみちのく潮風トレイルルートなので植物の採取は厳禁だ。

雨で洗堀さて荒れたブル道が終わる手前の場所にツチアケビが生えていた。
鮮烈な赤が離れた場所からも見えた。

そう言えば以前歩いた時に大沢川コースの下部の雑木林には大規模な原木シイタケの栽培地があったはずだが、今回歩くとその栽培地は無くなっていた。
林道出口から車道を少し登り、最後に階段を登ると陸中海岸青少年の家の駐車場に戻れた。

登山靴を脱いで、駐車場の外水道で顔を洗っていると、今まで山頂を隠していた雲が飛んで山頂が見えた。結果的に今回も登山のあるある状態に陥ってしまう。
この山、標高は609mと低山の域を出ないが、累積標高差は700mと登り甲斐があり、変化に富んだ山だと改めて感じた。

駐車場の一角から海に浮かぶタブの大島(右)と船越半島の一部を見る。
手前の道路は三陸道。

帰路、この日の一番の目的だった道の駅山田おいすたに立ち寄り、山田町名産の牡蠣(冷凍)と山田醤油を購入した。その後、走行車両が多く、時々50km位の低速走行を強いられた三陸道を南下し帰宅した。まあ終始ガスガスで取材にはならなかったが、機会があれば展望が利く日に再訪したい山である。
GPS軌跡。

動画です。

営火場って何の事はないキャンプファイアーを行う場所を指すのですね。
中央に火を焚くためのファイアーサークルがある広場を通り抜けた奥に登山口がある。

2009年の時にも建っていた登山口の案内図。
だいぶ色あせてしまったが、今は「健康のみち」とはHPにも書かれていない。

登り始めは雑木林の中をを急登する。

標高300m付近から岩が露出した道に変わる。
同時に雲の中へ入ってしまった。

ロータリーの森と書かれた廃道が右へ分岐する。
今はロータリーの森なんて場所は存在しない。

稜線のT字路に出たところで水分補給。
湿度88%。風がなく蒸し暑い。
T字路からいったん下り、登り返すと四等三角点(点名・四十八坂)がある402.7mピークに着く。

その後、稜線の左手にブル道が並行して走るアカマツ林の中をアップダウンを繰り返して進む。
390mピークの標識。地形図では標高400mの付近だが。

森の中なので、ガスって景色が見えなくても残念な気持ちにはならない。

登山口から鯨山まで3.3kmと書かれていたので、ここで半分以上の距離を歩いた訳だが・・・

大沢川コース分岐へ下る手前の小ピークで、マスさんが推しのバンドのライブを予約するため、15分以上休憩を取る。電波が届く場所で良かった。
大沢川コース分岐へ掘れた滑りやすい急坂をロープ便りに一気に下る。

大沢川コース分岐のある鞍部。
ここからが鯨山登山の真骨頂だ。

植生がアカマツの植林地から雑木林に変わる。
急にコエゾゼミの蝉時雨が賑やかになる。

やがてロープが張られた左斜面がカラマツ林の急坂の登りになる。

いよいよ山頂が近づいてくると、鎖が設置された岩場を何度か越える。


あまり滑らない岩質のため、見た目より登りやすい。

最後の岩場を越え、鯨山神社が祀られた山頂に着く。
生憎のガスで太平洋や船越半島、波板海岸などの展望はまったくない。
鯨山の山名の由来は下記の通り。
『昔々この地に流行り病があった時、大槌の浜に大鯨が打ち上げられた。村人がこぞってその肉を食べると流行り病は快方に向かった。その時、通りかかった旅人がその肉を分けてもらって旅を続けると、別の村でも流行り病で苦しんでしたので、その鯨肉を与えると病は同じように快方に向かったらしい。
どこでその肉をもらったのが旅人に聞くと、「高くて目立つ山があるところで肉を分けてもらった、まだその山の近くの浜に鯨が打ち上げられているはずだ。」と言う。村人は高い山と鯨をキーワードに探すと件の鯨は直ぐに見つかった。その時より目立つ高い山は鯨山と呼ばれるようになった。』

神社の周りにママコナの花がたくさん咲いていた。


山頂の三角点は頂稜南端のブロック造りの小屋?の後にあるが、山名標識がある鳥居の前の広場が休憩には最適だ。

広場の西側に群生するホツツジ。

広場にたくさん置かれたブロックに腰掛けて、マスさんお手製のタルト『 パイナップル・マンゴー・ヨーグルトプリン』を食べる。結構ボリュームがあり、一人2ヶ食べたらお腹がいっぱいになった。

帰路は大沢川コース分岐まで往路を忠実に戻る。
山頂直下の鎖場は慎重に通過する。

急なロープ場が終わった先でマスさんがミヤマウズラの花を見つけた。
山中、この一株しか咲いていなかった。

分岐を右折して大沢川コースを下る。
源流と思われる場所に大きなスギの木が生えていた。

その先で荒れた林道に変わる。
途中、登山道は左に分れる。

小さな流れの大沢川を渡渉すると、すぐに広大な伐採地に出る。
振り返る山頂はこの時点で未だ雲に覆われていた。

伐採地の荒れたブル道を下る。
この伐採地にはカリガネソウの大群落があった。
写真左手の薄い紫色に見える草がすべてカリガネソウ。
この群生地はしばらく続いた。

風に揺れるカリガネソウ。
全然止まってくれないので上手く撮影できない。
なおカリガネソウは、環境省のレッドリストには指定されていないが、開発や園芸採集などの影響で個体数が減っており、秋田県、山形県、宮城県、福島県などでは絶滅危惧I類などに指定されている。
またカリガネソウは全草に異臭が有り、鹿も食べない臭い草とも言われている。

カリガネソウの花のアップ。
なお、鯨山は三陸復興国立公園のみちのく潮風トレイルルートなので植物の採取は厳禁だ。

雨で洗堀さて荒れたブル道が終わる手前の場所にツチアケビが生えていた。
鮮烈な赤が離れた場所からも見えた。

そう言えば以前歩いた時に大沢川コースの下部の雑木林には大規模な原木シイタケの栽培地があったはずだが、今回歩くとその栽培地は無くなっていた。
林道出口から車道を少し登り、最後に階段を登ると陸中海岸青少年の家の駐車場に戻れた。

登山靴を脱いで、駐車場の外水道で顔を洗っていると、今まで山頂を隠していた雲が飛んで山頂が見えた。結果的に今回も登山のあるある状態に陥ってしまう。
この山、標高は609mと低山の域を出ないが、累積標高差は700mと登り甲斐があり、変化に富んだ山だと改めて感じた。

駐車場の一角から海に浮かぶタブの大島(右)と船越半島の一部を見る。
手前の道路は三陸道。

帰路、この日の一番の目的だった道の駅山田おいすたに立ち寄り、山田町名産の牡蠣(冷凍)と山田醤油を購入した。その後、走行車両が多く、時々50km位の低速走行を強いられた三陸道を南下し帰宅した。まあ終始ガスガスで取材にはならなかったが、機会があれば展望が利く日に再訪したい山である。
GPS軌跡。

動画です。
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